●『残業の勧め』!!このタイトルで読まずに蹴っ飛ばされる
ことがないように先ずは「注意書き」を。
★このタイトルの「残業」とは「超過勤務」を表す残業の意味では
ありません。
★私がこれも30年ほど前に「自分の想い」として気づき、いつも
心に置いておきそれ以来実践しようとしていること、
『「業」を残そう』と言うことでの「残業」です。
●今回のテーマの入口はいつも深く考えることなく使っている
『業』って一体何なんだろうか、と私が感じたところにあります。
そこでその時に辞書を調べてみました。
業(ぎょう) なすべきこと。仕事。わざ。
暮らしの手立て。生業。職業。
学問。技芸。
(仏語)人間の身・口・意によって行われる
善悪の行為
<大辞泉>
業(ごう) 身体・言語・心による人間の動き、行為。
人が担っている運命や制約。
<大辞林>
業(ぎょう) 仕事。業務。職業。
学問や技能を身につけようとすること。
勉強。
<大辞林第二版>
●これらの「辞典にはこう書いてある」、の書き出しでは私の
「想い」ではないので筆を進めることができません。
●辞書を眺めながら、私の心に
「生きていること」(人生)に、そして「仕事においても」いたる
ところにその人らしさ・自分(らしさ)を残すこと、これが
『残業』なのでは・・との想いが浮かびました。
★「自分が活きている(た)跡?をきっちりと残せるような
生き方・仕事そして経営」をしていこう、と言うことになって
きます。
||◆言葉を変えるなら「活き活きと『自分らしく』生きていく
こと、仕事をしていくこと・経営していくこと」と同じであると
思います。
●ただ漠然と一日一日を重ねていくのではなく、
毎日毎日に「目的」を明確に設け
その目的を達成していくために創意工夫=自分の足跡=じぶん
らしさ=を重ねていく、そうすれば、そうなればそこに生きている、
そこで働いている、そこで経営している自分の価値を他人評価
ではなく「自分で見出せる」のでは、と思うのです。
●話を仕事に展開して考えてみます。
●
自分(貴方)が担当している仕事の
「しんどい部分」「嫌な部分」「辛い部分」については
自分自身で創意工夫して頭と身体そして心に沢山の汗を
かくことで変化させ、
その仕事を他の人に引き継ぐ時には
自分が引き継いだ時よりも
もっと楽しく楽に仕事ができる状態にして引き継ぐ
●これが社内の約束事的になっていれば、その会社の一人ひとり
は活き活きとしており、社内のビジネススピートもきっと早くなっ
ていくことと思います。
(私、実際にそうやり、そうお願いをしてきておりました)
★自分が感じた「嫌さ」「しんどさ」「つらさ」を
そのまま次の人に引き継いではいけない、
のです。
★「自分の存在価値がありません」。
私はそう思います。
●そんなものさしで東日本大震災後からの日本を見ると・・・・
「今、自分たちの世代だけで何とかしよう」でまとまってはおり
ません。
●自分たちの将来では決着つかず、今のちっちゃな子供
たち、更にまだ生まれていない、これから生まれてくる
子供たち・・
私の表現で言えば「未来人の人達」に『つけ』を
押し付けようとしているような気がしてなりません。
●それは多分、トップの腹が固まっていないから、が一番の
原因だとも感じています。
★国会もなんでこのような事態の時に与党だ、野党だ、過去の
ほじくりばかりで『先への「国会一体感」が全く感じられない』
サビシイ現実。
★簡単に書いてしまえば、
「未来の人達にこのつけを背負わすのはやめよう。
今、活きている大人、私たちみんなで負担を分け合いながら
しんどさを共有して可能な限り短期間で決着したい。
今のまだ物事判断のつかない子供たちや
これから生まれてくる人達に
この重たいつけを廻すのはやめよう。
辛さ・しんどさを今の私たち全員で共有することになりますが
日本の未来人のためにどうか一緒に行動して欲しい』・・
こう言い切り世の中にその具体策を
「力強く提示するリーダーがいない」・・・そう思います。
●時間の経つのをまってそのまま引き継げば
「自分自身はほっとする」かも知れません。
●でも、それは私のなりの表現をすれば
『涙を流す主体を
自分から他人に変えただけ、
変わっただけ』であり
その仕事の実態は何もかわってはおりません。
●自分が担当したことが何も「活きていない」!!。
嫌な状態から自分が逃げただけ、他人に「押し付けた」だけ・・
なのです。
★こんな仕事のやり方をしていてはダメ。
自分が楽しくないですし、
「自分がその仕事を担当させてもらった価値がない」。
これが私の変わらない考え方であり仕事への姿勢。
★自分自身の創意工夫=変化への挑戦=によって
「今より楽しく楽に面白くして次の人に引き継ぐ」、
こんな動きが「残業」の状態なのだと思います。
★仕事に自分が自分の身体と頭そして心に流したたくさんの汗と
場合によっては流した涙の結晶がしっかりと残っている、
自分の流した汗と涙が他の人達の笑顔の基となっている、
一人ひとり、自分が担当した証拠が足跡が創意工夫として
その仕事にしっかりと残っている、
そこまでひとつの仕事に本気で全身・全心を入れ込む、
トップ自からがそんな動き、
「残業にこだわる集団」の組織・会社・社会で有り続けたいと
思います。
●「文句をいっているだけ」では何も変わることはありません。
何も変わりはしません。
自分を含めて多くの人達が嫌な想いを重ねて行くだけです。
◆嫌なことは自分だけでいい、じゃないですか。
◆嫌な状態を変えていくためにの「提案」=創意工夫=があってこそ
「変化が実現できる」のだと思います。
★そして創意工夫、変化の主体は「自分」なんです。
自分を変化の主役・主体におくことで初めてできるのが
創意工夫なんだと思います。

