今日は近畿大学でした。千と千尋の感じ。 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

現在は伊丹空港。

 

今日は、大阪は長瀬の近畿大学でお話しをさせていただけました。

近畿大学と言えば、様々な新しい取り組みで有名ですね。

学内に創始者の像と説明文がありました。

それを見たら、なるほど、さもありなん。

進取の気概にあふれていました。すばらしい。

 

学生さん達も、すごく真剣に話を聞いてくださいました。

講演時間は75分ほどと、ちょっと短めだったので、

聞いてくれる人が真剣だからこそ、すこし残念でした。

 

ちなみに、僕の講演は、90分で400枚のスライドを使います。

それが、75分だと、333枚になります。

67枚分の情報が減ることになります。

 

過去最高は、今年の滋賀県はKMPでの、530枚かな。

うっかり計算まちがって、140分もしゃべってしまいました。

映画より長い。

 

長瀬駅から、近大まで歩いてきましたが、

途中に、長瀬商店街というのがありました。

全てのシャッターが降りていました。

大学までの道も、閉まってる店が多くて、寂しい感じです。

 

しかし、講演が終わって帰り道は、沢山のお店が開いていました。

電気もついて、のぼりもでていて、とても賑やかな感じです。

でもそこで、千と千尋の、夜がはじまるシーンを思い出して、なんだか怖くなりました。

早足で駅に向かいました。

 

今回の大阪往復は、帰りの便の都合から、ANAで予約してありました。

しかし、昨日の刃物事件。

僕の乗る飛行機は、夕方の飛行機だから大丈夫だろうと思っていましたが、

えんえんと荷物預けの列に並ばされて、やっと荷物預けようと思ったら、エラー。

やりなおしても、エラー。しかも、いつもと表示が違う。

ふとみたら、隣の人もクビを捻ってる。他にもみんな困ってる。

「近くの係員に・・・」というメッセージが出てるけど、そもそも係員がいない。

荷物を預ける装置から離れてしまったら、また並ばないといけないから、

みんな、途方に暮れて装置の前から動けない。

僕は、やむを得ず列から離れて、係員を探しに行きました。

ようやく見つけたら、カウンターに連れて行かれました。

それから、なんだか長い時間装置を触っています。

そして、他の係員とひそひそ話をしてます。あちこちに電話してます。

10分ほど待たされて、いわれた言葉は、「この飛行機が飛ぶかどうかわからないから、

別なカウンターで調べる。」だそうです。

え?飛行機の離陸時間の30分前だよ?今頃、飛ぶか飛ばないかわからないの?

もう、これはダメだと思って、JALに乗り換えることにしました。

結局、その飛行機は、飛行予定時間の20分前に、いきなり欠航になりました。

 

で、今日の帰り。ちょっと学校を出るのが遅くなって、空港に着いたのが30分前。

チェックインは無事に終了。

そこから、荷物を預けようとおもったけど、普通の所は長蛇の列。

JALだと、係の人がいて、時間の迫ったお客さんの荷物を優先してチェックしてくれるけど、

ANAは、自動荷物あずけだから、そもそも係員がいない。

こりゃまずいと思って、プレミアムカウンターを探したら、えらい遠い。

やっとプレミアムカウンターに着いたのは、25分前。

そこで手続きをはじめたら、また、なにやらカウンターの人が悩みはじめた。

あちこちに電話かけてる。しかも、でなくてかけ直したりしてる。時間が過ぎる。

そして、「飛行機に荷物を預ける時間を過ぎているから、この荷物は載せられない。」だって。

え?締め切りは20分前だよね?僕その前に着いていたよ?

 

結局、またJAL.。

 

JALのカウンターのスムーズさに、本当に安堵します。

 

こないだ、ANAがなんか変、と書きましたが、そのあとの、昨日の刃物事件。

そして、やっぱりなんとなく違和感のある対応。

大きな事故にならなければいいけど。

 

むかし、AIRDOという飛行機会社がありました。いまもあるか。

道民の飛行機、ということで、僕も回数券を買って使っていました。

しかし、いつもカウンターは大混雑で、長蛇の列です。

だのに、カウンターの向こうの人達は、談笑してる。つつき合ってふざけてる。

こういう会社の飛行機に乗るのは危険だ、と思って、乗らなくなりました。

それからまもなく、経営不振に陥っていました。

 

おそらく、働いている人は、企業の体質を示すのだと思います。

僕の行動も、植松電機の体質を示す。

大丈夫かな。襟を正してがんばろう。