安倍首相の憲法改正意向の表明について
5月3日の憲法記念日に次のようなニュースが流れた。
安倍首相 憲法改正し2020年施行目指す意向を表明
5月3日 15時02分(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170503/k10010969831000.html)
安倍総理大臣は、東京都内で開かれた憲法改正を目指す市民らの会合に寄せたビデオメッセージの中で、憲法を改正し2020年の施行を目指す意向を表明しました。また具体的な改正項目として、戦争の放棄などを定めた憲法9条に、自衛隊に関する条文を追加するほか、高等教育の無償化などを例示しました。
(以下略)
安倍首相が憲法改正に前のめりなのは、憲法改正が自民党の悲願であるから、このようなメッセージは一見当然なのかもしれない。しかし、自民党の日本国憲法改正草案(http://constitution.jimin.jp/draft/)にこだわらないようなので、自民党内での合意ができてるかは疑問である。
安倍首相の憲法改正メッセージは日本維新の会や公明党の支持を得やすい方向(ハードルを下げた)にしている。あわよくば、民進党の改憲派も取り込もうとしているのだろう。
安倍首相が憲法改正の方向性を示すことで、リーダーシップがあると感じる人も多いだろう。また、朝鮮半島の緊張が憲法改正に有利に働くことも想定しているのだろう。
安倍首相の自らの憲法改正のメッセージによって、 国民の関心を憲法改正に向けさせることが重要だと考えているのではないか。
なぜなら、森友学園の問題については、すでに、次のようなニュースがあるかである。
朝日新聞デジタルでは
森友の国有地取得、財務局が手助け 書類の案文も添付
2017年4月27日21時01分
(http://www.asahi.com/articles/ASK4V6SQ9K4VUTFK01F.html)
学校法人「森友学園」(大阪市)の国有地売却問題で、財務省近畿財務局が売買契約締結までの手順を書いて学園側に渡した資料の詳細がわかった。学園が提出すべき申請書類の案文を用意。財務局長あての要望書案では、学園の立場から「特例」を求めていた。財務局が学園の国有地取得をお膳立てしていた構図が浮かび上がってきた。
(以下略)
森友の録音記録巡り追及 財務省側「本人かわからない」
2017年4月28日12時05分
(http://www.asahi.com/articles/ASK4X315ZK4XUTFK006.html)
森友学園(大阪市)への国有地売却問題で、財務省幹部が昨年3月、学園との土地取引について「特例」と学園の籠池泰典氏に述べた音声データについて、財務省の佐川宣寿理財局長は28日午前の衆院財務金融委員会で「どういう風にでき上がったものなのか承知していないので、確認は控えたい」と確認を拒否した。
(以下略)
籠池氏、また新証言 「後ろ向きだった契約が突然…」
2017年4月28日12時18分
(http://www.asahi.com/articles/ASK4W7D4XK4WUTIL078.html)
「交渉を昭恵先生に報告していた」「それを近畿財務局にも伝えていた」。森友学園への国有地売却問題で、約1カ月ぶりに公の場に姿を現した籠池泰典・前理事長が28日、また新たな説明を始めた。聞いていた民進党の議員らには、驚きが広がった。
(以下略)
と報じている。
これら報道から、佐川理財局長の国会答弁が信用できないことが明らかとなり、財務省や首相夫人である安倍昭恵氏の関与の可能性が高まり、安倍昭恵氏の証人喚問の必要性が改めて認識される状況になってきた。
もし、安倍昭恵氏の証人喚問が実現すれば、安倍政権にとって相当なダメージとなり、安倍退陣論も高まる。
GW明けの国会で野党が森友学園の問題を追及する可能性が高いが、憲法改正の重要性を声だかに叫ぶことで、安倍首相は追及しにくい雰囲気を醸し出したいと思っているのだろう。
民進党の中には、細野豪志衆議院議員のように、改憲に賛同する者もいる状況では、野党の足並みは乱れるかもしれない。
憲法改正の雰囲気だけではなく、改正点が憲法9条に、自衛隊に関する条文の追加と、高等教育の無償化だけなのか、具体的に明らかにならないと何とも言いずらいのだが、しかし、安倍政権での憲法改正は基本的に反対だ。なぜなら、テロ等準備罪(共謀罪)での金田勝年法相の国会答弁のように、憲法改正においても、与党は同じように不誠実な説明に終始する可能性があるからだ。
「一般人も捜査対象」答弁を修正=「共謀罪」で法務副大臣
(http://www.jiji.com/jc/article?k=2017042800642&g=pol)
盛山正仁法務副大臣は28日午前の衆院法務委員会で、「共謀罪」の構成要件を改めた「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に関し、一般市民も捜査対象となる可能性があるとしていた21日の答弁を修正した。盛山氏は「説明の意図は金田勝年法相と同じだ。誤解を与えたとすれば申し訳ない」と述べた。
盛山氏は「嫌疑が生じたグレーの人もクロと確定されるまではシロで、『一般の人』と呼ぶことができると考えた」と釈明。金田氏が「一般の方々を捜査するものではない」とした先の答弁については、「組織的犯罪集団と関わりのない人という意味だ」と説明した。(2017/04/28-11:47)
まず、森友学園の問題の疑惑解明を安倍首相が進んですること、そして、テロ等準備罪の審議でも国民が納得できる説明(誠実な答弁)ができないなら廃案にすることが、政治への信頼回復のためには、憲法改正より優先されるべきだ。そういう視点で国会を見ていくべきだろう。
朝鮮半島有事の緊張感はいつまで続くか
今日、2017年4月25日は、北朝鮮の朝鮮人民軍創建の85周年だそうだ。
日米両政府はこの日に北朝鮮が核実験もしくは弾道ミサイルの発射が実施される可能性があると見ているとの報道がされている。
(米空母と海自、西太平洋で共同訓練 北朝鮮牽制を狙う 2017年4月24日03時02分:http://www.asahi.com/articles/ASK4R3CDXK4RUTIL003.html)
朝鮮半島近海へ向けて航行している米海軍の原子力空母カールビンソンと海上自衛隊の護衛艦が23日、西太平洋の海域で共同訓練を始めた。防衛省が同日、発表した。北朝鮮は25日に人民軍創建85周年を迎える。日米両政府は、この日に合わせて北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があるとみており、共同訓練で北朝鮮を強く牽制(けんせい)する狙いがある。
(以下略)
もし、その通りに北朝鮮が核実験やミサイル発射を実施した場合に日米両政府はどのような対応をするかすでに決めているはずだろう。
安倍晋三首相は24日午前、トランプ米大統領と電話協議を行ったとのこと、
(首相、トランプ氏と電話協議 対北朝鮮「完全に一致」 2017年4月24日11時47分 :http://www.asahi.com/articles/ASK4S3G3HK4SUTFK001.html)
安倍晋三首相は24日午前、トランプ米大統領と約30分間、電話協議を行った。北朝鮮が25日の人民軍創建記念日に合わせ、核実験や弾道ミサイル発射に踏み切る可能性もあるため、強く自制を求めていく方針を確認した。日米首脳の電話協議は今月9日以来で、4月だけで3回目となる。
安倍首相は協議終了後、首相官邸で記者団に「北朝鮮情勢について突っ込んだ意見交換をした。私からは、すべての選択肢がテーブルの上にあることを、言葉と行動で示すトランプ大統領の姿勢を高く評価した。いまだに危険な挑発行動を繰り返す北朝鮮に強く自制を求めていくことで完全に一致した」と語った。
(以下略)
この報道で「すべての選択肢がテーブルの上にあることを、言葉と行動で示すトランプ大統領の姿勢を高く評価した。」とあることから、北朝鮮の行動次第では軍事行動をアメリカが実行することをトランプ大統領が明言し、それを、安倍首相(安倍政権)が支持していることが分かる。
このような発言をすれば、朝鮮半島有事が起これば日本が北朝鮮に攻撃される可能性が増してしまうのはあきらかである。すなわち、過度な緊張を生じるような発言を日米両政府のトップがすることで、日本を朝鮮半島有事に巻き込み見たいとの思惑を感じる。
