3.11で報道されなかった“もう一つの被災地” 長野県栄村の今
3.11で報道されなかった“もう一つの被災地” 長野県栄村の今
岡田海
2016年03月10日 20時00分
東日本大震災からまもなく5年。
「3.11」について多くのメディアが継続的に特集を組む一方、その翌日に長野と新潟の県境で発生した、名もなき震災は広く知られていません。
気象庁による正式な命名がなかった大地震。
最大震度6強を記録した長野県下水内郡の栄村(さかえむら)の当時を振り返ります。
震災前の栄村 出典元:栄村ホームページ
東日本大震災から13時間後の激震
長野県最北端に位置する栄村は、人口約2300人(当時)、山あいの豪雪地帯にある農林・畜産を基幹産業とする自然豊かな村です。
東北地方太平洋沖地震から約13時間後、2011年3月12日午前3時59分、マグニチュード6.7、震度6強の衝撃が村を襲います。
さらに、同5時42分までのわずか2時間ほどで、震度6弱を観測する2回の強い余震に見舞われました。
倒壊した住宅群(2011年3月13日撮影)
のちに長野県北部地震(別名:栄村震災、新潟・長野県境地震など)と通称される大地震。
同村では3人が犠牲(災害関連死)になったほか、計3回の強い揺れで住家694棟、非住家1048棟が損壊、雪崩や土砂崩れで3集落が一時孤立するなど甚大な被害が出ました。
長野県北部地震による土砂崩れ(2011年6月8日撮影)
農林・畜産業も大打撃を受けました。
畜舎の倒壊などに伴い、村で唯一の養豚・酪農家が廃業。 同村の農業生産額のトップを占めたキノコ栽培は、栽培ビンの大量破損などで多くの農家が再建を断念、震災前の約半数にまで激減しました。
高さ2メートル余りの雪が覆っていた田畑も、4月の雪解けとともに地割れなどの惨状が明らかになります。
村道に倒壊した住宅(2011年3月13日撮影)
線路下が崩落したJR飯山線(2011年3月13日撮影)
気象庁は名付けず
気象庁ホームページによると、命名の考え方として「顕著な災害を起こした自然現象」について、情報共有の円滑化や後世に教訓を引き継ぐことを目的としています。
長野県北部地震は、陸域でのマグニチュードの値といった目安となる基準に達しないとして正式には命名しませんでした。
なお、同庁の推定震度分布図によると、県境付近の広い範囲で震度7相当の揺れがあったと推測しています。
出典元:気象庁ホームページ
東北地方太平洋沖地震が誘発した可能性も
長野県北部地震については、前日の東北地方太平洋沖地震による誘発の可能性が指摘されています。
同村発行の震災記録集「絆」に掲載された学説よると、太平洋沖の巨大地震により、東日本の大部分が震源地のある東の方角に引っ張られるように移動。
移動した地域の周りで、土地が動いた部分と動かなかった部分に差が生じ、長野県北部地震や3月15日の静岡県東部地震を引き起こしたとみられています。
記録集では詳しくメカニズムを解説しています。
あれからの5年、2016年の栄村
2016年現在、村役場によると、村内は公共施設の再建や道路整備、農地回復などの工事が進み、一部を除きインフラ面での復旧はほぼ完了。住民たちは震災前と変わらない生活水準を取り戻しています。
12年7月には長年の姉妹都市である東京都武蔵村山市にアンテナショップを設置。
14年12月には栄村に隣接し、同じく被災した新潟県津南町とともに、美しい自然が広がる苗場山麓地域について日本ジオパークの認定を受けました。
このほか、新たな産直施設がオープンしたり、震災後に唯一残った畜産農家が規模の拡大に取り組んだりするなど、村内は活気づいています。
栄村農産物販売所かたくり
被災状況や復旧の過程をまとめた栄村地震記録集「絆」は、同村公式ホームページで公開しています。
日本中が未曾有の津波被害と福島第一原発事故の続報を注視した2011年3月、栄村の震災は、詳細に報道されませんでした。
5年が経過するのを前に、震災に遭いそして乗り越えた長野県の村があることを多くの人に知ってほしいと思います。
栄村では、3月12日(土)午後5時半から、JR森宮野原駅の駐車場で震災復興イベント「灯明祭」を開き、村民たちがろうそくを灯して復興への祈りをささげます。
※記事中の写真及び記録集のリンクは、栄村より許可を得て公式ホームページから引用しています。
出典元:NPO法人栄村ネットワーク「栄村復興への歩み」
出典元:長野県栄村アンテナショップ
出典元:苗場山麓ジオパーク
http://irorio.jp/okadaumi/20160310/307111/
岡田海
2016年03月10日 20時00分
東日本大震災からまもなく5年。
「3.11」について多くのメディアが継続的に特集を組む一方、その翌日に長野と新潟の県境で発生した、名もなき震災は広く知られていません。
気象庁による正式な命名がなかった大地震。
最大震度6強を記録した長野県下水内郡の栄村(さかえむら)の当時を振り返ります。
震災前の栄村 出典元:栄村ホームページ
東日本大震災から13時間後の激震
長野県最北端に位置する栄村は、人口約2300人(当時)、山あいの豪雪地帯にある農林・畜産を基幹産業とする自然豊かな村です。
東北地方太平洋沖地震から約13時間後、2011年3月12日午前3時59分、マグニチュード6.7、震度6強の衝撃が村を襲います。
さらに、同5時42分までのわずか2時間ほどで、震度6弱を観測する2回の強い余震に見舞われました。
倒壊した住宅群(2011年3月13日撮影)
のちに長野県北部地震(別名:栄村震災、新潟・長野県境地震など)と通称される大地震。
同村では3人が犠牲(災害関連死)になったほか、計3回の強い揺れで住家694棟、非住家1048棟が損壊、雪崩や土砂崩れで3集落が一時孤立するなど甚大な被害が出ました。
長野県北部地震による土砂崩れ(2011年6月8日撮影)
農林・畜産業も大打撃を受けました。
畜舎の倒壊などに伴い、村で唯一の養豚・酪農家が廃業。 同村の農業生産額のトップを占めたキノコ栽培は、栽培ビンの大量破損などで多くの農家が再建を断念、震災前の約半数にまで激減しました。
高さ2メートル余りの雪が覆っていた田畑も、4月の雪解けとともに地割れなどの惨状が明らかになります。
村道に倒壊した住宅(2011年3月13日撮影)
線路下が崩落したJR飯山線(2011年3月13日撮影)
気象庁は名付けず
気象庁ホームページによると、命名の考え方として「顕著な災害を起こした自然現象」について、情報共有の円滑化や後世に教訓を引き継ぐことを目的としています。
長野県北部地震は、陸域でのマグニチュードの値といった目安となる基準に達しないとして正式には命名しませんでした。
なお、同庁の推定震度分布図によると、県境付近の広い範囲で震度7相当の揺れがあったと推測しています。
出典元:気象庁ホームページ
東北地方太平洋沖地震が誘発した可能性も
長野県北部地震については、前日の東北地方太平洋沖地震による誘発の可能性が指摘されています。
同村発行の震災記録集「絆」に掲載された学説よると、太平洋沖の巨大地震により、東日本の大部分が震源地のある東の方角に引っ張られるように移動。
移動した地域の周りで、土地が動いた部分と動かなかった部分に差が生じ、長野県北部地震や3月15日の静岡県東部地震を引き起こしたとみられています。
記録集では詳しくメカニズムを解説しています。
あれからの5年、2016年の栄村
2016年現在、村役場によると、村内は公共施設の再建や道路整備、農地回復などの工事が進み、一部を除きインフラ面での復旧はほぼ完了。住民たちは震災前と変わらない生活水準を取り戻しています。
