2011年マスコミ報道から想うこと・感ずること③~何かおかしい!大丈夫か日本(人)~ | にんげん・しあわせ・ゆめ・こころ~入道のブログ

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20年間の苦しくしんどかった体験が私に構築してくれた「私の『生きること・働くことそして経営すること』への『想い』」。それを書き連ねていきたいと思います。

●今回は「節電」に関してのいまひとつの「おかしいな」、

  そして次回④に書こうと思っています

  「ではどうしたらいいんだろう」につなげる想

  記していきたいと思います。

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●「節電」の二文字を用いれば絶対服従しなければいけない、

 といったように不思議なチカラをこの二文字は持ってしまい、

 この言葉を使えば極論全てが許されるような空気が日本国中に

 ・・。


●魔法の言葉、拒否できない魔法の言葉」。


●そしてこの言葉にある意味でチカラを与え一気に拡げていく動き

 に拍車をかけたのがやはり「マスコミ」だと思います。


●連日連夜の「電気予報」と「節電の仕方」「こんな節電グッズがあ

 る」繰り返し。

 誰も「節電に疑問なんか持たない、持ってはいない」を前提として

 いるような気持ちにもなりました。

 


●さて、今一つのおかしさは「節電をする側」と「その影響を受け

 る側での「あたりまえのやりとり」がないのでは、との

 私の想いから生まれたのものです。


家庭内であれば「節電する人」と「節電影響を受ける人」が

 イコーなのでここで書かせていただこうとしている「?」の感覚

生まれてはきません。


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交通機関では「間引き運転」「平日も休日ダイヤ運転」「駅構内

 の照明間引き」「エスカレータ運転休止」『社内冷房の中止・28度

 設定」「車内照明の間引き」・・・・・・・・


賃貸オフィスビルでもほぼ同様に例えば「5台あるエレベータの

 うち3台の運転休止」「室温の高め設定」「共用部照明の間引き」・。


ホテルもそうです。照明消してエレベータも停めて、空調落として

  ・・利用者(=お客さま)には迷惑をかけている、のです。


◎利用者に多大な不便をかけ、一方で事業としてみると「結構な金

 電気代の節約(=原価ダウン)」になるのですが、それをその

 一部でも不便な状態を強要している利用者側に戻す、還元

 するなんて動きはみられませんでした。


●そして利用者側もただ「仕方ねえな」で済ませている・・。

 これでいいのでしょうか。


乗車運賃の割引・値引き

          賃貸オフィス管理費の割引・値引き

 提供側が利用側に料金設定に見合うサービスが提供で

 きなのですから、それを考慮しての、例え月に100円

 でも下げる・戻す動きがあたりまえなのでは?


仮に私がトップでいたら「お客様に対しての上記のような動き

 の指示」をする(していた)と思います。


●利用者側からの指摘・要求があれば違ったのかも知れない、

 利用者側(お客さま)から何も動きがなかったから、そんな動き

 になっていない、のだと思います。


●マスコミが24時間流し続ける「節電」の魔法の言葉の

 「魔法」かかってしまっていた(,る)のでは・・・。

    文句を言ってはいけない、従え・・何も考えるな・・??


★でも!!

 私の経営信念からすると

 『ビジネス・企業経営ってそんなものではない』、言いたく

 なります。


★お客さまから何も言われなかったら何もしない、のではなく

 「いつもお客さまの心のちょっとだけでも前に動く」のが経営、

 ビジネスのあたりまえ、なのではないでしょうか。

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◆さて、これまで節電に関連しての私の素朴な?疑問を書いてきま

