コロナウィルスで思うこと。 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

今日の赤平は、とてもいい天気です。

暖かいし、風もない。

このまんま、春になりそう。

 

明日は、本当は鹿児島の予定だったけど、

その予定が、コロナウィルス対策で中止になりました。

やむを得ないです。

 

コロナウィルスが流行りはじめた状態でも、

インバウンド収入を当て込んでいた日本ですから、

水際防衛などできるはずもなく、

これから、普通にウィルス性の病気らしさを発揮して、倍々で広まっていくでしょう。

 

その状況下で、僕たちは、
感染した人は、感染したくて、感染したわけではない、ということと、
感染させた人は、感染させたくて、感染させたわけではない、ということを、
常に意識すべきです。

 

感染した人も、感染させた人も、偶然の犠牲者に過ぎません。

体調が悪い状態で、仕事をしたり、旅行をした人も、

いつも通りにしただけのことです。

「熱があっても休めない人に!」なんていう風邪薬のコマーシャルをしてる日本なんですよ。
もうすでに自分も感染していて、しらんまに広めてるかも知れないのに、

感染した人の事を、悪く言う人達は、

「相手の立場になって考えましょう」という、小学校で習うようなことが、

わかっていない人達なのだと思います。

 

僕は、コロナウィルスよりも、

日本に蔓延している「風邪ぐらいで休むな」という風潮の方が、

もっと恐ろしいと思っています。
(同じように、「地震ぐらいで休むな」「台風くらいで休むな」もね。)

 

政府は、働き方改革で、労働時間を短くするように推奨しています。

休日もどんどん増やし、有給もどんどんとれ、といっています。

それが、労働生産性を上げるからだそうです。

てことは、コロナウィルスの爆発的拡大を防ぐために、

これから3ヶ月くらい、仕事も学校も禁止にしたらいかがでしょう。

すさまじい労働生産性の向上が期待できるのでは?

もしかしたら、文化的なすごい発展が起きるかもしれません。

ん?お金がかかる?その間の生活費は?

それは、いつも通りに臨時国債で!なんちゃって。
(実際には、全ての仕事を休みにすることなど不可能です。)

 

いま、アメリカで株価が暴落しています。
このあと、世界的に景気が悪化する可能性があります。
そうなると、多くの人が、借金の支払いに苦労するでしょう。
そういう人達が、心を病んでしまったり、健康を害してしまったり、
自ら命を絶ってしまったり、
もしくは、お金が無いことで高等教育を受けられなくなったり、
子どもを作るのをやめてしまったりしたら、
その方が国家にとっては損失です。
ですから、その際には、銀行には、ぜひ、借金返済の猶予をして欲しいです。
そして、その不足分こそ、公的資金の投入で支えて欲しいです。
1年間借金返済猶予、というだけで、うんと精神的に楽になる人が沢山いるでしょう。
 

僕は、今年はリーマンショック並みにつらくなるかもな・・・と思っています。

でも、前回の反省から、かなり対策してきたから、前よりは大丈夫なはず。

そして、リーマンのとき、植松電機は生き延びましたが、

中には耐えられない会社も沢山ありました。

その結果、植松電機は、仕事を増やすことができたと言えます。

ピンチに、歯を食いしばってでも生き延びれば、いいことがあります。

そう思えば、結構耐えられるから。

 

がんばろうね。