『アベノミクス』に想うこと・感ずること②~大丈夫かな「未来の日本そして日本人」~ | にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ~入道のブログ

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20年間の苦しくしんどかった体験が私に構築してくれた「私の『生きること・働くことそして経営すること』への『想い』」。それを書き連ねていきたいと思います。

(前回からの続き、です)


●アベノミクスで頻繁に用いられているフレーズが

「インフレターゲット」「2%のインフレターゲット」。


●政府と日銀が二人三脚で同じフレーズを共有し

ている、これまでにはある意味で考えられなかった

状態になっています。


●その実現のための一つの施策が日銀が市中

行が保有している日本国債を買い取ること

流通する「お金」を増やしていくこと

で産業・経済を活性化させていく、こと。


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●新しいこと、ではありません。

中学が高校で学びました。買いオペレーション

(買いオペ)したでしょうか。


★でも・・・ここで単純な疑問が心に浮かんできます。


★「ただ」では買い取ることはできない、と、すれば

「そのお金はどこから」??


マスコミ報道によれば、2年間で約100兆円の

長期国債の買い上げそして新規発行国債の

約70%を買う・・・・。


★日銀、日本はそんなに使える「お金」を貯めてあ

るのでしょうか??あったのでしょうか?

(私の認識不足であれば謝ります、その方が嬉しい)


★日銀のひとつの機能に「日本銀行券(=円:お金)

発行および管理」と言う項目があります。


★まさか、新たにお金を発行してそのお金で、では

ないと思うのですが、買いオペレーションに必要

お金はどこからどう工面してくるのか何を原

資とするのかを明確にすることも必要だと思いま

す。


●さて、脱デフレ=2%のインフレターゲットを実現

いくめたに「円安」がいい、のだと言われ続けマ

コミ報道もそうなのですが、改めてなぜ「円安」が

い、のだろうかについて自分なりに考えておきた

思います。


◆結論的には「現在の日本はまだ『輸出』に支え

れている国」なのだということになる、と思います。


◆でも、ここでも感ずる疑問は「これから未来も日

は戦後からずっと変わらず『輸出』を国の成り

立ちの柱」にしていくのだろうか、と言うことです。


今は確かに「輸出」が好調になれば国も富ん

のだと思いますが、次の世代・次の次の

世代、未来の日本も同じなのでしょうか


いつまでMADE in JAPANでいくので

しょうか。いける、のでしょうか。


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★私は分岐点が「そろそろ」、日本の、日本(国際)

経済の成り立ちの変革を明確にしていく時期なの

では、と感じております。


昨年の「円高」時期に苦労して「変えていこう」

、「円高でも元気な会社創造」の動きに入らざる

えなかった、変革の入り口に入っていた各企業

動きがアベノミクスによって中断、過去の動き

なってしまっている現象、企業トップの「考動」

非常に気になります。


★もし、私がまだ企業トップを務めていたら、逆に

アベノミクス効果(利益)を原資として上記の企業

変革のスピードを一気にあげる動きを全社一丸

で行う、決断をしていた、と思っています。



●頭と心を整理しておきたい、と思います。


●「円高」と「円安」とは一体どんなことなのか。

  ふたつの状態で単純に描いてみたいと

  思います。

   ① 1ドル=80円

   ② 1ドル=100円


◆もうご存知のことの繰り返しとなりますが頭と心

整理と言うことでお許しいただければ、と思いま

す。


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●①から②のレートに変わるのが「円安」

    1ドル 80円→100円

 逆に②から①に代わるのが「円高」

    1ドル 100円→80円


●上のシートに簡単に嬉しい顔悲しい顔マークを

入れてみました。


●そして、「輸入」と「輸出」の二つの行動に分けて

記してみました。


   円高  輸入  笑顔  輸出 悲しい顔


      1ドル100円が1ドル80円に


      (輸入)

       1万円で買っていた100ドルの商品が

       8千円で買える

      (輸出)

       100ドルで売っていて1万円もらえてい

       たのが8千円しかもらえなくなる


   円安  輸入 悲しい顔  輸出  笑顔

      

       1ドル80円が1ドル100円に

 