 したが起こってしまったこと、終わってしまったことに対してどんな

 に沢山書いても事実は変わりません。


◆そこで、ここからは「では、どうしたらいいんだろうか」

 ついて書いていこうと思います。


◆では、どうしたら。


◆私はマスコミをどうしようこうしようと考えることはいたしません。


◆マスコミが世の中に提供している(ニュース・記事==報道)のは

                 『情報』。


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◆この『情報』にヒントあり、と思います。


「IT」「I」です。INFORMATION TECHNOLOGY。

 このブログでも社会をおかしくしてしまったのは「行きすぎた技術」

 「手段としての技術を目的化してしまった」など「T」に関しての

 問題提議をしてきています。


◆その一方の「I」に対しての問題定義になります。

 そしてここに「これからにむけてのひとつのどうしたら」が見え

 てまいります。

★実は私、もうかれこれ40年以上前から「日本人の『情報』

 対す考え方がおかしい」とずっと想い続けております。


★すごく単純に表現してしまいますと

 日本人は水とか空気と同じように「発信される情報は正しい

 安心していい」と刷り込まれてしまっている、

 思いこんでしまっている、思います。


★もしかしたらマスコミの責任よりも私も含めて受け手側である

 日本人全員の責任の方が大きいのかもしれません。


●私、昭和62年受験の情報処理技術者資格の「システム監査技術

 者」試験の「論文の部」?にも書いて提出したような記憶があります。


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●日本の国家資格である「情報処理技術者」。

 この名称にとっても大きな疑問を私は持ち続けています。


★なんでものすごく危険な情報が「処理」なんだろうか、と言う

 ことであり、この言葉を国自らが使っていることへの私からの

 警鐘でもあります。


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●「情報」はとてつもない『危険物』である。

 で、あるがゆえに情報ごとに慎重に慎重に『取り扱う」ことが必要

 なのです。これが私の情報に対しての40年以上変わらぬ考え方

 です。


●同じ国家資格ですがガソリン等に関しては「危険物取扱」の名称

 がついています。


処理だけでなく取扱と言う言葉を知っているのに

   なんで情報処理としたのだろうか、

                  疑問に感じてなりません。


●そして、ここに日本全体の「情報に対する考え方」の弱さがある

 のだと思います。

●危険の質は異なりますが

 「情報」はもっと危険度が高く、その影響範囲は

 とてつもなく大きいんだと思うのです。(使い方によって)


◎情報化、ネット化社会で世界はひとつ、地域時間差のない時代に

 なっているのですからよけいに「怖い」、

 『情報は「ものすごい『武器・兵器』にもなる」、

 だからこそ私たちは情報に怖さを感じながらつかうことを

  あたりまえにしていかなければ思います。


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◎いきなり技術的に考えるのではなく、

    先ずは心のあたりまえから考えていく、のでしょうか。


技術的に考えると難しくなります。

例えば携帯電話のフィルタリング技術。

私の感覚ですとそんな対応のために頭で難しく考え、それで稼ぐ

ではなく「そんなサイト自体を存在できなくさせる」

「仮にアダルトサイトを存在させるのであれば

アクセス一回5万円とのとてつもなく高額特殊サービス」に

強制的にしてしまえばいいだけなのでは・・・と思ってしまいます。


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 情報の発信側も情報の受け手側も

   「取り扱う情報」に慎重に慎重になるべき、

                        なんです。


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●誤った情報、賞味期限の切れた古い情報を使えば

      「強烈な死にいたる(かもしれない)食あたり」が

                    あるのです。

●しかもネット時代の現代、その強烈な食あたり範囲は

        一挙に地球全体ともなりかねない

                        これが現実なのです。



●そんなことから簡単に考えると

 「情報」「ネットの世界」にも

 「ユニバーサルデザイン」(誰にでもやさしい)

 思想の発揮と実現が求められると私、感じています。


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●「UDの7原則」の最初にある『どんな人でも使えること』。

 マスコミの伝える情報が全てその「発信者が責任をもって

 内容を保証する正しい情報」であれば、と感じます。


★内容は時として「勘違い・誤りがある」とも思いますので

 その時には間髪いれずにその情報の発信マスコミが

   世間にはっきりとわかるように謝ること、そして訂正する

 勇気を持つこであると思います。


★「情報の発信側が自分の発する情報に

        『責任を持つ』」ことです。


◎でも・・・・おかしくありませんでしょうか。

 「これってあたりまえのこと」

 なんですから。違いますでしょうか。

●「情報は「正しいか正しくないかなんて気にすることなく

      処理するもの」と定義づけてしまった」日本人

 心を変えていく時期が来ている、早くやらないとダメだ

 そう想います。


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もしかしたら「マスコミも犠牲者」なのかもしれません。


●意図してなのか、意図しないで何も考えないでなのかは

 わかりませんが・・

 マスコミと言う手段を用いて情報と言う武器で

  血を流すことなく肉体的な痛みを与えることなく

  「日本人の一人ひとりの心に入りこみ、

       一挙にではなく徐々にその気にさせていく」

と言ったような状態をあたりまえにしてはいけない、のだと

私は強く感じております。


ものさしは「賢さ」ではなく「やさしさ」です。


情報システムに対する私の評価も単純です。

  1988年システム部門担当取締役時代から明言し続けて

  きています。


   ・どれだけ多くの人達に笑顔を提供できるのか、

    提供しているのかで私はシステムの評価を行う。

   ・例え、どんなに賢い最先端の技術を用いている

    システムであったとしても

    多くの人達の涙の上にしか成り立たないような

    システムを私は絶対に評価しない。  (入道)