北朝鮮軍の侵攻により1950年6月25日に朝鮮戦争がはじまり、韓国と北朝鮮は1953年7月27日に休戦している。この戦争には韓国側にアメリカ、他、北朝鮮側に中国、ソ連が参戦もしくは軍事的支援をしている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%88%A6%E4%BA%89
しかし、朝鮮戦争に日本は参戦していない。
このことは重要で、朝鮮半島有事に日本が関わること(アメリカ軍に軍事的な支援をすること)は、朝鮮戦争という朝鮮民族の問題にアメリカとともに日本が介入するとられることになり、このことは、日本民族と朝鮮民族の過去を蒸し返すことになる。
その過去とは、大日本帝国が韓国併合し1910年(明治43年)9月30日に朝鮮総督府の設置し、朝鮮民族を統治した事実である(これは侵略と解されても仕方がない。)(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%93%E5%9B%BD%E4%BD%B5%E5%90%88)
森友学園の問題でも話題なったが、自称右派の人々の中には韓国・朝鮮を見下したり嫌ったりする発言が多い。また、そのような人々が、朝鮮半島有事に日本が関わることに積極的な発言をしている。このことは、将来的に日本がアメリカと一緒になって北朝鮮との戦争することを想定していると取るべきであろう。
仮に、朝鮮半島有事が起きれば、多くの軍人(自衛隊も含む)や一般市民の犠牲者が出る。一部の変わった人を除いて、多くの人がそのような犠牲者を出すことは希望しないはずだ。
アメリカにとって、北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを保有することは許しがたい(脅威)と感じているのかもしれない。その点でアメリカは早く北朝鮮の核開発・ミサイル技術の開発をあきらめさせたいのかもしれない。
しかし、アメリカが北朝鮮との戦争になれば、中国、もしくは、ロシアが直接参戦しなくても軍事的な支援をする可能性が否定できず、長期戦になる可能性がある。しかも、日本がミサイル攻撃されるようになれば、日本の世論も反戦に傾く可能性がある。
そもそも、アメリカはその戦費をどのように準備するのだろうか?湾岸戦争では
Wikipediaによると、
アメリカ合衆国議会の計算によると、アメリカ合衆国はこの戦争に611億ドルを費やした。その内約520億ドルは他の諸国より支払われ、クウェート、サウジアラビアを含むペルシア湾岸諸国が360億ドル、日本が130億ドル(紛争周辺3か国に対する20億ドルの経済援助を含む)、ドイツが70億ドルを支払った。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BE%E5%B2%B8%E6%88%A6%E4%BA%89)
とされる。朝鮮半島有事ではペルシャ湾岸諸国の360億ドルは期待できないのだから、もし、朝鮮半島有事における戦費が湾岸戦争規模であるなら、その分を韓国、日本が戦費を負担することになるだろう。韓国にそのような余裕があるのだろうか。韓国が負担できないとなると、日本が負担することをアメリカが期待している可能性が高い。また、湾岸戦争より大規模かつ長期化するかもしれない(戦費が増える)。
しかし、そのような話は国会でされていない。国民も、受け入れられないのではないか。また、そのような予算はすぐできるものではないだろう。
また、安倍首相は平成29年4月5日(水) に以下のような発言をしている。
本日、北朝鮮がまたも弾道ミサイルの発射を強行しました。安全保障上の重大な挑発行為であり、そして国連安保理決議に明確に違反し、断じて容認できません。強く非難します。この後、直ちにNSC(国家安全保障会議)を開催します。今後、更なる挑発行為の可能性も十分に考えられます。米国や韓国とも緊密に連携しながら、いかなる状況にあっても国民の生命と財産を守るため、万全な対策をとってまいります。(http://www.kantei.go.jp/jp/headline/northkorea201704/kaiken.html)
実際、これまでに、どのようにして生命と財産を守るかは具体的に示されているとは思えない。たぶん、出任せなのだろう。もし、核ミサイルが日本の都市に着弾した場合に、その被害のすべての補償を日本国家(安倍政権)がするはずもない。なぜなら、核ミサイルがどの程度飛来し、被害がどの程度になるかきちんと見積もれない(見積もっていない)からである。もちろん、仮設住宅程度の補償はするだろう。
その一方で、在日米軍基地が攻撃されれば、日本がその復旧を行い、その費用の大部分を負担することになるのではないか。
そもそも、安倍内閣が集団的自衛権を閣議決定したが、現時点で自衛隊が参戦するには法整備が十分整っていない。
このような状況で、戦争に踏み込むほど日米両政府が愚かではないだろう。
すなわち、北朝鮮が核実験、ミサイル発射を行っても、アメリカ軍が大規模に攻撃し第2次朝鮮戦争が勃発するような事態は避けるのではないか。
トランプ大統領の振り上げたこぶしがどの程度の規模であるのか、仮に北朝鮮が何もしなかったら、どのように、振り上げたこぶしを収めるのかは注意深く見守るべきである。
3月21日時点で、トランプ大統領の支持率はCNNによると37%と就任以来最低の水準にあるそうで、朝鮮半島有事により支持率を上げたいと思っているかもしれない。(http://www.cnn.co.jp/usa/35098388.html)
また、トランプ大統領に尻尾をおもいっきり振ってくれる安倍首相が森友学園の問題等で追及されている状況にあることから日本国民に北朝鮮への恐怖心を生じさせることで、集団的自衛権を閣議決定し、軍事費を増やし続けている安倍政権の維持を願っているのかもしれない。
仮に25日に北朝鮮が核実験、ミサイル発射を起こさないとしても、朝鮮半島有事が生じるかもしれないという緊張感を継続させることが、日米両政府にとって好都合なのかもしれない。
今日明日に朝鮮半島有事が生じるように思わせているが、実際は将来的な北朝鮮との戦争に備える(日本が参戦できるようにする)ためであり、経済的に発展した中国への圧力を視野に入れたもの(中国へのけん制)なのかもしれない。
ともかく、北朝鮮が言葉での挑発で終わること、核実験、ミサイル発射がないことを願う。
不安感の中で日本国民が判断を間違わないことを望む。例えば、オレオレ詐欺等の多くの詐欺は不安感を煽り、その状況で、間違った判断をするように仕向けるものである。
(資料)
米空母と海自、西太平洋で共同訓練 北朝鮮牽制を狙う 2017年4月24日03時02分:http://www.asahi.com/articles/ASK4R3CDXK4RUTIL003.html)
朝鮮半島近海へ向けて航行している米海軍の原子力空母カールビンソンと海上自衛隊の護衛艦が23日、西太平洋の海域で共同訓練を始めた。防衛省が同日、発表した。北朝鮮は25日に人民軍創建85周年を迎える。日米両政府は、この日に合わせて北朝鮮が核実験や弾道ミサイルの発射に踏み切る可能性があるとみており、共同訓練で北朝鮮を強く牽制(けんせい)する狙いがある。
政府関係者によると、米海軍の空母カールビンソンと巡洋艦、駆逐艦の計3隻は23日午前、フィリピン東方の西太平洋で海自護衛艦「あしがら」「さみだれ」の2隻と合流した。訓練は数日間の予定で、日本近海へ向けて東シナ海を北上する。様々な陣形をとりながら、通信訓練などを実施する見通しだ。
今回は、「日米間の戦術技能の向上」という訓練本来の目的以上に、共同で訓練したり一緒に部隊を展開したりすることで日米の連携と強い決意を内外に示し、相手国との軍事的な緊張を緩和・抑止する狙いで実施された。「柔軟抑止選択肢(FDO=flexible deterrent options)」と呼ばれるもので、2015年に日米防衛協力のための指針(ガイドライン)が改定された際、新たに協力項目として盛り込まれた。安全保障関連法制とは別の枠組みだ。
カールビンソンは当初、4月末に作戦行動を終えて米国に帰港する予定だった。今月8日にシンガポールから豪州に向けて出港した後、米太平洋軍のハリス司令官が行き先を変更し、朝鮮半島近海に展開するよう指示。その後、豪軍との共同演習に参加していた。防衛省は、カールビンソンの行き先変更の直後から、首相官邸の了承も得たうえで米軍側に共同訓練を打診。「日米間の『あうんの呼吸』で決まった」(日本政府関係者)という。調整のうえ、海自の護衛艦2隻が21日、佐世保基地(長崎県)を出港していた。
