少し前に、NHKの、地球大進化、という番組がありました。
それによると、地球は、現在までの間に、灼熱になったり、全球凍結したりと、
すさまじい気候変動を経験していました。
縄文時代は、いまよりも気温が4度高かったとか。
気温が上がると、海水温も上がります。
ということは、台風のパワーが落ちません。
最近、台風のパワーがすごいのは、海水温の高さも影響してると思います。
少し前から、やがて東京にも、風速60mクラスがくる、と言われていましたが、
今回の千葉県を襲った台風は、57mくらいでていたそうです。
日本の送電線の鉄塔は、風速40m位に耐えるように設計しているそうですから、
風速60mがきたら、のきなみ倒れる可能性があります。
縄文時代は、4度も高いのですから、それどころではなかったのだろう、と思います。
でもそれは、かつてそうだったのだから、これからもそうなることは十分にあり得ます。
人類の歴史を見ても、過去に、大きな気候変動や気象変動によって、
いくつもの文明が滅びています。
正確には、「住めなくなるから、どこかに移動する」のかもしれませんが、
いずれにせよ、気象の変動は、人の暮らしに大きな変化をもたらしています。
たまたま、ここのところ150年間ぐらいが、やけに安定していた、というだけで、
江戸時代以前は、沢山の天変地異が記録されています。
僕は、生態系に対する気候変動の影響と、人間の経済活動の影響は、
分けて考えた方がいいと思っています。
気候変動は、人間の経済活動とは関係なく生じる可能性も高いからです。
僕は、気温の上昇は、人間だけが原因だとは思っていません。
地球の銀河の中における位置も影響しているという研究もあります。
重要なのは、
(1)気候の変化に対応する
(2)人間の影響を減らす
です。
(1)のためには、まずは、都市をやめない?
(2)のためには、まずは、自動車を減らすことと、節電ですね。
ちなみに、自動車が増えるから、複雑な道路というインフラが増えてしまっています。
東京の道路改良のコストたるや、すさまじいです。
そもそも、自動車がこんなにあふれかえっていなければ、こんなに道路いらないもんね。
日本は、自動車という産業に依存しすぎたかもしれません。
海水面が1m上昇したら、東京はかなり大変でしょう。
また、富士山が噴火したら、東京は住めないんじゃないかな。
それらも、かつてあったんだから、あり得る未来です。
そんな状況下で、東京を維持し続けるエネルギーは、ムダだと思います。
高層ビルが必要なのは、人口密度を増やすためです。ていうか、地価を上げるためか?
でも、現在のように通信技術が発達してるなら、人口密度を上げなくても仕事できそう。
人が分散しても仕事できる環境をつくれたら、そもそも都市の必要がないんじゃない?
いざとなったら移動できる都市とか。