介護って何?介護の対象とする人は高齢者・障がい者だけなのかな!? | にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ~入道のブログ

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20年間の苦しくしんどかった体験が私に構築してくれた「私の『生きること・働くことそして経営すること』への『想い』」。それを書き連ねていきたいと思います。

2000年4月に当時社長を務めさせていただいていた

コスモスライフ(現、大和ライフネクスト)として「介護事業」

を開始した時、このビジネスをスタートさせようと考えていた

時から考え続けていた(続けている)ことがあります。


それはまとめてしまうと

『介護は特別なものなのではなく人間生活そのものに

あたりまえに存在しているもの』との認識です。


今回はそのあたりの私の想いを記していこうと思います。




介護、介助って何なのだろうか。

その対象となるのは高齢者・障がい者だけなの

だろうか?


違う、と思うのです。


決してそんなことではなく、いわゆる健常者に対

だって心身に対する『介護・介助の心』は

日常的に存在しているし、そして職場にも社会

にも本来的にあるはず、なくてはおかしいもの

と思います。


「俺は健康だ」と思っている人だって、偉そうに

「俺は自分の力で生きているんだ」なんて言って

いる人だって実態は、すごくたくさんの人たちの

有償・無償の支援を受けている、これが真実な

のです。


ただ、「支援・介助・看護」を受けていると感

じていないだけなんです。


お金を払って何かを買うとか、楽しむ・・・今

自分に不足なものを補ってもらう、これこそ

実は「介護・介助~有料で自己実現、自分

らしい生き方実現のために支援を受ける

そのものだと思いますし、

そう思われませんでしょうか。


私たちにそんな意識<<他人(誰か)に助けら

て今の自分の生活があるて意識>>が

ないだけ、なんですよね。


だから、この意識をいつも心にきちんともって生

きていく、仕事にあたっていけばずいぶんと

「優しい職場・優しい会社そして優しい社会」

になれる、と私は思い続け実践し続けてきてい

ます。


人間だれでもが持っている「二面性」がある、と

思います。


それは『助け・助けられ』の関係です。


人間は誰だって一人では生きていけない、大勢

人たちの助けがあって初めて自分の今日・

自分の生が成り立っている、このあたりまえの

事実をきちんと認識することが生きていく上でも、

仕事をしていく上でも必要なことだ、と私は思い

ます。


たとえば、一日を思い浮かべてください。


誰の助けを借りることなく一日が過ごせます

か!?


さきほどまで寝ていたペット、布団は?

顔を洗って口をすすいだ水は?

朝ごはんは?

今、身につけている服は?

履いていこうとする靴は???

・・・・・・・・

・・・・・・・・


そして、一方で

自分が存在することで必ず他人(だれか)

の助けになっている、役にたっている。


これが真実、事実、なんです。

そして

これが人間社会の変わらない真実、

       変わらない当たり前」なんです。


他人(だれか)の役にたっている、

           誰かから「ありがとう」の

   想いを抱かれている、と感じる生き方、

それが人間らしい生き方なのだと私は思うの

です。


人生って助けられたり(A)、助けたり(B)

繰り返しなんだ、とも想います。


この世とサヨナラする時には   

     A<Bの状態で。


これが私の人生感情であり、人生勘定?でも

あります。


  人生ってずっと幸せ探し・夢探し

     でも自分一人では

     幸せにはなれないし

      夢も実現できない

         でも

     誰かの助けがあれば

    実現していくことができる。

        だから

     人生ってずっと人探し

                   (by入道)


だから、

み~んな「要介護者・要介助者」であり同時

「介護者・介助者」でもあるんです。


だから

介護・介助って決して特別なもの、2000年

の介護保険法によって新しく生まれてきた

理念なんかじゃないんだ、と私は心から想い

ます。


そして

『手取り足とり、何でもかんでもやってあげる

のが介護・介助ではない。大切にするべきは

「相手の生き方・人間性」であり、その人の

自立・その人らしい生き方への支援』と心に

置き続けていきたいと思います。


大切にするべきは「その人の生き方」であり

「その人らしさ」、それを無視して自分の生き

を押しつけるなんてことはもってのほか、だ

想います。


その人の生き方・その人らしさを大切にした上

で、自分は何をサポートできるのかを考え、実

行していくことが必要不可欠なことんなですね。


「その人らしさを実現していくために自分が

何をサポートしてあげられるのか、サポート

していけるのか」を考え実行していくこと、

人生でも職場でも必要なことは全く変わり

ない、のです。


大切なのはいろんな形で出ている

「<助けて欲しい>のシグナルを『こころ』で

敏感にタイムリーに感じとり、

即座にサポートの行動をすること」。


言葉でいえば「感性」とか「思いやり」とかの表

現になる動きだと思います。


他の人の心の状況を敏感に、しかもその人

立場になって考えられる力、です。


ビジネスでの「お客様満足」の入口も実はここ

ある、と思います。


お客様の心の状態を敏感に感じとれることが

お客様満足の動きのスタート。


人間は助けて欲しい時には何らかのシグナル

発しているもの。


ただし、

そのシグナルは目に見えることはほとんど

なく無言のシグナルである場合がほとんど


この無言の「助けて、お願い」シグナルを

感じとることができるのかここが重要ポイント

です。


表面にあらわれてしまった時には

「何でわかってくれないんだ」

と一挙に「怒り」にまで昇華してしまうもの、

でもあるんです


今、その場でその時に敏感に!!!

私の思う感性のポイントです。




  今回も最終行までお見えいただきまして

        ありがとうございます。


                 ホームヘルパー(2級)

                    入村 道夫