12年7月には長年の姉妹都市である東京都武蔵村山市にアンテナショップを設置。
14年12月には栄村に隣接し、同じく被災した新潟県津南町とともに、美しい自然が広がる苗場山麓地域について日本ジオパークの認定を受けました。
このほか、新たな産直施設がオープンしたり、震災後に唯一残った畜産農家が規模の拡大に取り組んだりするなど、村内は活気づいています。
栄村農産物販売所かたくり
被災状況や復旧の過程をまとめた栄村地震記録集「絆」は、同村公式ホームページで公開しています。
日本中が未曾有の津波被害と福島第一原発事故の続報を注視した2011年3月、栄村の震災は、詳細に報道されませんでした。
5年が経過するのを前に、震災に遭いそして乗り越えた長野県の村があることを多くの人に知ってほしいと思います。
栄村では、3月12日(土)午後5時半から、JR森宮野原駅の駐車場で震災復興イベント「灯明祭」を開き、村民たちがろうそくを灯して復興への祈りをささげます。
※記事中の写真及び記録集のリンクは、栄村より許可を得て公式ホームページから引用しています。
出典元:NPO法人栄村ネットワーク「栄村復興への歩み」
出典元:長野県栄村アンテナショップ
出典元:苗場山麓ジオパーク
http://irorio.jp/okadaumi/20160310/307111/
【原子力発電所のお寒い実態】元現場責任者の遺言
【原子力発電所のお寒い実態】元現場責任者の遺言を受け止めよう
写真(福島原発事故) 出典:brainz.org
平井憲夫さんという方は、約20年間、原子力発電所の現場責任者として働いておられました。従って、原発内部の実情を良く把握しておられます。1997年1月にお亡くなりになりましたが、その前年の1996年、下記リンク先の文章を書き残してくださいました。
原発がどんなものか知ってほしい
上記サイトから、平井憲夫さん自身の経歴を引用します。
「1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。」
上記サイトには、原発の現場監督を長年していた人でないと知り得ない情報、原発のお寒い実態が詳細に書かれています。以下に、一部を引用させて頂きます。
引用始め
*****************************
素人が造る原発
仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。
ひとむかし前までは、現場作業には、棒心(ぼうしん)と呼ばれる職人、現場の若い監督以上の経験を積んだ職人が班長として必ずいました。
職人は自分の仕事にプライドを持っていて、事故や手抜きは恥だと考えていましたし、事故の恐ろしさもよく知っていました。
それが十年くらい前から、現場に職人がいなくなりました。
全くの素人を経験不問という形で募集しています。
素人の人は事故の怖さを知らない、なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業しています。
それが今の原発の実情です。
例えば、東京電力の福島原発では、針金を原子炉の中に落としたまま運転していて、1歩間違えば、世界中を巻き込むような大事故になっていたところでした。
本人は針金を落としたことは知っていたのに、それがどれだけの大事故につながるかの認識は全然なかったのです。
そういう意味では老朽化した原発も危ないのですが、新しい原発も素人が造るという意味で危ないのは同じです。
現場に職人が少なくなってから、素人でも造れるように、工事がマニュアル化されるようになりました。
マニュアル化というのは図面を見て作るのではなく、工場である程度組み立てた物を持ってきて、現場で1番と1番、2番と2番というように、ただ積木を積み重ねるようにして合わせていくんです。
そうすると、今、自分が何をしているのか、どれほど重要なことをしているのか、全く分からないままに造っていくことになるのです。
こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こるようになった原因のひとつです。
また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来ない職場なのです。原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、互いに話をすることも出来ないような所ですから、身振り手振りなんです。これではちゃんとした技術を教えることができません。それに、いわゆる腕のいい人ほど、年問の許容線量を先に使ってしまって、中に入れなくなります。だから、よけいに素人でもいいということになってしまうんです。
また、例えば、溶接の職人ですと、目がやられます。
30歳すぎたらもうだめで、細かい仕事が出来なくなります。
そうすると、細かい仕事が多い石油プラントなどでは使いものになりませんから、だったら、まあ、日当が安くても、原発の方にでも行こうかなあということになります。
皆さんは何か勘違いしていて、原発というのはとても技術的に高度なものだと思い込んでいるかも知れないけれど、そんな高級なものではないのです。
ですから、素人が造る原発ということで、原発はこれから先、本当にどうしようもなくなってきます。
名ばかりの検査・検査官
原発を造る職人がいなくなっても、検査をきっちりやればいいという人がいます。
しかし、その検査体制が問題なのです。
出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、それではダメなのです。
検査は施工の過程を見ることが重要なのです。
検査官が溶接なら溶接を、「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。
そういう技量の無い検査官にまともな検査が出来るわけがないのです。
メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、これが今の官庁検査の実態です。
原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。
原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。
私もその役人が素人だとは知っていましたが、ここまでひどいとは知らなかったです。
というのは、水戸で講演をしていた時、会場から「実は恥ずかしいんですが、まるっきり素人です」と、科技庁(科学技術庁)の者だとはっきり名乗って発言した人がいました。
その人は「自分たちの職場の職員は、被曝するから絶対に現場に出さなかった。
折から行政改革で農水省の役人が余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人やハマチ養殖の指導をしていた人を、次の日には専門検査官として赴任させた。
そういう何にも知らない人が原発の専門検査官として運転許可を出した。
美浜原発にいた専門官は三か月前までは、お米の検査をしていた人だった」と、その人たちの実名を挙げて話してくれました。
このようにまったくの素人が出す原発の運転許可を信用できますか。
東京電力の福島原発で、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した大事故が起きたとき、読売新聞が「現地専門官カヤの外」と報道していましたが、その人は、自分の担当している原発で大事故が起きたことを、次の日の新聞で知ったのです。
