ホン・サンス監督らしい、ホン・サンス監督ならではの作品。
モノクロ作品ですが、最後の方に少しだけカラー部分があり、そこが印象に残りました。
ホン・サンス作品はいつもモノクロのような気がするのですが、そうでもなかったんだっけ…?
出演している俳優さんたちもほぼいつも通りで、
微妙な台詞の間(ま)と突然のクローズアップ、食事シーンと宴会(呑んだくれ)シーンも
いつものホン・サンス作品だなぁと思いつつ、
心地よく観ていたのですが、
ラストの、上映が終わって部屋を出てきた女優ギルス(キム・ミニ)の表情が
絶対この作品を気に入ってない感に満ちていて、その後の展開が危惧されます^^;
ちなみに小説家のジュニ(イ・ヘヨン)は、自己中心的で圧が強く、私が苦手とするタイプ。
客観的に見たら面白いけれど、直接付き合うのは勘弁してほしい…
そうそう。
ホン・サンス監督はソウル以外の地方都市で作品を撮ることが多いような印象を受けますが、
今回の舞台、河南市ってどこやねん?と思ったら
ソウルからほど近いベッドタウンということでした。
なるほど、だから都会にいそうな人たちが偶然に会ってしまうのですね^^;