●アベノミクス、黒田バブル・・・・・。最近の報道
で良く目にし、耳にすることば。
●アベノミクス効果、黒田バブル効果での「直近、
足元の状況変化に喜んでいる日本人」。
●この言葉に踊っている?たくさんの日本人、そして
報道姿勢に「何かおかしいぞ」「まずいぞ」、「今、
未来の日本をどうしていくのか」「未来の日本の
デザイン」を語り合い、『未来の日本人のために
日本をどんな国にしていくのか』の『未来議論』を
きちんとしていかないとまずいのでは・・・・。
★そんな想いが私の心の中で大きくなってきていま
す。
★そこでアベノミクス発表以降に日本?について私が
感じて思っていることを自分のこころに正直に、書き
とどめておこうと思います。
●私の想いを明らかにしていく前に「お断り・ご確
認」をしておきたいと思います。
●アベノミクスを否定するものではありません。
自民党安倍内閣をあれこれ言うものでもありま
せん。
●長く続いていた「日本のデフレ経済状況」から
迅速に脱却していくことを『目的』として考えますと、
アベノミクス政策そして日銀黒田総裁の「2%インフ
レ目標宣言」はすごく思い切った施策、勇気ある
挑戦、だと私は感じております。
●私の「何か変だぞ」「おかしいな」「大丈夫かな」
の想いはアベノミクス効果の足下の「円安」
「株価高」だけを喜んでいる?企業経営者、たく
さんの日本人そして「未来議論の必要性を報じ
ていないマスコミ」に対してのもの、であることを
冒頭にお断りそしてご確認いただきたいと思いま
す。
★私はアベノミクスは、足元直下の状態を変え
ていくための、短期的な施策だと認識しています。
そのように認識していきたい、と思うのです。
★言葉を変えて自分に問いかけてみたい、と思い
ます。
★アベノミクスで『30年後、50年後、未来の日
本への日本人の動き=身体と頭、心に汗をどこ
でどうかいていくのか』が明確になっているのか。
★アベノミクスの『次』こそが大切なのにその提示
そして議論がない。
●単純に。
未来の日本、明日の日本を考える時にもずっと
『円安』を前提としていくのでしょうか。ずっと『円
安』でいけるのでしょうか。「日本を国際社会の
一員」としてあたりまえに捉えた時に、それが可能
なことなのでしょうか。
◆そしてもっと易しく言えば
『円安は本当にいいのか』と言う問いかけになり
ます。
●今、世の中が明るくなってきている、アベノミ
クス効果?がある間に「何をしていくのか」「どん
な状態に耐えられ繁栄し続けていく日本企業
そして日本であるために今、アベノミクス恩恵を
どこにどう使っていくのか」を明確にしていかな
いとまずい、と私は思っております。
●そうしないと仮にまた「元気のない経済状況」
「元気のない日本」になった時には・・・・
多分、『安倍さんが悪い』『自民党が悪い』・・と
きっとマスコミは報道する、その報道に乗っかって
動く日本人といった図式、「自分以外に責任を見
つけ出そうとする日本人の悪い面』がまた出て
きてしまう、と思います。
●お断り・確認に文字数を使いすぎたかな、とは
思いますがある意味でこの断り・確認こそが私の
感じていること、想いでもありますので敢えて冒頭
に書かせていただきました。
●では、これから私の想いを今少し落とし込んで
いきたいと思います。
●全ての入り口は昨年末、2012年12月の第
46回衆議院議員総選挙の結果、自民党が大勝
したこと。国民が期待して任せた民主党にNOを突
き付けたことになります。
●ですから、まだ半年も経過していない、のです。
●アベノミクス、既にみなさまも知っておられること
ですのでここで説明することは差し控えたい、と思い
ますが、何でアベノミクスとなったのか、この背景に
これから私が書いていきたいと思っています私の
想いが連なりますのでそこだけを。
●単純に言い表したい、と思います。
★「脱デフレ」。
★長く続き日本を日本人から笑顔を奪った?デフレ
ら迅速に脱出していくための手段としてアベノミ
クスがある、そのために「円安」と「株価高」の
状況を現実化していく、それがアベノミクスだと、
私は認識しています。