      (輸入)
        100ドルの物が8千円で買えていた

        のに1万円必要になる

       (輸出)
        100ドル売って8千円もらっていたの

        が1万円もらえることに。


日本は「輸出」にかかわる人たち、会社だけで

なく「輸入」に関わっている人たち・会社も存在

ています。


★現実的に既に、日本の電力産業とか輸入商品

・製品・食料品などを扱っている企業では「利益減」

「値上げ」の状況になってきています。


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(2013.05.01日経朝刊)


電気は「輸出商品・製品」を形作るに必要不

可欠な原価、でもあります。値上げして輸出して

も「円安」であれば、なのでしょうか。


★でも・・・・・

 あたりまえですが、一般家庭など「輸出価格に転

できない」電気消費は値上げを受け入れるだけ、

となってしまいます。


★国内販売の商品・製品の価格もアップしていくこ

になってまいります。



★「値上げ」は「価格を上げること」ですので単

脱デフレとはなるのでが、高くなった電気、

あるは、高くなった商品を購入するための給料

がまだあがってはいない・・・・

やはり、裏で?一方で「悲しい顔」をしている人たち

がたくさん、存在していることも心に留めておく必

がある、そう感じます。


そちらへの「対応」をどうしていくのか、しっかり

示されていない、と思います。


◆抽象的で私は嫌いなことば、なのですが正に

綜合的に勘案して」『今は円安歓迎なのだ

思います。


今は」なのだと想うのです。

◆でも・・・・未来を考えた時に、不安を正直に

います。


●その不安・疑問の入り口は

あたりまえに「為替」を考えてとなります。


●「円安」「円高」・・・・・・・あたりまえに考えた時に

どちらがいい、のでしょうか?

どちらを「目指していく」のでしょうか。


●日本が経済的に強い国」になるということは

はどうなる、と言うことなのでしょうか。


●前回も書きましたが為替レートは本来の「国力」

とかからかけ離れてしまった『ゲーム的交換レー

となっているように思いますが、こんな時にこそ

「あたりまえ」に考えていくことも必要なのだと感

じます。



●「円高」「円安」、この日本語表示を英語では、

どう表現しているのかをちょっと調べてみました。


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★単純に

「STRONG」(高)と「WEAK」(安)。

  強いと弱い、なんです。

 

すごくすごく単純に考えます。

WEAKより STRONGがいいのでは・・。


★「円高」を求めていくものなのでは・・・・。

日本の国力が富んでいけば「円高」になってい

ものなのでは。そんな動きが自然なのでは・・

??


◆そして、これも単純に「ドルと円の交換レート」と

て為替レートをみれば1ドル100円よりは1ドル

80円の方が円の価値があがっていいのでは、

なんて思います。


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1ドルのものを購入するのに100円必要だった

が80円で購入できるようになった。同じ100円

使え1ドル25セントの物が購入できるようにな

った、これが1ドル=100円⇒80円の円高なのでは。


◆ドルを「国際通貨」と位置付ければ「円高」は日

は「金持ちの国になる」と言うことなのでは?

これも単純に思えます。


●でも、そうじゃない?:「円安」を追い求める日本??


★直近の日本の置かれている現実から脱する、

近々のための施策であれば理解できますが、

「未来を考えること」を忘れてしまってはいけな

、と想うのです。


★一方で、ややこしく?しているのはもはや「国力」

で「為替レート」が形成されているのではない

ということだと思います。


★現状、為替レートは刻々と変化しています。

国力がそんなに刻々と変化するなんてことは考え

れません。


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●大変に妙な表現で恐縮なのですが、為替レート

投機(敢えて「投資」とは言いません)ゲーム」

の世の「交換レート」になってしまっている、の

では。


●今更、「金の保有残高に基づくレート」なんてこ

言うつもりは全くありませんが、正直、今の「為

レート」は誰が何を基準として決めているのか

ものすごく疑問を感ずるところです。


★あたりまえになっている「刻々と1秒の間にも変

している為替レート」、これっておかしくないので

しょうか。そう考えることがおかしい、のでしょうか。


●逆に考えます。


●世界中での「円の買い」と「円の売り」の情勢

よって「レート」は変わっています。しかも前述しまし

たように「刻々と」。


●これができるようになってしまったことに私は「お

しさの源」があるのでは、と思っております。

人間をおかしくさせたがあると想うのです。

そして未来に向けて改めて考えることも必要なので

は、とも感じています。


    「これからの為替レート」の在り方


        固定相場制

           ↓

          変動相場制

              ↓

            ??????????