なぜ、専門官が何も知らなかったのか。
それは、電力会社の人は専門官がまったくの素人であることを知っていますから、火事場のような騒ぎの中で、子どもに教えるように、いちいち説明する時間がなかったので、その人を現場にも入れないで放って置いたのです。
だから何も知らなかったのです。
そんないい加減な人の下に原子力検査協会の人がいます。
この人がどんな人かというと、この協会は通産省を定年退職した人の天下り先ですから、全然畑違いの人です。
この人が原発の工事のあらゆる検査の権限を持っていて、この人の0Kが出ないと仕事が進まないのですが、検査のことはなにも知りません。
ですから、検査と言ってもただ見に行くだけです。
けれども大変な権限を持っています。
この協会の下に電力会社があり、その下に原子炉メーカーの日立・東芝・三菱の三社があります。私は日立にいましたが、このメーカーの下に工事会社があるんです。
つまり、メーカーから上も素人、その下の工事会社もほとんど素人ということになります。
だから、原発の事故のことも電力会社ではなく、
メー力-でないと、詳しいことは分からないのです。
私は現役のころも、辞めてからも、ずっと言っていますが、天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、通産省は原発を推進しているところですから、そういう所と全く関係のない機関を作って、その機関が検査をする。
そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、現場のたたき上げの職人が検査と指導を行えば、溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません。
このように、日本の原発行政は、余りにも無責任でお粗末なものなんです。
定期点検工事も素人が
原発は1年くらい運転すると、必ず止めて検査をすることになっていて、定期検査、定検といっています。
原子炉には70気圧とか、150気圧とかいうものすごい圧力がかけられていて、配管の中には水が、水といっても300℃もある熱湯ですが、水や水蒸気がすごい勢いで通っていますから、配管の厚さが半分くらいに薄くなってしまう所もあるのです。
そういう配管とかバルブとかを、定検でどうしても取り替えなくてはならないのですが、この作業に必ず被曝が伴うわけです。
原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。
そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。
防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。
放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。
つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。
作業している人を放射能から守るものではないのです。
だから、作業が終わって外に出る時には、パンツー枚になって、被曝していないかどうか検査をするんです。
体の表面に放射能がついている、いわゆる外部被曝ですと、シャワーで洗うと大体流せますから、放射能がゼロになるまで徹底的に洗ってから、やっと出られます。
また、安全靴といって、備付けの靴に履き替えますが、この靴もサイズが自分の足にきちっと合うものはありませんから、大事な働く足元がちゃんと定まりません。
それに放射能を吸わないように全面マスクを付けたりします。
そういうかっこうで現場に入り、放射能の心配をしながら働くわけですから、実際、原発の中ではいい仕事は絶対に出来ません。
普通の職場とはまったく違うのです。
そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。
お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。
言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。
そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。
例えば、ボルトをネジで締める作業をするとき、「対角線に締めなさい、締めないと漏れるよ」と教えますが、作業する現場は放射線管理区域ですから、放射能がいっぱいあって最悪な所です。
作業現場に入る時はアラームメーターをつけて入りますが、現場は場所によって放射線の量が違いますから、作業の出来る時間が違います。
分刻みです。
現場に入る前にその日の作業と時間、時間というのは、その日に浴びてよい放射能の量で時間が決まるわけですが、その現場が20分間作業ができる所だとすると、20分経つとアラ-ムメーターが鳴るようにしてある。
だから、「アラームメーターが鳴ったら現場から出なさいよ」と指示します。
でも現場には時計がありません。
時計を持って入ると、時計が放射能で汚染されますから腹時計です。
そうやって、現場に行きます。
そこでは、ボルトをネジで締めながら、もう10分は過ぎたかな、15分は過ぎたかなと、頭はそっちの方にばかり行きます。
アラームメーターが鳴るのが怖いですから。
アラームメーターというのはビーッととんでもない音がしますので、初めての人はその音が鳴ると、顔から血の気が引くくらい怖いものです。
これは経験した者でないと分かりません。
ビーッと鳴ると、レントゲンなら何十枚もいっぺんに写したくらいの放射線の量に当たります。
ですからネジを対角線に締めなさいと言っても、言われた通りには出来なくて、ただ締めればいいと、どうしてもいい加滅になってしまうのです。
すると、どうなりますか。
普通の職場環境とは全く違う
放射能というのは蓄積します。
いくら徴量でも十年なら十年分が蓄積します。
これが怖いのです。
日本の放射線管理というのは、年間50ミリシーベルトを守ればいい、それを越えなければいいという姿勢です。
例えば、定検工事ですと三ケ月くらいかかりますから、それで割ると一日分が出ます。
でも、放射線量が高いところですと、一日に五分から七分間しか作業が出来ないところもあります。
しかし、それでは全く仕事になりませんから、三日分とか、一週間分をいっぺんに浴びせながら作業をさせるのです。
これは絶対にやってはいけない方法ですが、そうやって10分間なり20分間なりの作業ができるのです。
そんなことをすると白血病とかガンになると知ってくれていると、まだいいのですが……。
電力会社はこういうことを一切教えません。
稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが一本緩んだことがありました。
動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その一本のネジを締めるのに働く人三十人を用意しました。
一列に並んで、ヨーイドンで七メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。
行って、一、二、三と数えるくらいで、もうアラームメーターがビーッと鳴る。
中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。
ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで百六十人分、金額で四百万円くらいかかりました。
なぜ、原発を止めて修理しないのかと疑問に思われるかもしれませんが、原発を一日止めると、何億円もの損になりますから、電力会社は出来るだけ止めないのです。
放射能というのは非常に危険なものですが、企業というものは、人の命よりもお金なのです。
だれが助けるのか
また、東京電力の福島原発で現場作業員がグラインダーで額(ひたい)を切って、大怪我をしたことがありました。
血が吹き出ていて、一刻を争う大怪我でしたから、直ぐに救急車を呼んで運び出しました。
ところが、その怪我人は放射能まみれだったのです。
でも、電力会社もあわてていたので、防護服を脱がせたり、体を洗ったりする除洗をしなかった。
救急隊員にも放射能汚染の知識が全くなかったので、その怪我人は放射能の除洗をしないままに、病院に運ばれてしまったんです。
だから、その怪我人を触った救急隊員が汚染される、救急車も汚染される、医者も看護婦さんも、その看護婦さんが触った他の患者さんも汚染される、その患者さんが外へ出て、また汚染が広がるというふうに、町中がパニックになるほどの大変な事態になってしまいました。
みんなが大怪我をして出血のひどい人を何とか助けたいと思って必死だっただけで、放射能は全く見えませんから、その人が放射能で汚染されていることなんか、だれも気が付かなかったんですよ。
一人でもこんなに大変なんです。
それが仮に大事故が起きて大勢の住民が放射能で汚染された時、一体どうなるのでしょうか。
想像できますか。
人ごとではないのです。
この国の人、みんなの問題です。
住民の被曝と恐ろしい差別
日本の原発は今までは放射能を一切出していませんと、何十年もウソをついてきた。
でもそういうウソがつけなくなったのです。
原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。
出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。
ある女性から手紙が来ました。
二三歳です。
便箋に涙の跡がにじんでいました。
「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。
ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。
相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。
でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。
原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。
白血病の孫の顔はふびんで見たくない。
だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。
私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。
この娘さんに何の罪がありますか。
こういう話が方々で起きています。
この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話なんですよ、東京で。
皆さんは、原発で働いていた男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から喜べますか。
若い人も、そういう人と恋愛するかも知れないですから、まったく人ごとではないんです。 こういう差別の話は、言えば差別になる。
でも言わなければ分からないことなんです。原発に反対している人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、こういうことが起きるから原発はいやなんだと言って欲しいと思います。
原発は事故だけではなしに、人の心まで壊しているのですから。
それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。
それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。
それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。
そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。
だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。
果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。こ
れをどうしても知って欲しいのです。
ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。
そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。
原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。
*****************************
引用終り
繰り返しになりますが、上で引用した文章の筆者である平井さんは1997年1月にお亡くなりになりました。引用元の文章を書いたのは、その前年の1996年です。
「このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまう」という平井さんの心配は、15年後の2011年3月に現実化しました。チェルノブイリ以来の最悪事故が福島第一原子力発電所で発生し、周辺の広大なエリアが放射性物質に汚染されました。事故はいまだに収束しておらず、最終的な汚染規模がどの程度になるか予想もつきません。健康被害も含めて、今後何世代にも渡って事故の影響が続くことは確実です。
原子力マフィアはもちろんですが、日本国民の多くも事故の深刻さを認識できておらず、「臭い物に蓋をする」という安倍政権の方針に喜んで従っています。心地よい嘘に逃げ込んでいます。事故・失敗から学ぶことができない国民性は、戦前から全く改善されていません。
危機感の無い安倍政権がやっていることは次のようなことです。
①放射線管理区域に相当する高線量地域に何百万人も居住している状態を放置している。
②避難者への援助を打ち切り、高線量地域へ帰還せざるを得ないようにする。
➂放射能汚染レベルの測定が不十分で、しかも、わざと数値を低く見せている。
④健康調査の対象範囲を狭くし、被曝による健康被害を小さく見せている。
⑤特定の医療機関だけに健康調査・診断を許可し、その結果を住民たちに教えない。
⑥安全だと偽り、東京オリンピックを誘致する。
⑦福島県の農産物を福島県内の学校給食に用いて、「安全性」をアピールしている。
⑧汚染地域への企業進出や学校新設を許可している。
⑨東京電力など原子力村の人間は罰せられず、賠償費用を国民負担にしている。
⑩安全性の確認ができないばかりか、放射性廃棄物の処理・管理方法も確立できていないのに、全国の原発を再稼働しようとしている。
⑪原発の新設や輸出を目論んでいる。
⑫その他いろいろ・・・
上記の醜態を、天国の平井さんはどのように感じておられるでしょうか?