海自の護衛艦は3月上旬、米韓合同軍事演習に参加するカールビンソンとバシー海峡(台湾―フィリピン間)の周辺で合流し、沖縄本島と宮古島の間を抜けて九州西方の海域まで航行する訓練をした。同月下旬にも、海自の護衛艦がカールビンソンと東シナ海で共同訓練をしている。(土居貴輝)
首相、トランプ氏と電話協議 対北朝鮮「完全に一致」 2017年4月24日11時47分 :http://www.asahi.com/articles/ASK4S3G3HK4SUTFK001.html
安倍晋三首相は24日午前、トランプ米大統領と約30分間、電話協議を行った。北朝鮮が25日の人民軍創建記念日に合わせ、核実験や弾道ミサイル発射に踏み切る可能性もあるため、強く自制を求めていく方針を確認した。日米首脳の電話協議は今月9日以来で、4月だけで3回目となる。
安倍首相は協議終了後、首相官邸で記者団に「北朝鮮情勢について突っ込んだ意見交換をした。私からは、すべての選択肢がテーブルの上にあることを、言葉と行動で示すトランプ大統領の姿勢を高く評価した。いまだに危険な挑発行動を繰り返す北朝鮮に強く自制を求めていくことで完全に一致した」と語った。
日米両政府は、25日に人民軍創建85周年を迎える北朝鮮の動向を警戒。朝鮮半島近海に向けて航行中の米海軍原子力空母カールビンソンと海上自衛隊の護衛艦が23日、西太平洋で共同訓練を始めた。首相は「引き続き米国と緊密に連携して高度な警戒監視態勢を維持し、毅然(きぜん)と対応していく」とも語った。
日本政府の説明によると、両首脳は北朝鮮に影響力がある中国への働きかけも重要であると改めて確認したという。
「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得問題の根本は思想・良心(信条)の問題ではないか
森友学園理事長籠池氏の証人喚問が23日に行われるようである。
籠池理事長が安倍首相から安倍昭恵首相夫人を通して「瑞穂の國記念小學院」の建設寄付金として100万円を手渡されたとの発言をしている。
一方、菅義偉官房長官は記者会見でこの事実を否定し、安倍首相も記者団に「官房長官から話があった通り」と語っている。
このような、籠池理事長と安倍首相の主張の食い違いが、自民党の竹下亘国対委員長の「首相に対する侮辱だ」との発言につながり、民進党の山井和則国対委員長と電話会談を行い、衆参それぞれの予算委員会で23日に証人喚問を行うことで合意に至ったようである。
「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得問題の根本は思想・良心(信条)の問題ではないか
すでに、「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得問題は、様々な問題や疑惑が派生してきている。多くの問題や疑惑が籠池家の問題に帰着させるべきか。
確かに、塚本幼稚園の愛国教育や虐待の事実や、愛国小学校認可申請・補助金申請・国有地取得に伴う籠池理事長側の様々な虚偽の事実は籠池家の問題としてよいだろう。しかし、「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得は籠池家だけで実現するものではなく、むしろ、「何らかの働きかけ」があったのではないかとの思いが、報道やネット上の情報を見聞きしている国民の間で、日増しに強くなってきているのではないか。
「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得問題では政治家への賄賂の授受は明らかにならないかもしれない。しかし、それは、「何らかの働きかけ」がなかったことを意味しない。
「何らかの働きかけ」とは、特定の政治家による働きかけだけではない、むしろ、「特定の信条を同一にする人脈」が動いていると考えるべきである。そして、その信条とは、明治天皇の教育に関する勅語、いわゆる、「教育勅語」である。
塚本幼稚園では園児たちに「教育勅語」を暗誦させていた。
森友学園の代理人弁護士として裁判所に出廷していた稲田朋美防衛大臣は国会において「教育勅語」に肯定的な答弁をしていた。
そもそも、籠池理事長は日本会議運営委員であったし安倍晋三首相と稲田朋美防衛大臣も日本会議国会議員懇談会会員である。その日本会議会員たちも「教育勅語」を肯定する発言を日本会議でしていることが確認できる。
その他、自称保守・右派も「教育勅語」を肯定する発言が散見される。
ちなみに、神社本庁や新興宗教が支持している日本会議が嫌う社会主義・共産主義とされる左派を彼らは無神論者・唯物論者と見なしているようだが、すべてそのような人物であるとは限らない。また、そのような単純な右派左派の対立があるとして政治をかき回してほしくない。
私は、「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得問題の根本は、賄賂性の問題ではなく、むしろ、思想・良心(信条)の問題であると思う。
仮に、政府や地方行政や学校等が「教育勅語」を強制する(暗誦させる)ようなことがあるならば、その行為は基本的人権の一つである憲法十九条「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」に反すると考えられる。
自民党の改憲草案では基本的人権が制限されてしまう可能性が高い
日本国憲法第十一条 「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は、侵すことのできない永久の権利として、現在及び将来の国民に与へられる。」
日本国憲法第十二条 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」
となっている。しかし、自民党の改憲草案(http://constitution.jimin.jp/draft/)によると、
第十一条 「国民は、すべての基本的人権を享有する。この憲法が国民に保障するする基本的人権は、侵すことができない永久の権利である。」
第十二条 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民は、これを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。」
赤字下線の部分からわかるように、自民党の憲法草案では、「公益及び公の秩序」の前では「自由や権利」は制限されることを意味する。
また、「公の秩序(社会における一般的な道徳観念)」とは「教育勅語」が正にそれであるとされると、「思想及び良心の自由」も制限されてしまう可能性がある。
「教育勅語」を日本人の良心(信条)と考える人々
これまで、「教育勅語」こそ、日本人の良心(信条)とすべきとして運動している人々、言わば「教育勅語」活動家たちこそ、塚本幼稚園のような愛国教育を称賛し、愛国小学校すなわち「瑞穂の國記念小學院」の設立に密かに協力(推進)してきた人々なのではないか。
「瑞穂の國記念小學院」の国有地取得問題が発覚し、その問題の背後関係に世論が関心を持ち始め、それと同時期に、塚本幼稚園の悪い評判、すなわち、職員の虐待や差別的な発言、園児に政治的発言をさせている事実が明らかになり、国有地取得問題とこれらの悪評が大きくなることで「教育勅語」活動家たちの運動の広がりに支障出ることや、自分たちの良心(信条)に親しい安倍政権の弱体化やそれに伴う政治力の低下を恐れ、森友学園と日本会議会員であった籠池理事長だけを悪者に仕立てることで、彼らの人脈の温存を図ったのではないか。
それらの人脈については、なかなか気づくことができなかったが、ここ最近の日本会議についての著書や雑誌、そして、ネットで話題に上るようになり、彼らの運動に光が当てられるようになり、もはや、彼らは愛国小学校の問題から蜘蛛の子を散らすように逃げているところである。
戦前の「教育勅語」による失敗を教訓にすべきである
「教育勅語」は以下のとおりである。
(教育ニ関スル勅語 - Wikipedia.mht:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2%E3%83%8B%E9%96%A2%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%8B%85%E8%AA%9E)
朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ
我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此レ我カ國體ノ精華ニシテ敎育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス
爾臣民父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ德器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ
是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ俱ニ遵守スヘキ所
之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト俱ニ拳々服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ
明治二十三年十月三十日
御名御璽
上記「教育勅語」の下線部分に「父母ニ孝ニ兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ」とありそれと同じ文章中最後に「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」とある。この部分を訳すと導入部分は「親孝行し、兄弟は仲良く、夫婦は仲良く、友達は相互信頼し」とあり、文末は、「いったん、差し迫った事態となれば、正義と勇気を国に奉ずることによって、天地とともに永遠に極まりなく続く天皇・皇室の運命を助け守れ」となる。
この文章の導入部分は、明らかに多くの人々にとって受け入れやすい文章で始まるが、結論(言いたいこと)は、文末の言葉にある。
「親孝行し、兄弟は仲良く、夫婦は仲良く、友達は相互信頼し」が当然大事であるがそれと同じかそれ以上に「いったん、差し迫った事態となれば、正義と勇気を国に奉ずることによって、天地とともに永遠に極まりなく続く天皇・皇室の運命を助け守れ」が大事(皇祖皇宗の遺訓にして尊守すべき)であることを示している。
しかもそれが、「教育勅語」(教育に関するおことば)であることを考えると、戦前、すなわち、大日本帝国憲法下では、天皇・皇室の運命を助け守るということを臣民(国民)に教育の名のもと強いていたのが事実なのである。
その後、「教育勅語」が神聖化され、その思想を背景に1938年(昭和13年)に国家総動員法が導入され、1941年(昭和16年)12月8日には太平洋戦争(アメリカとの戦争)へつながっていったのである。
戦後に、
1947年(昭和22年)には教育基本法(旧教育基本法)が公布・施行されて教育の基本に据えられ、学校教育から教育勅語は排除された。さらに、1948年(昭和23年)6月19日には、衆議院で「教育勅語等排除に関する決議」、参議院で「教育勅語等の失効確認に関する決議」が、それぞれ決議されて、教育勅語は学校教育から排除・失効されたことが確認された。
(教育ニ関スル勅語 - Wikipedia.mht:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E8%82%B2%E3%83%8B%E9%96%A2%E3%82%B9%E3%83%AB%E5%8B%85%E8%AA%9E)
ということである。
(資料)
籠池理事長を23日に証人喚問 自民・民進が合意
2017年3月16日19時49分
(籠池理事長を23日に証人喚問 自民・民進が合意:朝日新聞デジタル.htm:http://www.asahi.com/articles/ASK3J6GKDK3JUTFK01N.html)
(略)
籠池氏は大阪府豊中市の小学校建設現場を視察した参院予算委の与野党メンバーに対し、2015年9月に学園の幼稚園に講演に来た昭恵氏から「どうぞこれをお使い下さい。安倍晋三からです」と言われ、建設寄付金として100万円を手渡されたと証言。「名前は書いていないが、日付が入ったものはある」とも述べた。
これに対し、菅義偉官房長官は記者会見で、「首相に確認をしたところ、『自分では寄付はしていない。昭恵夫人、事務所等、第三者を通じても寄付していない』ということだった」と述べた。昭恵氏が個人として寄付したかどうかは確認しているという。首相も記者団に「官房長官から話があった通り」と語った。
証言を受け、自民、公明両党の国会対策委員長は国会内で会談。「首相に対する侮辱だ」(自民の竹下亘国対委員長)として証人喚問に応じる考えで一致。竹下氏は民進の山井和則国対委員長と電話会談し、衆参それぞれの予算委員会で23日に証人喚問を行うことで合意した。17日に正式決定する。
(略)
森友学園の問題は愛国教育つながりか
森本学園の問題では、鴻池参議員の関与が明らかになり、安倍首相の関与についても疑いは深まるばかりである。
森本学園の問題における新たなキーパーソンとして山口県防府市の松浦正人市長があげられる。愛国小学校の設置認可について森友学園のためにいろいろと口利きしていたのではないか。
松浦市長は教育再生実行会議分科会の有識者になっている。
また、「日本教育再生機構」の理事長の八木秀次氏 (麗澤大学教授)も教育再生実行会議分科会の有識者になっている。
森友学園の籠池泰典理事長と松浦市長とは面識があり、大阪維新の会の中川隆弘・大阪府議は2014年12月に松浦市長を通して籠池理事長を紹介されたとのことである。同学園の籠池理事長から小学校の設置認可について働きかけを依頼され、中川氏は府の担当者に認可手続きの進捗状況を確認。2015年1月に臨時審議会が開かれる予定であると籠池理事長側に説明したという。中川氏は「接触したのはこの1回だけ。金品の授受もない」と話している。
2015年1月27日安倍総理は、総理大臣官邸で教育再生首長会議による表敬を受け、「松浦さんと私は同じ山口県でございますが、「花燃ゆ」で松陰先生が今取り上げられている訳でありますが、正に地方の本当に小さな私塾が日本を変えた訳でありまして、正に地方の教育こそ将来の日本の姿を決めていく、このように思う訳でございます。」と発言している。
2015年3月7日 保守の会顧問の中曽根語良氏主催の「国家再生の集い」が靖国神社で行れた。(ちなみに中曽根語良氏は瑞穂の国小学校の準備室長に就任している)
大阪の塚本幼稚園の籠池主任の教育勅語で始まり、山口県防府市長の松浦正人市長(全国市長会副会長・教育再生実行会議委員)のご挨拶、元特攻隊員(串良基地から二度出撃)の栗永照彦様の講演、中曽根先生の昭和天皇様のご講和、そして塚本幼稚園の籠池泰典園長のお話、そして締めの言葉は保守の会会長松山昭彦が行った。ちなみに国会議員になる前の稲田朋美先生は塚本幼稚園の顧問弁護士だったそうです。
(訂正・追加 2017月3月7日)
松山昭彦氏facebookによると稲田朋美氏は塚本幼稚園の顧問弁護士ではなく、「稲田先生の旦那さんの方でした。」とのことです。松山昭彦氏は新情報を公開してくれましたが、また、デマ情報かもしれません。しかし、稲田朋美氏と籠池理事長は無縁ではない、むしろ、関係があったとのことであろう。
松山昭彦氏facebook(3月5日)より
(https://www.facebook.com/suikourou/posts/1888099921406135)
2015年3月に行われた「国家再生の集い」(中曽根語良先生主催)のことを書いたFB記事が拡散されているようですが、その中で稲田朋美先生が塚本幼稚園の顧問弁護士と書いていましたが、顧問弁護士だったのは稲田先生の旦那さんの方でした。この場を借りて訂正いたします。お騒がせしました。反日左翼の皆さん、残念でした。
稲田朋美氏の偽情報が拡散する結果となってしまったのは、松山昭彦氏の間違いが原因であり、その間違った情報をFacebookで公表していた本人にもその責任がある。
「その情報を拡散した人すべてが反日であり左翼の人であるのかどうか。また、日本人が左翼である場合に反日ということが言えるのだろうか。」との疑問を持たず、「反日左翼の皆さん、残念でした。」とFacebookで公表することは自分がどのような時代錯誤的な思想を持ち、自分にとって気に食わぬ人たちのすべてを反日であり左翼の人であるとレッテルはりをしているのであり、これは一部の指導的立場の人たちが率先して戦争に非協力的な人々を「非国民」と呼んでいた太平洋戦争時代的すなわち排外主義的なものに通ずる思想と行動そのものである。
