ブルーインパルスと言えば、これかな。 | 植松努のブログ

植松努のブログ

講演でしゃべりきれないことを書きます。

ハセガワ 1/72 三菱T-2 ブルーインパルス


お盆のあいだに作りました。

僕にとって、ブルーインパルスと言えば、こっちかな。

高校生の時、千歳で見ました。

下向き空中開花をみたと思います。
このあと、11月に下向き空中開花で事故が発生し、この演目はなくなったと聞きました。

T-2は、シュッとした飛行機です。
あんまりアクロバットに適した飛行機ではなかったなあ、と思います。
後にT-4のアクロバットを見たときには、見える範囲内でくるくる飛んでいて
びっくりしたものです。
F-4やT-2は、演技ごとに、毎回、視界外まで飛び去っていましたから。

このハセガワのプラモデル。かなり古いです。40年くらいたってるんじゃないかな。
だから、部品は少ないのだけど、部品の合いはかなり微妙です。
特に、機体下面は、かなりつらいものがあります。(でも、どうせ見えなくなるからOK)
それでも、修正が難しい透明パーツの合いはとてもいいので、嬉しいです。
また、濃いブルーの機体に対して、白と水色のデカールが入ってるのですが、
普通に濃いブルーにデカールを貼ると、下地のブルーが透けて見えてしまいます。
ですから、まずは、機体全体を白く塗装してから、
デカールをもとにマスキングして、濃いブルーを塗りました。
そのあと、またマスキングして水色を・・・。
めんどくさ!
で、失敗して、尾翼の番号のデカールを壊してしまい、
適当なやつを貼っています。
しかし、要領を得たので、次回はきっとうまくいくはず!

このハセガワのキットは、とにかく安い。
ヤマダ電機でも、数百円です。
それで、数日間悪戦苦闘できるんだから、いい買い物と言えるんじゃない?


現在は、三菱のF-1もT-2も退役してしまいました。
退役する、と聞いたので、即座に航空自衛隊に電話して、「捨てるならちょうだい!」と

お願いしましたが、先方もかなり困って、丁重に断られました。残念。
でも、欲しいなあ・・・。
先輩達が作った技術の結晶です。そこら中に知恵と工夫が詰まってるはず。
それを見ることは、エンジニアの育成に、すごく有効だと思うのだけど・・・。
でも、最近では、航空宇宙を目指す大学生でも、飛行機のプラモデルは作らないそうです。

なんでも、「接着剤を使う本格的なのは・・・ちょっと・・・」だそうです。
バンダイめぇ・・・・。

というか、バンダイで飛行機のプラモ作ってくれたら、どんなふうになるのかなあ・・・。