大人の役目 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

学問とは、いい学校に入ったり、いい会社に入ったりするためのものでしょうか?

 

とんでもない間違いです。

 

学問とは、社会の問題を解決するために、人類が命をかけて積み重ねた記録です。

 

 

 

教育とは、失敗の避けかたや、責任の避けかたを、教えるためのものでしょうか?

 

とんでもない間違いです。

 

教育とは、死に至らない失敗を経験させて、失敗の乗り越え方を教えるためのものです。

 

 

 

学校とは、理不尽のあきらめ方を教えるための場所でしょうか?

 

とんでもない間違いです。

 

学校とは、理不尽の解決の仕方を教えるための場所です。

 

 

 

大人が昭和の処世術なんか教えるから、

経験を避ける、自信を持てない、問題を解決できない人が沢山つくられてしまいました。

 

でも大丈夫。

今日も社会に生まれ出てくる子ども達は、あきらめ方を知らないで産まれてきます。

 

そんな子ども達に、あきらめ方を教えなければいいだけです。

夢と希望を奪わなければいいだけです。

 

たったそれだけで、その子達が、20年後に世界を救う力になります。

 
 
植松電機に修学旅行の子達が戻ってきました。
みんな輝いています。これからすごいことをする人達です。
でも、そんな子達の、輝きを奪おうとしている人達がいます。
 
「いまより輝こうとする子ども達の光を奪い去ることはゆるさん!」
僕の心の中の、北斗の拳のシュウが慟哭します。
 
 
 
大人の役目は、
子ども達の夢と希望を奪わないで、あきらめ方を教えないことです。