職場にかかってきた「祖母が危篤」の電話…
頭が真っ白になったーーーーココハドコ?ワタシハダレ⁇
…………………………
「深呼吸!とにかく、気をつけて!」
ゆっくりと強く、意思のこもった上司の言葉が、ショックで飛びそうになる意識を自分の中に繋いでくれた
慌てて飛び出したものの、
向かう電車に揺られながら少しずつ冷静さは戻ってきてるのを感じていた
いつもは駅からバスで向かう道も、「もしもの時に」とパスケースに忍ばせていたお金を使ってタクシーで病院へ向かうことにした
まさか、こんなに早く「もしも」がくるなんて…
病院名を告げ、タクシーはゆっくりと動き出すと、運チャンが(聞いてもないのに)
親だか、親戚かが入院していて「亡くしたばかりだ」と言っていた…
……………ん⁇
「そうなんですか…へぇ〜、ふうん」などと余裕かましてるフリしながら、
「あー、まだね、生きてるから…そんな話するんじゃねーよ」←心の声
イラつけるのだから大丈夫だな…と、別の視点から自分を見下ろしていた
あっという間に病院に着いて急いで病室へ走る
家に帰れる!と、信じていた矢先の急変…
期待が高まっていただけにショックもひとしおでした
つづく…
お読みいただき有難うございます