保守とはこのようにあるべきであると決めて他者を矯正もしくは排除したいと行動し、愛国教育を進めたいのが、現在の自称保守・右派の多くであるとしたら残念である。そのような自称保守・右派が跋扈すれば、日本の進む道は日中戦争・太平洋戦争のような時代に後戻りする道になるのではないか。
列強国に追いつけ追い越せとばかりに全体主義や侵略戦争を進め、その一方で、現人神である天皇陛下を中心とする国家神道、廃刀令、廃仏毀釈等それまでの日本の価値観を壊していった「明治政府設立から第二次世界大戦終了までの日本」が日本史において特異な時代であることを考えるべきだ。
長い目で見れば、本来の日本における保守(文化や伝統すなわち国を守る)とは、あの全体主義時代の思想を堅持する者たちではではないはずである。そして、同じ過ちをしないためにも正しい民主主義教育と正しい歴史事実の認識が必要である。
2015年4月には籠池理事長と松浦市長の対談が月刊誌「致知」に掲載されている。
ちなみに、「日本教育再生機構」が推薦する育鵬社の歴史と公民の教科書((愛国)教科書)を採択させようと自治体の首長を集めた「教育再生首長会議」が2014年6月2日に設立され、その団体の会長が松浦市長である。
育鵬社の公民の教科書には天皇陛下の写真は13枚であるところ、安倍首相の写真は15枚も掲載されているらしい。安倍首相のための(愛国)教科書である。
「日本教育再生機構」は2012年2月26日(民主党政権時代)に大阪で教育再生民間タウンーティングを行っているが、そこに松井一郎大阪府知事と安倍晋三元首相が出席している。
「日本教育再生機構」の顧問は11人いるが、そのうち3人が「日本会議」の幹部役員を兼任し、両者は組織・運動面で密接な関係にあるようだ。八木秀次理事長は「日本会議」の会員である。
森本学園の問題での安倍首相周辺の背後組織として「日本会議」が関係していると言われている。実際、森友学園の籠池理事長も「日本会議」の会員である。
「日本会議」は新興宗教「生長の家」の信者が中心になって創設した右派政治団体(訂正、任意団体)であるとのこと、しかし、現在の「生長の家」とは関係がなくなっている。
私は、戦前、戦中の考えのすべてを否定するつもりはないが、お国のためとの号令で、国民が全体主義的に行動し、多くの国民が戦争の犠牲になり、周辺諸国にも多くの犠牲者を出したあの戦争が、教育勅語の価値観のもと実行されていったことは事実であり、そのような状況は繰り返してはならないと思っている。
人は個性を持っており、思想や能力においても多様性がある、それは、国家観や愛情においても多種多様であることを否定する人はいないのではなかろうか。人を愛するのと国を愛するのとは全く同じではないが、国の愛し方まで教育等で強制(矯正)することは、イデオロギーの右左に関係なく、北朝鮮を例に挙げるまでもなく、まともな国なのかなと疑問に思えてならない。国を思う気持ちを国自身が管理するというシステムこそ、全体主義そのものであり、イギリスの作家ジョージ・オーウェルの小説「1984年」のような社会を意味し断固拒絶すべきである。全体主義は一時的に効率が良くなり国益につながるかもしれないが、国が暴走した時には止める手段がほとんどなく、先の戦争でも、日本の敗戦は濃厚であるにもかかわらず、なかなか、敗戦を認めることができず、2つの原爆を投下されるという悲惨な状況に追いやってしまった。
政治家なら特定の硬直した国家観を持つ国民だけから愛されるような政策ではなく、様々な価値観の国民から愛される政策を実施すべきである。このことは、日本各地の伝統や文化の多様性を認めることに通じるが、しかし、多様性のある移民国家になれという極端な話ではない。少なくとも極端な国粋主義・ナショナリズムや極端な社会主義・共産主義のような価値観の主張だけでは軋轢が深まるだけで長期的に見て国益を損なうだろう。
民主主義国家では、国家が国民を全体主義的に管理するのではなく、多様なたくさんの国民によって国を運営するのであるから、そのための教育とは特定の硬直した国家観を植え付けるような教育ではなく、国を運営する民主主義の背景となる歴史や思想や方法論が大事であり、先の大戦の教訓も生かすべきである。政治家、メディア、言論人も自身のイデオロギーに凝り固まった発言ばかりではなく、イデオロギーのバランスを取ろうとする感覚は必要であろう。
(雑記)
日本会議について詳しいのは、菅野完氏であり、氏の著書の「日本会議の研究 」(扶桑社新書)を読んでほしい。ちなみに、菅野氏のツイッターはhttps://twitter.com/noiehoieである。
日本会議について、ざっくりと知りたい方は
憲法改正を訴える日本会議の「危ない」正体 「宗教右派の統一戦線」が目指すもの
(憲法改正を訴える日本会議の「危ない」正体 AERA 東洋経済オンライン 経済ニュースの新基準.mht:http://toyokeizai.net/articles/-/126794)
をお読みください。
また、動画としては
https://www.youtube.com/watch?v=J2YyfBoKW_I
https://www.youtube.com/watch?v=ipgOnH7cU0E
参考になる。
森友学園のような事例として、安倍首相の親友が経営の学校法人である加計学園の名誉園長に安倍昭恵夫人就任し、しかも、加計学園が経営する大学に約17万平方メートル、開発費も含めると37億円におよぶ土地が無償譲渡される予定とのこと。
(資料)
平成27年1月27日教育再生首長会議による表敬
(http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201501/27kyouiku_shuchou_kaigi.html)
平成27年1月27日、安倍総理は、総理大臣官邸で教育再生首長会議による表敬を受けました。
総理は、挨拶の中で次のように述べました。
「本日は「教育再生こそ地域再生、日本再生の根本」という認識を同じくする首長の皆さんの表敬をいただきまして、大変心強く思います。
私は、この2年余り、教育再生実行会議を主催いたしまして、いじめ防止や教育委員会制度改革、大学入試改革など積年の課題を着実に実行に移してまいりました。
しかし、真に重要なことは、改革の理念が教育現場に浸透し、教育活動に反映されることであります。理念だけで終わっては何の意味もない訳でありまして、実際に現場でしっかりと、その教育内容に反映されることが最も大切であろうと思います。そのためには、全国の教育現場を預かる地方自治体の首長の皆さんの御協力とリーダーシップが不可欠であると思います。
ちょうど、NHKの大河で、松浦さんと私は同じ山口県でございますが、「花燃ゆ」で松陰先生が今取り上げられている訳でありますが、正に地方の本当に小さな私塾が日本を変えた訳でありまして、正に地方の教育こそ将来の日本の姿を決めていく、このように思う訳でございます。
保守の会 会長 松山昭彦のFacebook 2015年3月7日より(https://m.facebook.com/suikourou/posts/1609576319258498)
元昭和天皇記念館参事で保守の会顧問の中曽根語良先生主催の「国家再生の集い」が靖国神社で行われました。150名ほどが全国から集まられました。
大阪の塚本幼稚園の籠池主任の教育勅語で始まり、山口県防府市長の松浦正人市長(全国市長会副会長・教育再生実行会議委員)のご挨拶、元特攻隊員(串良基地から二度出撃)の栗永照彦様の講演、中曽根先生の昭和天皇様のご講和、そして塚本幼稚園の籠池泰典園長のお話、そして締めの言葉は保守の会会長として招かれました私・松山昭彦がさせて頂きました。締めの挨拶は勢いに乗ってしまい「天皇陛下万歳」まで皆様としてしまいました。^^
建国を祝う会の内田一矢様や出雲の北村様など、多くの皆様との出会いがありました。塚本幼稚園の籠池園長とは今後も連絡を取り合うことにしました。ちなみに国会議員になる前の稲田朋美先生は塚本幼稚園の顧問弁護士だったそうです。驚きました。
教育再生実行会議分科会 有識者 (http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/bunka/member.html)