   変動相場制

   外為市場(マーケット)における当該通貨に

   対する需要と供給=買いと売りの関係に

   任せてレートを自由に決める制度


★私が社会人になったころは「固定相場」でしたの

「変動相場」になってからたぶん、まだ40年そこ

そこなのでは・・・。調べてみました。


★国際的に「変動相場制」になったのは1976年

その3年前の1973年日本を含んだ先進各国

変動制に切り替えていました。


●私はこの世界の素人・・。背景にはさまざまなこと

があったとは思いますが、あえてここではそれを調

べることはしないで、「何で今のような投機的な形

の外為マーケット」、私の表現で言えば「外貨ゲー

ム的マーケット?」になってしまったのか、何で瞬間

瞬間でレートを変化させることができ.るのかを私は

考えることにしました。


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●私の答えはひとつ「通信とコンピュータ技術」、

まとめてしまうと「IT技術」の発達、これなくしては

今のような「ゲーム的マーケット」は維持することは

できません。日本国内の「株式マーケット」も全く同

だと思います


★「通信とコンピュータ(=IT)の驚異的な技術革

新があったからできること」「できていること」

なんだと思います。


★20世紀間もなく終わりのころから21世紀の

今まで、「この40年」でしかやられていないこと

なんです。


●でも!!この40年が「人間は生活(=社会で生きる)

からかけ離れた『欲望』を満たす」ゲーム化経済

社会にしてしまった、のではないのかと感じてしま

います。


◆私の表現ですと「生活経済から欲望経済へ」、

経済に『金儲けゲーム』を組み込んでしまった

のではとなります。


◆40年前の固定相場の時代、私が社会人生活

をスタートした42年前(1971年)、パソコンどころか、

コピーは青焼き、携帯電話もファックスも、確か

「電卓」もなかった、

仙台出張は夜行寝台で・・・


◆でも、そんな状況でも企業は国際ビジネスを

営んでいましたし、国内外の出張もありました。


◆忙しかったけれども言い切れば「人間性一杯」

の時だったと思います。それが今・・・・

「IT技術」の使い方を誤ってしまった、のではと

感じてもいます。


人間が「技術を使っていた」「技術を人間生活の

『手段』としてきちんと使っていた」状況が、いつの

間にか、わずか数十年の間に、

「IT技術に人間が使われてしまう」??状態になっ

しまっているのではないのでしょうか。

私は素直にそう感じています。


◆「人間から人間らしさを取り去ってしまった

大きな要因が「IT商品」だとも思っています。

  コンピュータ・携帯電話・・・・


★でも、「IT商品・製品」に責任はありません。

責任はそれらを使う「人間の心」にあるのです。

私、そう思っています。


★「実生活を豊かにしていくために・人間性を増し

ていくために」の物差しで改めて考える時期にきて

いるのではないでしょうか。


★「脱ゲーム化社会」。「人間中心の生活社会」

へ。



●ゲーム・・・・この言葉で学生時代に学んだ「ゲ

ムの理論」を思いだしました。


●ゲーム理論の前提は

  各人は自己の利益を最大化するように行動

   す

  ・その時に各人は合理的に判断して自己の戦

   略決定する

  ・他者=競争相手のとる戦略を予想して自己の

   戦をたてる・・・

こと。


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●単純化してしまえば「ゲームはゼロサム」、

「勝ち合計はチャラ(=ゼロ)」。

みんなが勝つゲームはないのでは。


社会をこんなゲームの世界にしてはいけな

い、のではと改めて感じております。


現実』と「通信とコンピュータが創りだした

バーチャルな世界』が混在しており、徐々にと

言うか、勢い持ってバーチャルが現実を飲み込

始めているのが今、」。言い過ぎなのか、とは

思いますが正直にそんな気持ちにもなっておりま

す。

             (次回更新に続:けます)


    今回も最終行までお眼を進めていただきまして

           ありがとうございます。


      アベノミクスからちょっと離れた感じもする

         今回の終わり方となりましたが

      このまま次回も「続き」を書いていきたいと

               考えています。

            自分の「想い」に正直に。


            ありがとうございます。


         にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ

              入道(入村 道夫)