明日はオンライン講演会 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

明日は、8月17日。
京都の子ども達が、オンライン講演会を開催してくれます。

彼らは、何度も僕の講演会に参加してくれただけではなく、
わざわざ僕の会社まで来てくれて、自分たちの思いを伝えてくれました。

彼らは、こどもキャリア塾のメンバーだそうです。
キャリア教育は、日本でもずいぶん前から取り組んでいる事ですが、
それは、地域によってかなりのばらつきがあります。

本当は、学校で教える学問は、社会で働くために有効な知識に過ぎないです。
進学も、社会で働くための専門知識を得るための手段に過ぎないです。
ですから、学校では、可能な限り早くから「なぜ働くのか?」を

子ども達に考えさせるべきだと思います。

しかし、現在の日本の教育では、

「なぜ働くのか?」を考えるどころか、
僕の目から見ると、「はたらきかた」も教えていません。

「いうことのききかた」を教えているように感じます。
そして、「いうことをきく」=「素直・まじめ・勤勉」になっています。
でもそれでは、ロボットに負けてしまいます。

いま、日本のキャリア教育は、真剣に変わらなければいけません。

それは、残念ながら、行政主導では不可能な気がします。
なぜなら、行政の就労感は、民間企業のそれとは、ちょっとちがう気がするからです。
その差は、年々広がっている感じがします。

これからは、民間のキャリア教育がとても重要な気がします。

そういう意味では、先日、「キーパーソン21」の方々にお会いしましたが、
この方達は、「自分が本当にわくわくすることを考える」という点から入っていく
キャリア教育は、本当に素晴らしいと思いました。
僕も、この手法ができるよう勉強することにしました。

そしてまた、今回の「こどもキャリア塾」では、
様々な企業の人達と子ども達を接する機会を作り、
そして、子ども達主体で様々な「やってみたい」を実現していく体験をする、
という方法も、素晴らしいと思います。
「こどもだからたいしたことはできない」という思い込みを吹き消してくれます。
それは、本当に大事なことです。
なぜなら、人生において、子どもと大人の境界はあいまいだからです。
20歳とか、18歳という区切りはあるけれど、それ以前の自分と、それ以後の自分では、
ほぼなにもかわりません。
ですから、子どもの頃に、「こどもだからたいしたことはできない」と思い込まされた人は、
大人になっても「自分にはたいしたことはできない」と思い続けてしまいます。

そんな「こどもキャリア塾」の子達が主催する講演会。
さきほど、オンラインでの打ち合わせを無事に終えました。
いよいよ、明日は本番です。

まだ、参加は可能なようです。

https://www.reservestock.jp/events/387759



また、今回頑張ってくれてるメンバーの1人が、自分の思いを
youtubeに上げています。

ぜひ、見てあげてください。

自分が12歳の時、こんなことができたかなあ・・・と思いながら見てね。