最後に:
日本国民の中で原子力発電所での作業に従事したことがある人は、ほんの一握りです。
ほとんどの人は作業経験も無く、実態を知りません。
実態・現実を知っている人の中で、それを文章として記録に残してくれる人は稀です。
その稀な人のうちの一人が、この記事で紹介した平井憲夫さんなのです。
とても貴重な記録です。
「実際に自分が経験していないことであっても、他人の書いた記録から危険性を想像し、真摯に受け止めて、判断・行動を行う。」
こういう種類の知性が、現在の我々に求められていると思います。
以上
http://useful-info.com/message-from-ex-npp-manager
【福島原発事故から5年】被災者目線に立った海外メディア記事の紹介→「放射線の危険があり原発難民の帰還は困難」
原発マフィアという共同体は、経産省・環境省・農水省・文部科学省・厚生労働省・電通・報道機関・電力会社・大学などに勤める人間で構成されています。
出典:原子力村の住民一覧
原発マフィアたちは、高額の給料をもらいながら、国家を破壊するための仕事を毎日しています。取り返しのつかない福島原発事故を起こしておきながら、その現実からは目を背け、本来やるべき仕事をさぼっています。面倒くさいことは嫌なのです。
下記の1)~12)は、原発マフィアたちが自分たちの既得権益・おいしい生活を守るために取り組んでいる施策です。
1)
チェルノブイリ原発事故での隠蔽方法を真似た。
2)
この程度の放射能は大丈夫だと言ってくれる学者を探し出し、太鼓判を押してもらう。
3)
IAEAの報告書などから「健康被害の明確な証拠は無い」という記述を抜き出して利用した。
4)
中学・高校生用の副教材を作って、放射線は身近で役に立つものだと教育している。
5)
一方的で解りにくい説明を行い、住民からの意見には耳を傾けない。(説明会を行ったという事実を作りたいだけ・・・。)
6)
被害者分断のための線引きをあれこれ考え出し、被害者同士を争わせ、結束を弱めて政府批判の力を削ぐ。同時に、被害者へ支払う補償金を削減する狙いもある。
7)
福島原発収束宣言を出して、作業員の手当てをカットした。
8)
放射性物質に汚染された危険地域でありながら避難指示を解除し、福島の住民に対して帰還を促している。安全宣言して避難指示を解除すれば、補償金打ち切りの口実にできる。
子ども(避難者)からの痛切なメッセージ 出典:Evacuate Fukushima
9)
原発事故による癌発生情報を隠蔽するための法律を作った。
10)
TOKIOが出演する「食べて応援」コマーシャルを作った。
11)
福島県産の食材を学校給食に使う市町村に対して補助金を出し、実際に子供達に食べさせている。
12)
報道機関は権力により懐柔され、原発事故報道を自粛している。
詳しくは下記リンク先でご確認ください。
【福島原発事故への対応】やるべきことから逃れるための壮絶な「努力」の数々
日本の主流メディアは、福島原発事故で難民状態になってしまった人たちの声に耳を傾ける姿勢がほとんどありません。「問題ない」を連発するこの人のご機嫌を損ねるのが怖いのでしょう。
写真(福島原発事故により大量の放射性物質が放出されたが、健康問題は発生しないと安倍総理は断言した。)
海外メディアは、原発被災者の目線に立った記事をたくさん書いています。今回はその内の一つを紹介いたします。2016年3月9日付のニューヨークタイムズ記事リンクを以下に貼ります。( )内は私の邦訳です。
「Radiation Fears Keep Japan’s Nuclear Refugees From Returning」(放射線の危険があり原発「難民」の帰還は困難)
上記リンク先記事の要旨を以下に記します。
**********************
福島原発事故により非難を余儀なくされた人は、政府発表で15万人にも上る。
粗末な仮設住宅や借り上げアパートに住む人が多く、今まで築いてきた人間関係はズタズタにされた。
原発近くの高線量区域への帰還を政府が許可しても、放射線への恐怖から、実際に戻る人はほとんどいない。
日本政府は2017年4月に住宅援助を一部打ち切る予定であり、事実上の強制帰還政策を進めている。
除染作業で生じた無数の黒いピラミッドは、福島県の広大なエリアで見られる。
Tokiko Onoda氏の話:
「浪江町に住んでいるが、住宅援助が打ち切られることを恐れている。元の住所が安全だとは思わない。放射線量が高く、ガンなどの病気になる可能性がある。事故前は、原発は安全だと思い込んでいたが、政府にダマされた。政府は避難者に対して新しい住居を与えるべきだ。事故前は大きな家で快適な暮らしを楽しんでいたんだ。今は、生活の立て直しを懸命にやっている。原発被災者の辛さは、経験しないと分からないよ。」
Ryuichi Kino氏(ジャーナリスト)の話:
「日本政府が進めているのは棄民政策だ。避難民は社会から忘れ去られ、見捨てられつつある。避難民の正確な数は20万人に上るだろう。放射線による被ばくについては、ここまでなら安全だという閾値は無い。」
福島医科大学は、福島原発事故後に発生した疾病と事故との因果関係を一切認めていない。子供の甲状腺がんが激増しているにも関わらずだ。実際、チェルノブイリ原発周辺では、事故以降に被ばくの影響で甲状腺がんが急激に増えている。
Seiichi Nakate氏:
「家族で札幌に引っ越して、新しい家を買い、事業を起こした。札幌には福島からの避難者が約1500人おり、皆、協力し合っている。放射線による危険があるので、福島には絶対に帰らない。政府は最初から放射線のリスクを過小評価しており、信用できない。政府が住宅援助を打ち切れば、多くの避難民が帰らざるを得なくなり、放射線の危険にさらされる。政府は、子供も含めて福島県民を見捨てたんだ。」
Megumi Okada氏の話:
「住宅援助が打ち切られないように署名集めをしたり、政府の役人と掛けあっている。福島の大半は安全ですという役人の言葉は信用できない。内部被ばくで自分の子供たちを危険にさらしたくない。我々には避難する権利がある。
5年前から何も進展がない。できれば、国連に難民申請して、家族と一緒にヨーロッパへ亡命したい。無理なのは分かっているけど、実現出来たらいいと思っている。」
**********************
日本の異常なメディア状況を補うために、これからも海外メディアの記事を取りあげていきたいと思います。
以上
http://useful-info.com/fukushima-5years-overseas-media-article-nyt
本気で被爆したくない人は、レントゲンもCTスキャンもなるべく控えた方がいいですよ。
飛行機に乗って高いところを飛んでも被爆します。
それより、口から放射性物質を取り込むのは本当に体に悪い。まず、放射性物質は背骨に入り、次は膵臓に入るそうです。
膵臓でインシュリンが作れなると糖尿病になります。
写真(福島原発事故) 出典:brainz.org
平井憲夫さんという方は、約20年間、原子力発電所の現場責任者として働いておられました。従って、原発内部の実情を良く把握しておられます。1997年1月にお亡くなりになりましたが、その前年の1996年、下記リンク先の文章を書き残してくださいました。
原発がどんなものか知ってほしい
上記サイトから、平井憲夫さん自身の経歴を引用します。
「1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。」
上記サイトには、原発の現場監督を長年していた人でないと知り得ない情報、原発のお寒い実態が詳細に書かれています。以下に、一部を引用させて頂きます。
