フジミのセイバー。 | 植松努のブログ

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講演でしゃべりきれないことを書きます。

フジミのF86セイバー。1/72。

あれ、F105は?

 

今回、F105はシルバーにしようと思いました。
で、その前に練習したいなあ、と思って、
もう10年くらい作りかけてほったらかしになっていたフジミのセイバーを
サルベージすることにしました。

今の目で見ると、表面の仕上げはそれはもうひどいもんです。
改めてサーフェーサーふいたりして表面をなおします。
機体には、塗装済みのコックピットが入ってる。しかもなぜか、
キャノピーの縁がもうすでに接着されてる。
コックピットをうまくマスキングしての作業です。

よくよく見たら、デカールがない。どこかにいっちゃった。
しょうがないから、他のキットから移植。
コーションの黒ラインや赤ラインは、ハセガワのカラーシートの細切りです。

セイバーは、エンジン停止中は、油圧が切れてエアブレーキが開いちゃう。
問題は、そのエアブレーキに、日の丸がかかってること。やめて。

エアブレーキが開いちゃうのはおぼえていたけど、

考えて見たら、脚カバーも開いちゃうんじゃないかなあ・・・
でももう、閉じた状態でくっつけちゃったし。しゃあないわ。
ちなみに、P51もセイバーも、脚カバーは脚が出入りするときだけ、ぱっとひらいて、
すぐ閉じる。
ノースアメリカン社のポリシーなのかな。

で、セイバー。
この、ししゃもみたいな機体が好き。
なんともいえない生物的な美しさ。
斜め上から見ると、すごく美しいんだけど、
あ、シルバーの反射が強くて、そのよさがうまく伝わらない。残念。

となると、MIG15が作りたくなる。
F105の完成が遠のく。

フジミのプラモデルは、カーモデルに関しては、かなり微妙なのが多かったので、
あまりよい印象を持たない人もいるかと思いますが、
この頃の飛行機は、かなり気合い入っています。
特に、このセイバーのサイドワインダーミサイルは、翼端のロールロンまで再現されてる。
このサイドワインダーだけで販売してくれないかな。

と、フジミやるじゃん。と思っていたら、キャノピーまるであわない。
すきまががっつりあく。
もう機体にデカール全部貼っちゃってるよ。
そんなときは、「紫外線硬化樹脂〜!」
いや、すごいわ。
そのあとで、スポンジ研磨とコンパウンドなどなどで、なんとか回復。
しかし、機体をマスキングしたから、デカールがけっこう死んじゃったので貼り直し。

うむ。次作ったら、もっとうまくいくわ!

しかし、棚においてみたら、隣にホーカーシドレーーハリアーが。
(そのよこに、ハリアーの試作品のケストレルも)

あら。セイバーでっかいわ。というか、ハリアーちっさいわ。
ていうか、やっぱり、セイバー意外とでかい。
この大きさが、余裕になって、使える期間が長かったり、発展型があったりしたのかな。
なんておもったり・・・。

人が作ったものは、その意味をいろいろ考えられて、面白いです。