森友学園理事長、大阪府議にも働きかけ 小学校認可巡り
(http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H4M_T00C17A3CC0000/)
2017/3/3 11:05 (2017/3/3 12:59更新)
学校法人「森友学園」(大阪市)が大阪府豊中市の国有地を評価額より大幅に安く取得した問題で、大阪維新の会の中川隆弘・大阪府議=豊中市選出=が3日、同学園の籠池泰典理事長から小学校の設置認可について働きかけを受けたことを明らかにした。
中川氏によると、籠池理事長から面会の要請を受けたのは、大阪府私立学校審議会(私学審)が2014年12月、同学園が当時、取得交渉中だった国有地に開校を目指す小学校について、財務状況への懸念などから設置認可の答申を保留した直後。山口県防府市の松浦正人市長に紹介されたという。
豊中市内の喫茶店で籠池理事長夫妻と面会し、認可が出ていない現状を伝えられた。面会後、中川氏は府の担当者に認可手続きの進捗状況を確認。15年1月に臨時審議会が開かれる予定であると籠池理事長側に説明したという。
中川氏は「接触したのはこの1回だけ。金品の授受もない」と話している。同学園が開校を目指す小学校を巡っては、私学審が同月の臨時審議会で、条件付きの「認可適当」と答申している。
自民党の黒川治・兵庫県議も3日、籠池理事長から依頼を受け、同党の鴻池祥肇参院議員側に取り次いだと明らかにした。黒川氏は鴻池氏の元秘書。自らが開催したセミナーの参加費として籠池理事長から計2万円を受け取ったことを認める一方で「便宜を図った見返りに金品を受け取ったことはない」と話した。
鴻池氏は1日、議員会館内の事務所で14年4月に籠池理事長夫妻と面会し、「紙に入ったもの」を差し出されて「これでお願いします」と求められたと説明している。
一方、森友学園は3日、鴻池氏の説明について「内容自体に時系列の矛盾や合理性を欠くものを含む」とする反論をホームページに掲載した。
菅野完 @noiehoie
これ、いま見せてもろた塚本幼稚園からの寄付金呼びかけのプリント。通の方々向けには、瑞穂の国小学校の準備室長が中曽根語良なのがおお!な感じですが、何よりも、平成27年の認可、去る9月3日に安倍昭恵名誉校長就任と、データ的に貴重ね。18:37 - 2017年2月20日 (https://twitter.com/noiehoie/status/833868196067151873)
菅野完 @noiehoie
そしてやっぱり気になるのが、この対談が2015年4月の致知に載ったと言うこと。つまり、対談そのものが2015年はじめに行われたと言うこと。そして対談の相手が、防府の市長、松浦正人だと言うこと。16:41 - 2017年3月2日
(https://twitter.com/noiehoie/status/837462832266371072/photo/1)
菅野完 @noiehoie
教育再生機構には甘い大阪の府政/教科書選ぶ手続き「不正なし」 - NHK 関西 NEWS WEB
3:55 - 2017年3月3日(https://twitter.com/noiehoie/status/837632536436080640)
正念場を迎えた「戦争賛美本」との闘い(編集部)
2015年8月9日5:33PM|カテゴリー:政治|admin(http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=5408)
日本会議、文科省も絡む教育右傾化の潮流
自民党や右派勢力は、育鵬社の歴史と公民の教科書を採択させようと自治体の首長を集めた「教育再生首長会議」を立ち上げるなど、これまで以上に攻勢をかけている。改憲や戦争立法に対する闘いと同様、この教科書の採択阻止が急務だ。
安倍晋三首相や下村博文文部科学相を筆頭とした政府・自民党、そして日本会議をはじめとした右派勢力は現在、育鵬社版の全国採択率4%を10%に拡大するため、かつてなく積極的な布陣を敷いている。
だが、育鵬社版教科書は教育現場での評価が極めて低い。先進国では常識の「教科書採択に当たっては教員の意見を尊重する」(ILO・ユネスコの『教員の地位に関する勧告』)という原則を破ってまでも、政治介入するしか方法はないのだ。
その具体的な現れが、自治体首長の抱き込みだ。2014年6月2日、「教育再生首長会議」(会長・松浦正人山口県防府市長)なる団体の設立総会が開かれた。これには下村文科相が挨拶に駆けつけたが、現在まで約90人にのぼる加盟首長を抱く自治体は、育鵬社版の採択が強行される懸念が持たれる。
すべては育鵬社版採択へ
この「教育再生首長会議」の事務局が置かれているのは、「安倍晋三内閣が進める教育改革を民間の立場からサポートする」という、「教育再生をすすめる全国連絡協議会」なる団体。さらに同「全国連絡協議会」の事務局は、「日本教育再生機構」の内部に置かれているからだ。
この育鵬社の共同事業体ともいえる「日本教育再生機構」の理事長である八木秀次・麗澤大学教授は首相の有力ブレーンの一人で、首相直属の諮問機関「教育再生実行会議」の「有識者」委員にも任命されている。
さらに「日本教育再生機構」は顧問の11人中、3人が「日本会議」の幹部役員を兼任しているなど、両者は組織・運動面で密接な関係にある。「日本会議」は各自治体の教育委員会に対し、「新しい教育基本法の趣旨をふまえた教科書採択を求める」という名目の請願を提出し、暗に育鵬社版採択を要求する例がこのところ各地で目立つ。東京都江東区の区議会では、自民党議員などから「(育鵬社以外の教科書は)自虐史観に基づくもの」といった、明らかな政治介入を意図した発言が繰り返されている。
つまり、「教育再生首長会議」──「教育再生をすすめる全国連絡協議会」──「日本教育再生機構」(育鵬社)──「日本会議」のラインは、安倍・下村両氏の路線に直結し、すべては彼らの推す教科書採択に向けて動いているといえるだろう。
「教育再生首長会議」結成直後の同月13日、首長の教育行政への関与を強める地方教育行政法が改定された。「日本教育再生機構」側は施行された今年4月1日以降、「教育委員は各首長が定める『教育大綱』に示された方針に従って教科書採択をしなければならなくなった」と主張している。
(略)
『週刊金曜日』6月5日号 安倍首相のファンブック?採択が推進される教科書の仰天の内容。 (https://www.youtube.com/watch?v=toIaQy2ZA94)
動画ダイジェストを公開! ~2-26 教育再生民間タウンミ―ティングin大阪 大阪・教育基本条例の問題提起とは!~ 安倍元首相と維新・松井大阪知事が “教育で連携確認” そこで何が語られ、何が確認されたのか? - 日本教育再生機構.mht(http://www.kyoiku-saisei.jp/wf/activity/16860443)
安倍首相に“第二の森友学園”疑惑! 親友が経営、昭恵夫人が名誉園長の学校法人に特区指定、37億の土地がタダ(http://lite-ra.com/2017/03/post-2957.html)
鴻池祥肇参院議員の記者会見の感想
鴻池祥肇参院議員の記者会見の内容を見て一番気になるのは、最後の次のような文言、
見てるで、オレが、全部。みなさんの行動を。なぐってくれたらいいで。おかしなこというとったら。死んだような顔してみるなよ、オレを。いいですか? じゃ、帰ります。
「死んだような顔してみるなよ、オレを」は、参加したメディアの人たちがすでに委縮しているようであり、「見てるで、オレが、全部。みなさんの行動を」とは、「これ以上、詮索するな、赤坂飯店で安倍首相と会食したんだろ、わかってるよな」と言い含めているようで怖い。
#赤坂飯店: https://twitter.com/hashtag/%E8%B5%A4%E5%9D%82%E9%A3%AF%E5%BA%97
それから、以下のところでは、
(まさに交渉中の時期だ)
ああ、そうなの。それなりに考えとけや、朝日新聞やったら。
(略)
(10万円が2回ということでか)
年に…朝日! いつでてる?
(2014年、2015年です)
10万、10万や。
(合計20万か)
足せばそうなるな。聞かないでわかるやろ。
よろしいですか。あんまり総理いじめんといたげて。乗せられたんや、しゃあないで。
朝日新聞を恫喝している?