引用始め
*****************************
素人が造る原発
仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。
ひとむかし前までは、現場作業には、棒心(ぼうしん)と呼ばれる職人、現場の若い監督以上の経験を積んだ職人が班長として必ずいました。
職人は自分の仕事にプライドを持っていて、事故や手抜きは恥だと考えていましたし、事故の恐ろしさもよく知っていました。
それが十年くらい前から、現場に職人がいなくなりました。
全くの素人を経験不問という形で募集しています。
素人の人は事故の怖さを知らない、なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業しています。
それが今の原発の実情です。
例えば、東京電力の福島原発では、針金を原子炉の中に落としたまま運転していて、1歩間違えば、世界中を巻き込むような大事故になっていたところでした。
本人は針金を落としたことは知っていたのに、それがどれだけの大事故につながるかの認識は全然なかったのです。
そういう意味では老朽化した原発も危ないのですが、新しい原発も素人が造るという意味で危ないのは同じです。
現場に職人が少なくなってから、素人でも造れるように、工事がマニュアル化されるようになりました。
マニュアル化というのは図面を見て作るのではなく、工場である程度組み立てた物を持ってきて、現場で1番と1番、2番と2番というように、ただ積木を積み重ねるようにして合わせていくんです。
そうすると、今、自分が何をしているのか、どれほど重要なことをしているのか、全く分からないままに造っていくことになるのです。
こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こるようになった原因のひとつです。
また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来ない職場なのです。原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、互いに話をすることも出来ないような所ですから、身振り手振りなんです。これではちゃんとした技術を教えることができません。それに、いわゆる腕のいい人ほど、年問の許容線量を先に使ってしまって、中に入れなくなります。だから、よけいに素人でもいいということになってしまうんです。
また、例えば、溶接の職人ですと、目がやられます。
30歳すぎたらもうだめで、細かい仕事が出来なくなります。
そうすると、細かい仕事が多い石油プラントなどでは使いものになりませんから、だったら、まあ、日当が安くても、原発の方にでも行こうかなあということになります。
皆さんは何か勘違いしていて、原発というのはとても技術的に高度なものだと思い込んでいるかも知れないけれど、そんな高級なものではないのです。
ですから、素人が造る原発ということで、原発はこれから先、本当にどうしようもなくなってきます。
名ばかりの検査・検査官
原発を造る職人がいなくなっても、検査をきっちりやればいいという人がいます。
しかし、その検査体制が問題なのです。
出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、それではダメなのです。
検査は施工の過程を見ることが重要なのです。
検査官が溶接なら溶接を、「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。
そういう技量の無い検査官にまともな検査が出来るわけがないのです。
メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、これが今の官庁検査の実態です。
原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。
原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。
私もその役人が素人だとは知っていましたが、ここまでひどいとは知らなかったです。
というのは、水戸で講演をしていた時、会場から「実は恥ずかしいんですが、まるっきり素人です」と、科技庁(科学技術庁)の者だとはっきり名乗って発言した人がいました。
その人は「自分たちの職場の職員は、被曝するから絶対に現場に出さなかった。
折から行政改革で農水省の役人が余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人やハマチ養殖の指導をしていた人を、次の日には専門検査官として赴任させた。
そういう何にも知らない人が原発の専門検査官として運転許可を出した。
美浜原発にいた専門官は三か月前までは、お米の検査をしていた人だった」と、その人たちの実名を挙げて話してくれました。
このようにまったくの素人が出す原発の運転許可を信用できますか。
東京電力の福島原発で、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した大事故が起きたとき、読売新聞が「現地専門官カヤの外」と報道していましたが、その人は、自分の担当している原発で大事故が起きたことを、次の日の新聞で知ったのです。
なぜ、専門官が何も知らなかったのか。
それは、電力会社の人は専門官がまったくの素人であることを知っていますから、火事場のような騒ぎの中で、子どもに教えるように、いちいち説明する時間がなかったので、その人を現場にも入れないで放って置いたのです。
だから何も知らなかったのです。
そんないい加減な人の下に原子力検査協会の人がいます。
この人がどんな人かというと、この協会は通産省を定年退職した人の天下り先ですから、全然畑違いの人です。
この人が原発の工事のあらゆる検査の権限を持っていて、この人の0Kが出ないと仕事が進まないのですが、検査のことはなにも知りません。
ですから、検査と言ってもただ見に行くだけです。
けれども大変な権限を持っています。
この協会の下に電力会社があり、その下に原子炉メーカーの日立・東芝・三菱の三社があります。私は日立にいましたが、このメーカーの下に工事会社があるんです。
つまり、メーカーから上も素人、その下の工事会社もほとんど素人ということになります。
だから、原発の事故のことも電力会社ではなく、
メー力-でないと、詳しいことは分からないのです。
私は現役のころも、辞めてからも、ずっと言っていますが、天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、通産省は原発を推進しているところですから、そういう所と全く関係のない機関を作って、その機関が検査をする。
そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、現場のたたき上げの職人が検査と指導を行えば、溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません。
このように、日本の原発行政は、余りにも無責任でお粗末なものなんです。
定期点検工事も素人が
原発は1年くらい運転すると、必ず止めて検査をすることになっていて、定期検査、定検といっています。
原子炉には70気圧とか、150気圧とかいうものすごい圧力がかけられていて、配管の中には水が、水といっても300℃もある熱湯ですが、水や水蒸気がすごい勢いで通っていますから、配管の厚さが半分くらいに薄くなってしまう所もあるのです。