●「脱デフレ」=インフレ実現となります。
●政府そして日銀は一致して「2%のインフレ」を目
標として動きだしました。
●そのためにも「円安」状態を形成していくこと、と
なる訳です。
★足元脱出のために、
これを「目的」としてと考えればすごく思い切った
勇気ある挑戦・決断がアベノミクスなんだと私は
感じます。
★現実に「円安」そして「株価高」の状況になってい
る、のですから。
★今の私の疑問、想いの入り口・・・・・
それは「なんでアベノミクス宣言だけで」
言い過ぎだとは思いますが、一夜にして!!「円安」そし
て「株価高」になるのか、と言う単純なことから、です。
★企業変革なく「株価高」の状況が形成されされて
いる現実からの「未来に対しての不安」です。
●昨年は一時、70円台そしてもしかしたら60円台
突入の可能性も、の状況にあった「ドル円レート」は
昨今では「ほぼ100円」の円安に。
4/26 98円59銭
●そして日経平均株価も14000円を覗えるまで
に高くなってきています。
4/26 1万3884円13銭
●その状況を日本人は喜んでいる、それは直近の
内閣支持率76%!!に現れています。
★わずか、1,2か月の間に日本人、日本企業
そして日本は「何をしたのでしょうか」。
「何か新しいことをした」「新しいことができそう」の
「自己変化」「自己変革」をしたのでしょうか。
★「新しい『つくる』をしたのでしょうか」」!???
★新しい「つくる」。「つくる」は「3つのつくる」。
漢字であらわすとわかり易くなります。
◆作る・造る・創るの3つです。
◆3つの内、どれかひとつでも「新しい『つくる』」を
したのでしょうか。
●4月15日に発売され今も在庫不足増刷待ち、
村上春樹さんの新著には新しい「つくる」がある、
主人公が「多崎つくる」さんなのですが・・・・
経済社会を考えれば「何も変わっていない」「何
も変えられていない」のでは、と思うのです。
◆日本人は、日本企業は、日本は「何も変わって
いない」変わったのは「政権」だけなのでは。
●でも現実として「円安」となり「株価高」になって
いる、ここに疑問と危惧を感じております。
●「つくる」、漢字では3つだと書かせていただきまし
た。英語では私は「2つ」が適当か、と思っています。
●PRODUCE(PRODUCT)とCREATEのふたつで
す。新しいプロダクト、新しいクリエイトを土台として
株価高が形成されているのなら理解できる、のです
が、それはありません。
●むしろ、昨年の「円高」状態が続いていた状況
下で、「明日のために『これまで』から脱却して、
どうしたら円高でも強い企業にしていけるのか」
に強制的にでも挑戦しなければいけない状況に
企業経営者がおかれ、
嫌々?にでも『企業変革への挑戦』を始めていた
のにアベノミクス効果によってその動きはストップ、
掃き捨てられてしまっている現在の状況に対して、
「未来を考えた時にこれで、アベノミクスだけで
いいのだろうか」、との疑問を私は感じてしまうので
す。
●同時に「円安」と「円高」はどちらがいいのか、
改めてこんなところも考えて動きを決めていかなけ
ればダメ、「今も良くて未来もいのか」のものさしで
みていくことも必要なのでは、とも思います。
(次回に続きます)
長く長くなりそうですので
今回だけでなく後1~3回でまとめてみたい、と
思います。
今回も最終行までお眼を進めていただきまして
ありがとうございます。
「自分たちの明日」がよくなればいい、
このものさしだけで
考え動いてはいけない、と
思っています。
「30年後、50年後の未来の日本人、未来の日本」
のために「今、自分たちは何をしていくのか」
これをものさしにしていきたい、
そう思います。
今の自分たちの利益よりも
未来の日本全体に
判断のものさしを置くべきなのではと
感じ続けているのですが
いかがでしょうか。
次回に続きを書かせていただきます。
ありがとうございます。
にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ
入道(入村 道夫)