実際、鴻池参院議員の記者会見の朝日新聞の記事「野党頑張れ、学校作らせたらいかん」 鴻池氏会見:朝日新聞デジタル.htmlでは
(注)無料会員登録しないと全文は見れませんので(著作権の関係で公開しません)
朝日デジタルでは、最後の文章と朝日に対する発言が削除されているのは鴻池参議院の意向に沿っているようにも見える。
記者会見の最初から最後まで映した動画がないので何とも言えない。しかし、産経新聞では、
(【森友学園問題】鴻池祥肇参院議員ぶら下がり全文・下「あんなん教育者にしたらいかん。幼稚園はもう閉じたほうがいい」(5ページ) - 産経ニュース.htm:
http://www.sankei.com/politics/news/170301/plt1703010034-n3.html
http://www.sankei.com/politics/news/170301/plt1703010034-n4.html
http://www.sankei.com/politics/news/170301/plt1703010034-n5.html)
(略)
--まさに交渉中の時期だ
「あ、そうなの。まあ、好きなように考えとけや、朝日新聞(質問した記者)やったら」
(略)
--今現在、確認できている献金は総額いくらか
「10万円、10万円。20万円。年に、いつや、朝日(と朝日新聞記者に尋ねる)。いつといつや」
--2014年、2015年だ
「10万、10万や」
--合計20万円ということか
「足せばそうなるな。聞かんでもわかるやろそんなん。…よいですか? あんまり総理をいじめんといてあげて。のせられたんや、しゃーないわ」
(略)
「…また面白い話聞きたかったら、おいで! どうも。夜にすいません。雨が降ってきたみたいやな。お気を付けてどうぞ。見てるで、俺は。全部。皆さんの報道を。んで、殴り込みかけるで、おかしなことゆうとったら(笑)。んな真剣な顔して見んなや、俺を(笑)。いいですか。じゃ、帰りまーす」
=終わり
となっている。これは恫喝ではないか?
今後は、メディアがさらに委縮するのだろうか?メディアが戦わなければ、自由な言論が委縮し、日本会議のような政治家にコネのある人の発言ばかりがいっぱいになってくるのではないか。ここが正念場である。メディアの踏ん張りを期待したい。
鴻池祥肇参院議員の記者会見
(2017年3月1日、赤旗政治記者X)(http://www.twitlonger.com/show/n_1splqi3)
(※赤旗政治記者の起こしです。あくまでもご参考まで。
えー、なんだ、森友学園? その件で、あらぬ疑いがひょっとしたらマスコミのみなさんにあるんではないかと思って、きちっと話をしておかなきゃかんと、そういうことで、ここに座らせていただいています。
で、どんな関係かといえば、何年前か忘れたけれども、講演にきてくれといわれて、講演にいきました。ま、父兄のみなさんの前でしょうね。150人ぐらいいたかな。で、そのときの子どもたちの態度というのは、すごい、すばらしいなと思った。教育勅語等を、全員で言ったりね、思想的には、ワシに合うなと思いましたよ。
それから、籠池さん自身と会っていないんだけれど、それから出入りをなんか神戸事務所とするようになったようです。
で、政治家の事務所というのは宿命で、いろんな人がやってくるんだ。いちいち聞いていないし、できることはしたけども、だけど…鴻池の事務所は金融、カネ、不動産、もっとも苦手で大きらいな話だから、ここ29年、30年、やったことがない、そういうことは。しかし、なんかそういうことで依頼にきたと。ウチは不動産屋ちがうぞと。いいかげん断れと、そういう話はしたことがある。報告があったからね。で、ウチは不動産屋と違いますからと言って断ったみたい。
ところが、どうしても会いたいと。これも政治家の宿命や。どうしても会いたいということで、3年前の4月、そのときは(国会の)委員会に出ているとき、委員会をちょっと失礼して、5分だけ、質問もなにもしていない一委員でしたから、会館事務所にもどって会いました。夫婦できていたように思います。籠池さんと奥さんと。
で、そのときに、財務省か大蔵省かなんかようわからんけども、お願いの儀があるようなふうなことをチラっと聞いた。同時に、紙に入ったものを(差し出して?)、「これでお願いします」、おばさんのほうが。一瞬で、カネだと分かりましたよう。だからそれを取って、無礼者と言ったんだ。男のツラを銭ではたく? 政治家のツラを銭ではたくような、そんな教育者とちがう。帰れって言って。で、私は委員会室に戻りました。
ただ、それがカネであったか、こんにゃくであったか、てんぷらかかまぼこか、ウイロウか知らん。確かめてへんから。だから、あれはこんにゃくでしたといわれたら、そうかと思わざるを得ないな。しかし、現実として、私が手に持って、投げ返したと。
その後ね、出入り禁止やん、当然。ところが、なんか報告かなんか、1~2回行っているみたいね、神戸の事務所へ。まあ、それはそれでええやん。水撒くわけにいけへんから。
僕は思いましたよ。そーっともって、すぐに投げ返したけど。歩きながらね、俺のいままでの人生で、こんな汚物を投げられたようなことは初めてだけども、反省しようと。それは、おれに貫禄と、それと徳がなかったんだと。こいつならカネで動くかもしれないと思われたということか。腹が立ったけど、これは俺が徳がないんやと。
で、ずーっとだまっとったんや。ところがこの問題や。野党のある男が、関係しているんだろうと言いよった、ワシに。知ってへんよと。知っているでしょうと。これ、見てくださいと、初めてパンフレット見た。パンフレット、なんや、募金要項か、よくわかりません。そこには、毎日問題になっている、総理夫人の写真、理事長の写真、平沼さんの写真。かわいそうに、寝たままやで、あの人。それが載っていて、めんどくさいから、ええい、好きなようにさしたれやと言った。裏を見てくださいと。裏見た。総理夫人の隣にオレが写っていた。パンフレットで。けしからんと。何考えとるんだと。徹底せい、そういうことはと。そういうことで、弁護士をすぐ呼んで、あれを取り消せと、謝罪せよと。いかなることで了解を得て、得てもしないやつを載せたのかということは内容証明で、もうすでに着いとる。ついて7日たって、返事せえと。こない。だから、今日の記者会見になったわけよ。こないんだよ。小池の質問とか、そんなの関係あらへん、オレは。オレは、政治家として、男としての生き様をあいつに泥塗られたんだ。そういうことだけです。
だから、安倍さんも奥さんも気の毒や。乗せられたんだよ。だから、今回の件は、野党頑張れやと、オレは。学校を造らせてはいかん。あそこの学校の要項をみたら、日本人としての礼節をわきまえ…尊びか、愛国心をはぐくむ教育。生意気言うなと。25年も参議員をやった政治家に、それも、いわば男らしゅう生きてきた政治家よそやから貧乏しているわけよ、オレは。それにカネで動かそうという根性が気に食わん。全然、オレのほうがようわかるやん。文句あったら、現れたらいいんだよ。いつでもどうぞ。もういっぺん蹴っ飛ばしたる。
以上、私から。終わり。
(籠池夫妻が白い封筒をもってきて)
白い封筒かなんか知らん。
(封筒をもってきて、これでお願いしますといったと。それは、今回の土地取得の件で?)
知りません。きっとそうでしょう。カネ貸してくれか、買うとか、安くしてくれとか、そんな話じゃないですかね。僕はきらいやから、そんな話は、耳貸さないけど。それしかあらへんやん。おばはん、泣いて聞かせよったよ、それを。うぉーと泣いておった。気持ち悪いやろ?
(最初に講演にいったというが、どういうきっかけで知り合ったのか)
知り合ってない。講演に行って、初めて顔を見たんや。
(何がきっかけで講演に)
僕のね、知り合い…の…だれかやな。行ったってくれるかいうて、事務所に。
(紹介とかか?)