そういう配管とかバルブとかを、定検でどうしても取り替えなくてはならないのですが、この作業に必ず被曝が伴うわけです。
原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。
そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。
防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。
放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。
つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。
作業している人を放射能から守るものではないのです。
だから、作業が終わって外に出る時には、パンツー枚になって、被曝していないかどうか検査をするんです。
体の表面に放射能がついている、いわゆる外部被曝ですと、シャワーで洗うと大体流せますから、放射能がゼロになるまで徹底的に洗ってから、やっと出られます。
また、安全靴といって、備付けの靴に履き替えますが、この靴もサイズが自分の足にきちっと合うものはありませんから、大事な働く足元がちゃんと定まりません。
それに放射能を吸わないように全面マスクを付けたりします。
そういうかっこうで現場に入り、放射能の心配をしながら働くわけですから、実際、原発の中ではいい仕事は絶対に出来ません。
普通の職場とはまったく違うのです。
そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。
お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。
言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。
そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。
例えば、ボルトをネジで締める作業をするとき、「対角線に締めなさい、締めないと漏れるよ」と教えますが、作業する現場は放射線管理区域ですから、放射能がいっぱいあって最悪な所です。
作業現場に入る時はアラームメーターをつけて入りますが、現場は場所によって放射線の量が違いますから、作業の出来る時間が違います。
分刻みです。
現場に入る前にその日の作業と時間、時間というのは、その日に浴びてよい放射能の量で時間が決まるわけですが、その現場が20分間作業ができる所だとすると、20分経つとアラ-ムメーターが鳴るようにしてある。
だから、「アラームメーターが鳴ったら現場から出なさいよ」と指示します。
でも現場には時計がありません。
時計を持って入ると、時計が放射能で汚染されますから腹時計です。
そうやって、現場に行きます。
そこでは、ボルトをネジで締めながら、もう10分は過ぎたかな、15分は過ぎたかなと、頭はそっちの方にばかり行きます。
アラームメーターが鳴るのが怖いですから。
アラームメーターというのはビーッととんでもない音がしますので、初めての人はその音が鳴ると、顔から血の気が引くくらい怖いものです。
これは経験した者でないと分かりません。
ビーッと鳴ると、レントゲンなら何十枚もいっぺんに写したくらいの放射線の量に当たります。
ですからネジを対角線に締めなさいと言っても、言われた通りには出来なくて、ただ締めればいいと、どうしてもいい加滅になってしまうのです。
すると、どうなりますか。
普通の職場環境とは全く違う
放射能というのは蓄積します。
いくら徴量でも十年なら十年分が蓄積します。
これが怖いのです。
日本の放射線管理というのは、年間50ミリシーベルトを守ればいい、それを越えなければいいという姿勢です。
例えば、定検工事ですと三ケ月くらいかかりますから、それで割ると一日分が出ます。
でも、放射線量が高いところですと、一日に五分から七分間しか作業が出来ないところもあります。
しかし、それでは全く仕事になりませんから、三日分とか、一週間分をいっぺんに浴びせながら作業をさせるのです。
これは絶対にやってはいけない方法ですが、そうやって10分間なり20分間なりの作業ができるのです。
そんなことをすると白血病とかガンになると知ってくれていると、まだいいのですが……。
電力会社はこういうことを一切教えません。
稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが一本緩んだことがありました。
動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その一本のネジを締めるのに働く人三十人を用意しました。
一列に並んで、ヨーイドンで七メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。
行って、一、二、三と数えるくらいで、もうアラームメーターがビーッと鳴る。
中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。
ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで百六十人分、金額で四百万円くらいかかりました。
なぜ、原発を止めて修理しないのかと疑問に思われるかもしれませんが、原発を一日止めると、何億円もの損になりますから、電力会社は出来るだけ止めないのです。
放射能というのは非常に危険なものですが、企業というものは、人の命よりもお金なのです。
だれが助けるのか
また、東京電力の福島原発で現場作業員がグラインダーで額(ひたい)を切って、大怪我をしたことがありました。
血が吹き出ていて、一刻を争う大怪我でしたから、直ぐに救急車を呼んで運び出しました。
ところが、その怪我人は放射能まみれだったのです。
でも、電力会社もあわてていたので、防護服を脱がせたり、体を洗ったりする除洗をしなかった。
救急隊員にも放射能汚染の知識が全くなかったので、その怪我人は放射能の除洗をしないままに、病院に運ばれてしまったんです。
だから、その怪我人を触った救急隊員が汚染される、救急車も汚染される、医者も看護婦さんも、その看護婦さんが触った他の患者さんも汚染される、その患者さんが外へ出て、また汚染が広がるというふうに、町中がパニックになるほどの大変な事態になってしまいました。
みんなが大怪我をして出血のひどい人を何とか助けたいと思って必死だっただけで、放射能は全く見えませんから、その人が放射能で汚染されていることなんか、だれも気が付かなかったんですよ。
一人でもこんなに大変なんです。
それが仮に大事故が起きて大勢の住民が放射能で汚染された時、一体どうなるのでしょうか。
想像できますか。
人ごとではないのです。
この国の人、みんなの問題です。
住民の被曝と恐ろしい差別
日本の原発は今までは放射能を一切出していませんと、何十年もウソをついてきた。
でもそういうウソがつけなくなったのです。
原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。
出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。
ある女性から手紙が来ました。
二三歳です。
便箋に涙の跡がにじんでいました。
「東京で就職して恋愛し、結婚が決まって、結納も交わしました。
ところが突然相手から婚約を解消されてしまったのです。
相手の人は、君には何にも悪い所はない、自分も一緒になりたいと思っている。
