3/19(土)21時 世界ふしぎ発見!
『アンチエイジングも!花粉症も!脳も! 知られざる腸内細菌パワー!』
が放映されましたが、ご覧になりました?
いえ、見てなくても構いません。
私も腸内細菌のすごさや、腸内環境を改善する乳酸菌の働きに
あらためて驚きましたので紹介します。
腸内細菌が便秘や下痢、肌荒れにも関係していることはご存知の
方も多いですよね。
番組では、その他にアンチエイジング、花粉症、認知症予防まで
関係しているとの内容でしたのでビックリです。
ミステリーハンターは、ヨーグルトの原点であるブルガリアに
行って取材していました。
さすが、ブルガリアだけあって料理や飲み物にも毎日ふんだんに
ヨーグルトが使われています。
ブルガリアではヨーグルトの年間消費量は、一人当たり約30kg
というからすごいです(日本は約6.5kg)
●発酵食品のすんきに含まれる乳酸菌で花粉症を改善
木曽の漬物に”すんき漬け”というのがあります。
これは、赤かぶの葉を塩を使わず乳酸菌発酵をして作る伝統的
な漬物です。
この漬物には乳酸菌が数10種類も含まれており、その中で
sn26株はアレルギー予防・軽減効果はあることが元信州大学の
教授により発見されました。
この番組ではこの乳酸菌を使って作られた乳案菌発酵豆乳を
花粉症に悩む人に飲んでもらい、同じく花粉症に悩む若手
芸人に飲んでもらっての検証がされていました。
花粉症が改善される理由は、sn26菌を摂ることによって
アレルギーの発症と関係するIgE抗体の産生が抑制される
ためと分かっています。
●腸内細菌が作るエクオールでアンチエイジング
腸内細菌がつくる物質にエクオールという物質があるのが
発見されました。
エクオールは、腸内細菌の一つであるエクオール生産菌が
大豆イソフラボンに含まれるダイゼインをもとに作るもの
です。
エクオールは女性ホルモンと似た働きをするもので、
更年期障害の改善、しわを少なくする、美肌を作るなど女性
にはうれしい効果があります。
ところが、ふしぎなことに誰でもがこのエクオールを作る
ことができないのです。
大豆を摂っても欧米人は3割、日本人は5割りの人しか
エクオールを作れません。
エクオールが作れる体質なのかは、検査キットで簡単に検査
できますので、気になる方はチェックしてみてください。
自分がエクオールを作れないとしっても、心配はありません。
自分で作れない人でも、サプリメントで補給すれば同様な効果
が期待できるとされています。
●腸内細菌は認知症とも関係があるの?
腸は第二の脳ともいわれ、脳や精髄からの指令を受けなくても、
臓器を動かすことができます。
それは、小腸や大腸には神経細胞がたくさんあって、脳に次いで
2番目に多いので第二の脳といわれる理由です。
脳と腸とは約2000本の神経線維でつながっており、脳の指令が腸に
いくところもあれば、逆に腸が感じたことが脳にも伝達されます。
その他に臓器が単独に動かすことができる機能を持っています。
腸内細菌が認知症とも関係があることを立証したのは、香川県の
医師です。
発酵食品である「甘酒」を使って、認証の症状を改善しようとする
試みです。
老人ホームで認知症の症状のある人に毎日コップ1杯の甘酒を
摂ってもらい、便通や認知症の症状に変化がでるかを検証しました。
その結果、約半分の方にお通じ、認知症の改善があったという
ことです。
肌荒れやお通じを改善する