すごく楽しみにしていたイベントの日に、大雨が降って、イベントが中止になったとします。
それはそれは残念です。
そのときに、天に向かって恨み言を言っても、雨は止みません。
そのあとで、「あのとき雨が降ったおかげでダメになった!」と怒っても、
時間は戻せません。
豪華客船が氷山にぶつかりました。
船体に亀裂が入り、水がどんどん浸入してきます。艦首が沈み込んでいきます。
そのときに、
「なんで氷山を見落としたんだ!」
「すいません。双眼鏡が無かったんです。」
「なんで双眼鏡が無かったんだ!」
「誰それが鍵のついたロッカーにしまっていたんです。」
「なんだとお!今すぐ誰それを探して連れてこい!問いただす!」
なんて、言っている場合じゃ無いですね。
「最悪、沈むわな。」を前提に、どうやったら1人でも多く生存できるかを考え、
行動に移すべきです。
人生は、思うようになりません。
たいてい、壁にぶつかります。
そのときに、壁を恨んでも、呪っても、前には進めません。
苦しいときに、「苦しい」と言っても、
つらいときに、「つらい」と言っても、
困ったときに、「困った」と言っても、
それは、わかりきった「現状」を説明してるにすぎません。
その上で、
「苦しいから、こうしよう。」
「つらいから、こうしよう。」
「困ったから、こうしよう。」
を考える事がとても大事です。
「だったら、こうしてみたら?」です。
植松電機もコロナによる経済縮小の影響を受けています。
それは、不安なことです。
でもそこで、「これからどうなるんだろう」って言っても、
誰も答えてくれません。だって、わかんないんだもん。
様々な、希望的な観測や、絶望的な観測が渦巻いていますが、
どれも、だれかの想像にすぎません。
大事なことは、「これからどうするか、自分で考える」です。
そして、考えるためには、情報が必要です。
僕は、その情報の多くを、本から得ています。
本には、過去の人類の苦労話が山盛り入っています。
いままでに読んできた本達が、僕の思考と判断の原資になっています。
フランス革命も面白いよ。生まれたての民主主義の迷走ぶりが面白いです。
そういう意味では、「ベルサイユのばら」も再読したいねえ。
先行き不透明な今だからこそ、
マンガでもいいからね。