え? 行ってあげてくれと。僕は、よく講演を頼まれるんですよ。下手だけど。時間があれば、自分の思いを伝えるのも政治家の役目だと。いつもいっていますよ。テレビ出ろといったら出るし。だけど、それを、あの…鴻池さん、あんたと同じ思想の幼稚園やというわけです。で、面白いなと思って。そしたら、教育勅語やら、子どもが行儀よくして、いまから考えたら、相当な教育をしてんのやろと。感動したんや、やっぱり。だからきっと、あの、総理夫人も感動したんやと思うよ。あまりいじめたんな、かわいそうやから。
総理、総理夫人がね、一幼稚園のために動くか、そんなもん。だけど、頼まれれば行きますよ。政治家の性(さが)ですよ、これは。何で行ったかっていうけど、しゃあないやん。頼まれたから行った。俺の思いを発信するために講演しているわけですよ。
(共産党の小池さんが質問していたペーパーだが、鴻池事務所の紙なのか)
どんな紙持っているか知らんけど、ウチはオープンです。もう…天皇陛下だけはお越しにならんけれども、どんな人もうちに出入りする。
(面会記録はとっているか)
面会記録は全部とっている、ウチは。
(内容も全部記録している?)
全部しとる。だから、いつも送ってくるよ、それは。今日も、昨日も送ってきている。誰がきて、どんな話したかって。面倒くさいから見ないよ、俺は。任しているから。
(理事長がどういう会話をしたとか、どういう要求をしたかは?)
いや、もう…おぞましい話や。そういう話は。不動産とカネはあかん。交通事故の依頼も蹴飛ばせいうてる。政治家の事務所の性ですよ。ね? あかんことはあかん!
(要望を受けて、財務省や国交省に交渉をしたことは?)
誰が? オレがか? ない!
(1回もない?)
ない!
(会ったこともない?)
ない! だいたい、財務省なんか全然知らん、オレ、どんな役所かも。どこにあるのかも知らん。
(これまで理事長と直接会ったのは、合計何回か?)
2回か3回やろな。ウチの神戸事務所に聞いたら、神戸事務所でも1回ほどと言うてる。幼稚園に講演に行ったときと、それが、僕は記憶はないけど、それやったらそれと。それから、こんにゃくかなんかもってきよったときや。
(そのカネらしきものを持ってきたとき以降はもう会ってないと)
会ってない。会うかいや、そんなもの、出入り禁止や。そやけど、オレの反省の一つや、やっぱりな。もっと、あの、こいつだけは正しい男やと思われなかったというのは恥ずかしいことや。
(寄付金を塚本幼稚園側から2014、2015年にわたっていると思うが)
あるやろ、それ。あるいうて聞いたから。つっかえせと言うた。
(いつ把握したのか)
その、パンフレットにオレの写真載っていたときに、あっ、これひょっとしたら、献金しているんちゃうかと。あるかどうか聞いた。なら、スタッフがあると。たたき返せと言うた。ところが、秘書に聞いてみたら、電話もなにも出ないからね、誠に申し訳ないけど、まだよう返していませんと。ただし、これは法的に何の瑕疵もありませんと。政党支部に入金して、ちゃんと領収書を出していますと。
(当時は知らなかったと)
いや、知らんわ。カネがどうなろうと全然知らん。
(どういう趣旨かも?)
そんな、もうずっと前ちゃうの? むちゃくちゃ前とちがう? 昔とちがうか?
(2014年と2015年だ)
いま何年や。
(2017年)
2年ほど前? こんな(土地の)話、あれへんと違うんか? 小学校の用地をどうやかしてくれという…。
(まさに交渉中の時期だ)
ああ、そうなの。それなりに考えとけや、朝日新聞やったら。
(とくに知らなかったと)
それは知らん。とにかく、あの、おかげさまで献金で政治家はやっているからね、あの、当然、公的なやつとは別にして、助成金とか別にして、1人1万円とか、3000円ずつとか、だから…すごい人が、頑張れ、頑張れと、入れてくれてるわけよ。だから人気悪い。オレの…会っても礼を言ってくれない言うて。会っても、そんないわれへん、わからへんわ。礼を言うてもらいたいやつからはもらうないうてるよ、献金は。
(献金をたたき返せといったのは、相手が連絡つかないから返せていないということか)
返せてないというか、もう突き飛ばしておるわけや、政党支部に。何年か前に。
(お返ししたいと伝えようとしたが、つかまっていないと)
そうそう。相手がどこいったかわからへんねんて。すごいね、あんなの、できとるね、半分以上。アレ見たら。一度見に行くかな。
(現在確認できている献金は総額いくらか)
10万円、10万円。
(10万円?)
20万。
(10万円が2回ということでか)
年に…朝日! いつでてる?
(2014年、2015年です)
10万、10万や。
(合計20万か)
足せばそうなるな。聞かないでわかるやろ。
よろしいですか。あんまり総理いじめんといたげて。乗せられたんや、しゃあないで。
(3年前の4月といったが、会館で。小池さんは前回の記録は3月15日といっているが)
知りません。
(先生の記録では4月か)
会館で会ったのはね、4月の十何日。オレの屈辱の日やから覚えているよ。
(4月の何日?)
明日ならわかる。17~8日やったかな。
(ほかの議員とか接触しているようなことは?)
知らん。まったく知りません。
(先生の事務所のほうにはどのぐらいきたのか)
調べればすぐわかるよ。何…1回、2回とちがうよ。なんか、報告とか頼みにきとるんでしょうね。
(いつぐらいから?)
え? 知らん。それも事務所に聞いたらわかるやん。だから、オレが講演してからでしょう。
(講演はいつぐらいからか)
9年か10年前。おれがまだ元気なときや。
(事務所の方とか、ほかの議員や国会議員を紹介したりしたか)
ない。んなややこしい人を紹介するか、人に。
ようけ聞きたがるのぉ。
(鴻池さんは森友学園への方針に感動したといったが、現在は?)
あんなの教育者にしたらいかん。ああいう人は。いわゆる学校の…幼稚園はよくないよ。もう閉じな、閉じたほうがいいよ。どうすんのやろな、あれ。ようできあがっとるやん。なんか、真っ赤な、中華料理屋みたいなやつ。あとは認可〔……?〕、まだしてへんみたいやけどな。
(大問題になって献金をこれから返す意思はあるか)
返せというたやんか。意思はそのとおりですよ。もう、なんかやらしいもん、返して、返して、そういうことです。瑕疵はない。どういうんかね、裏でとか何とかは。ややこしいのは、あのこんにゃくや。あんなの確かめとかいかんな。見て写真撮って返す。フフ。なんて、ぶったたかれるかな。
(こんにゃくはどのぐらい分厚かったか?)
忘れた。(親指と人差し指で数センチの厚みを示し)これぐたいかな。これぐらいやろな。この…そやけど、まあ、どっちでもいいや。つぶしたんだから。
(そのときの会話もう少し覚えていることはあるか)
僕が言うたこと? 無礼者といった。
(どういう要望を?)
それは知らん。お願いしますいうん。
(何も言わなかったのか)
さっき言ったやないか。どっかへ、はたらけ…頼んでくれと、いや、負けてくれか、貸してくれか…売ってくれか知らんけど。なんか、そんな話でしょう。ちゃんと聞いてへん。すぐこんにゃく出しとったから。
そういう政治かもおるといういことを覚えておいてや。命に代えても、正しいもんは正しい。酒ぐせとなんとかぐせは悪いけど。すぐ喧嘩するけど。命かけるときはかけるで。ちっちゃなことでも。男の生き様っていうのは、ちゃんとあんねん。オレにはな。それだけや。
(こまかい話だが、3年前の会館での面会時間は?)
事務所で、議員会館の部屋で? 2分かな。2分か3分やわ。ゆっくり話聞けへんかったもん。先にこんにゃく出しとったから。
(先にこんにゃくを?)
なんやかんや、なんやかんやといってこんにゃく出して、泣きながら出しよったよ。
(それは封筒に入っていた?)
それも忘れた。新聞紙だったか忘れ。新聞紙やったら豆腐やな。
またおもしろい話聞きたかったらおいで。えっへへ。どうも。夜分すいません。雨がふってきたみたいだ。お気をつけて。
見てるで、オレが、全部。みなさんの行動を。なぐってくれたらいいで。おかしなこというとったら。死んだような顔してみるなよ、オレを。いいですか? じゃ、帰ります。
(おわり)