コロナウィルス対策で、全校休校とか、おおさわぎになってますね。
コロナウィルス対策で重要なのは、
感染者を減らすこと、ではなく、命を守ること、だと思います。
だとしたら、すべきことは、
(1)重症化する可能性の高い人への感染を防ぐこと
(2)重症化した人を確実に救うこと
だと思います。
重症化する可能性の高い人への感染を防ぐためには、
現在持病などで医療の加護を受けている人達への、ウィルスの接触を防ぐのが有効です。
病院にいる人はいいとして、注意すべきは、在宅で介護を受けている人達です。
たとえば、寝たきりの人は、自分から外出して感染者に接することはありませんから、
介護従事者の感染を防ぐことが重要です。
介護の仕事などに従事する人に優先的にアルコール消毒液やマスクなどが、
潤沢に供給される仕組みが有効です。
また、介護の人手不足も予測されますから、緊急避難的に、
有志を募って、有償で短期的に介護に仕事のサポートをしていただくのも有効です。
これを機に、介護の仕事の人達の収入の改善もできたらいいですね。
また、介護を受けていないけれど、健康に不安のある人達へは、
買い物で外出することを減らすために、
食事のデリバリー提供が必要になります。
これは、高齢化が進むに日本では、コロナウィルス収束後も有効ですし、
高齢者が運転しなくていい事にもなりますから、
国が助成してでも、これを機に、一気に大規模な事業に育てるべきだと思います。
それでも、感染してしまった人は重症化しやすいですから、
手厚い医療が必要になります。
医療現場の受け入れ能力のアップが必須です。
この場合も、看護師さんの資格がある人を、短期的に有償で募る事もいいでしょう。
企業から看護師の資格を持つ人を提供していただき、
その補償を国が企業に対して行う、という方法もありだと思います。
治療に必要な酸素供給装置などの増産もメーカーにお願いし、
地方の病院にもどんどん配備し、
ウィルスの鎮静化後に、外国などに支援物資として譲渡するのもよいでしょう。
で、「学校の休校」は、(1)(2)のどちらにもあまり有効ではありません。
それどころか、休校によって、子どもの面倒をみるために仕事を休まなければいけない人が増えて、北海道内では、病院の看護師さんの20%程が休むことになってしまうという現象も生じています。
昔、中国で偉い人が、「雀は米を食べる害鳥だから駆除すべし」と言ったので、
中国中で雀をやっつけてしまい、結果的に雀が食べていた害虫が大量発生し、
農業は大打撃を受け、ものすごい数(一説には4500万人)の餓死者も出たと言われています。
(その後、ソビエトから大量の雀を輸入して乗り切ったそうです。)
(四害駆除運動)
大
昔の国家は、たいてい独裁国家でした。
独裁は、1人の判断で国が動きますから、決定がはやいのが特徴です。
それは戦争でとても有利に作用していました。
しかし、判断ミスを犯す可能性も高いです。
そのため、独裁者には、相当な知恵と経験と先見が必要です。
それに立ち向かったのが古代ギリシアです。
古代ギリシアでは大勢の思考を束ねることで、独裁に対抗します。
しかし、普通にやったら、みんなの意見を平均化したら答えはゼロにしかなりません。
しかも、ものすごく時間がかかります。
だから、古代ギリシアでは、代表選挙制が行われます。
これによって、みんなの智恵を短時間で集約できるようになり、
有効な判断ができるほか、判断ミスも減りました。
それは、独裁国家との戦いに有利に作用していきます。
民主主義のはじまりです。
ネットにたとえるならば、
今の日本に必要なのは、「いいね!」を押すだけの人ではありません。
誰かの発信に批判をしたり、評論したり、
文脈を読まずに単語の上げ足をとる人でもありません。
今の日本に必要なのは、「自分はこう考える」「自分ならこうする」という人です。
ピラミッド組織の構成員に最適な教育を行ってしまいました。
それは、「素直・まじめ・勤勉」です。
思考力ではなく、いうことのきき方を教えてしまったのです。
そして、ピラミッド組織とは、すなわち、独裁組織です。
だから、今の日本の状態は、なるべくしてなったものです。
この状況を打破するには、