●間もなく師走大晦日の時節となり今年もインフルエンザの
季節、改めて「健康」に気を配らなければ、と心新たにされ
ておられ方も多いのでは・・・。
●そこで今回は26年強前、私が36歳、多分リクルートの経理部
次長(だったと思います)の時に時の全社マネジャー会議に注意
を呼び掛けるべく自分らしくまとめた『企業にはびこる症候群』を
思いだしだし書いていこうと思います。
(注)以下〇〇病とか◇◇症候群とか記しておりますが、
あくまでも私が勝手に考え名付けたものであることを
お断りさせていただきます。
「企業にはびこる症候群
社会の上位者がかかり易い症候群」
症候群:いくつかの症状が兆候が一緒に現れ、
原因が複数または不明な時に使われる言葉。
●この症候群は別名「常識欠乏症」「正常感覚麻痺症」とも言える
ものであり、長くその企業・職場そして職にあると強い自己制
御力を持っている人間以外には強烈な勢いで感染してまい
ります。
●上掲のシートのように原因は
まとめてしまいますと「あたりまえ感覚の欠乏」
=「人間感覚欠乏」だと私は考えております。
★これを原因として大きくは「4つの『症』」として現れて
まいります。
●「金銭感覚麻痺症」・「不感症」・「感染症」
そして「過分症」の4つ。
★では・・。具体的な病名と代表的な症状は次のとおりです。
☆ ☆ ☆
俺だけじゃないんだ症候群
指摘されると「なんで俺だけ、他の人間だって
やっているじゃないか」と居直る。
この症候群に入るものとしては「過分症」とか
「金銭感覚麻痺症」などがある。
とりあえず症候群
とりあえず、その場しのぎの対処だけで、その後の
本来やらねばならない最終対応を忘れてしまう。
「責任逃れ症」「緊急脱出依存症」などがこの
仲間。
わかりゃしないよ症候群
誰にもわからないからやっちまえ、と勝手な動きを
自然にしてしまうことが特徴。
後で「チェックしなかった、チェックできなかったアイツ
が悪いのだ」と決して自分では責任をとらないのも大
きな特徴である。
「おれは偉いんだ病」「失敗は他人が悪いんだ病」
と似ている。
利益が出りゃいいんだろう症候群
利益がでているんだから、ゴタゴタ言うなが口癖となる。
たまに「うるせえな」の言葉がつくこともある。
特徴的にはその利益をだすために実は本人は何もして
いない場合がほとんどである。
当人がいなければもっと利益は大きくなると言う特徴を
持つ。
飲ませりゃいいんだ症候群
マネジャーが陥り易い病気。
メンバーは飲ませておきゃいいんだ、メンバーは「酒」で
マネジメントできると思いこんでいる。
しかも自分の財布からの自分の金ではなく必ず領収書・
請求書を会社宛てにもらうことが特徴のひとつである。
「心欠乏症」とも言う。
自分自身が酒好きなマネジャーがより陥り易い病気でも
あり「俺だけじゃないんだ症候群」とか「過分症」、「公私
混同症」を併発するので特に注意を要する。
ムチうち症候群
「利益でていりゃいいんだろう症候群」の前段にみられる
症状であり、自身がメンバーをサポートすることができな
いのに、とにかく「目標達成しろ」「達成しないのはお前の
せいだ」と叫び続けるのが特徴的な症状。
処方は簡単な病気である。
人に叫び散らす前に「自分でやること」「自分でやってみせ
ること」を習慣にしていけばすぐに治る。
オウム病症候群
この病気にかかった場合、
言語の特徴は「わかった、わかった、だから今回だけ」
とか「わかっているけど今回だけは」などが一回だけでなく
何度も繰り返えされることが特徴である。
「とりあえず症候群」と症状は似ている。
ほっとけ症候群
「いいよ、いいよ、ほっとけよ。そのうちあいつらも忘れる
から」の言動に特徴がみられる。こり症状が続くと自分が
「ホオッテおかれてしまう」ことが自覚できない。
別名「時の流れに身をゆだね症」ともいう。
柔軟性欠乏症候群
特に決算期とか締め日近くに多く見られる症状であり、
「金銭感覚麻痺症」「飲ませりゃいいんだ症候群」「利益でて
いりゃいいんだろ症候群」と併発的に発病する。
期初にたてた予算が余っているからとか、使わなければ損的
な行動に特徴がある。
目的を見失う、自分に都合のよいことだけを全面に掲げ、
全社とか他人の状況を全く気にしない金の使い方にも特徴が
みられる。
『会社の金だから病』ともいわれている。
●会社・企業の中で、人間が陥り易いことを病気として書いて
きましたが、いかがでしょうか。
★社会でも全く同じなのでは、と私感じております。
★国のリーダー層、地域のリーダー層・・・・。
●心あたり(=自覚症状)がある方は
すぐに言動を正せばすぐに治ります。
☆そしてこれらの病気の最高の処方は
『事前の予防と定期的な自己感知』と
『日常的なお互いでの注意のしあい』
であり、お互いでの注意のし合いが美容器進行、拡大を防ぐ道
でもあります。
●会社でも社会でも、「お互いにお互いの状態を注意し合いたい」
と思います。
●これらの病気・症候群の感染力はすごいものですので、対応は
「気づいたときに気づいた人が」警告することが予防の入口でも
あります。
★これらの症候群は広く「会社だから症候群」あるいは「常識欠乏症」
とくくられているものでもありますので、共通で処方箋を書くとすれば
「世の中のあたりまえの常識の心で検診する習慣をつけること」
「会社のものさしのプラックボックスに陥らないこと」「気づいたら
間髪おかずに処置すること」など簡単なことになります。
★「健康に運営されている会社
そして社会を構築していきたい」ですね。