でも、親たちから、あなたが福井県の敦賀で十数年間育っている。
原発の周辺では白血病の子どもが生まれる確率が高いという。
白血病の孫の顔はふびんで見たくない。
だから結婚するのはやめてくれ、といわれたからと。
私が何か悪いことしましたか」と書いてありました。
この娘さんに何の罪がありますか。
こういう話が方々で起きています。
この話は原発現地の話ではない、東京で起きた話なんですよ、東京で。
皆さんは、原発で働いていた男性と自分の娘とか、この女性のように、原発の近くで育った娘さんと自分の息子とかの結婚を心から喜べますか。
若い人も、そういう人と恋愛するかも知れないですから、まったく人ごとではないんです。 こういう差別の話は、言えば差別になる。
でも言わなければ分からないことなんです。原発に反対している人も、原発は事故や故障が怖いだけではない、こういうことが起きるから原発はいやなんだと言って欲しいと思います。
原発は事故だけではなしに、人の心まで壊しているのですから。
それから、今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。
それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。
それに、その核のゴミや閉鎖した原発を管理するのは、私たちの子孫なのです。
そんな原発が、どうして平和利用だなんて言えますか。だから、私は何度も言いますが、原発は絶対に核の平和利用ではありません。
だから、私はお願いしたい。朝、必ず自分のお子さんの顔やお孫さんの顔をしっかりと見てほしいと。
果たしてこのまま日本だけが原子力発電所をどんどん造って大丈夫なのかどうか、事故だけでなく、地震で壊れる心配もあって、このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまうと。こ
れをどうしても知って欲しいのです。
ですから、私はこれ以上原発を増やしてはいけない、原発の増設は絶対に反対だという信念でやっています。
そして稼働している原発も、着実に止めなければならないと思っていあす。
原発がある限り、世界に本当の平和はこないのですから。
*****************************
引用終り
繰り返しになりますが、上で引用した文章の筆者である平井さんは1997年1月にお亡くなりになりました。引用元の文章を書いたのは、その前年の1996年です。
「このままでは本当に取り返しのつかないことが起きてしまう」という平井さんの心配は、15年後の2011年3月に現実化しました。チェルノブイリ以来の最悪事故が福島第一原子力発電所で発生し、周辺の広大なエリアが放射性物質に汚染されました。事故はいまだに収束しておらず、最終的な汚染規模がどの程度になるか予想もつきません。健康被害も含めて、今後何世代にも渡って事故の影響が続くことは確実です。
原子力マフィアはもちろんですが、日本国民の多くも事故の深刻さを認識できておらず、「臭い物に蓋をする」という安倍政権の方針に喜んで従っています。心地よい嘘に逃げ込んでいます。事故・失敗から学ぶことができない国民性は、戦前から全く改善されていません。
危機感の無い安倍政権がやっていることは次のようなことです。
①放射線管理区域に相当する高線量地域に何百万人も居住している状態を放置している。
②避難者への援助を打ち切り、高線量地域へ帰還せざるを得ないようにする。
➂放射能汚染レベルの測定が不十分で、しかも、わざと数値を低く見せている。
④健康調査の対象範囲を狭くし、被曝による健康被害を小さく見せている。
⑤特定の医療機関だけに健康調査・診断を許可し、その結果を住民たちに教えない。
⑥安全だと偽り、東京オリンピックを誘致する。
⑦福島県の農産物を福島県内の学校給食に用いて、「安全性」をアピールしている。
⑧汚染地域への企業進出や学校新設を許可している。
⑨東京電力など原子力村の人間は罰せられず、賠償費用を国民負担にしている。
⑩安全性の確認ができないばかりか、放射性廃棄物の処理・管理方法も確立できていないのに、全国の原発を再稼働しようとしている。
⑪原発の新設や輸出を目論んでいる。
⑫その他いろいろ・・・
上記の醜態を、天国の平井さんはどのように感じておられるでしょうか?
最後に:
日本国民の中で原子力発電所での作業に従事したことがある人は、ほんの一握りです。
ほとんどの人は作業経験も無く、実態を知りません。
実態・現実を知っている人の中で、それを文章として記録に残してくれる人は稀です。
その稀な人のうちの一人が、この記事で紹介した平井憲夫さんなのです。
とても貴重な記録です。
「実際に自分が経験していないことであっても、他人の書いた記録から危険性を想像し、真摯に受け止めて、判断・行動を行う。」
こういう種類の知性が、現在の我々に求められていると思います。
以上
http://useful-info.com/message-from-ex-npp-manager
【福島原発事故から5年】被災者目線に立った海外メディア記事の紹介→「放射線の危険があり原発難民の帰還は困難」
原発マフィアという共同体は、経産省・環境省・農水省・文部科学省・厚生労働省・電通・報道機関・電力会社・大学などに勤める人間で構成されています。
出典:原子力村の住民一覧
原発マフィアたちは、高額の給料をもらいながら、国家を破壊するための仕事を毎日しています。取り返しのつかない福島原発事故を起こしておきながら、その現実からは目を背け、本来やるべき仕事をさぼっています。面倒くさいことは嫌なのです。
下記の1)~12)は、原発マフィアたちが自分たちの既得権益・おいしい生活を守るために取り組んでいる施策です。
1)
チェルノブイリ原発事故での隠蔽方法を真似た。
2)
この程度の放射能は大丈夫だと言ってくれる学者を探し出し、太鼓判を押してもらう。
3)
IAEAの報告書などから「健康被害の明確な証拠は無い」という記述を抜き出して利用した。
4)
中学・高校生用の副教材を作って、放射線は身近で役に立つものだと教育している。
5)
一方的で解りにくい説明を行い、住民からの意見には耳を傾けない。(説明会を行ったという事実を作りたいだけ・・・。)
6)
被害者分断のための線引きをあれこれ考え出し、被害者同士を争わせ、結束を弱めて政府批判の力を削ぐ。同時に、被害者へ支払う補償金を削減する狙いもある。
7)
福島原発収束宣言を出して、作業員の手当てをカットした。
8)
放射性物質に汚染された危険地域でありながら避難指示を解除し、福島の住民に対して帰還を促している。安全宣言して避難指示を解除すれば、補償金打ち切りの口実にできる。
子ども(避難者)からの痛切なメッセージ 出典:Evacuate Fukushima
9)
原発事故による癌発生情報を隠蔽するための法律を作った。
10)
TOKIOが出演する「食べて応援」コマーシャルを作った。
11)
福島県産の食材を学校給食に使う市町村に対して補助金を出し、実際に子供達に食べさせている。
12)
報道機関は権力により懐柔され、原発事故報道を自粛している。
詳しくは下記リンク先でご確認ください。
【福島原発事故への対応】やるべきことから逃れるための壮絶な「努力」の数々
日本の主流メディアは、福島原発事故で難民状態になってしまった人たちの声に耳を傾ける姿勢がほとんどありません。「問題ない」を連発するこの人のご機嫌を損ねるのが怖いのでしょう。
写真(福島原発事故により大量の放射性物質が放出されたが、健康問題は発生しないと安倍総理は断言した。)
海外メディアは、原発被災者の目線に立った記事をたくさん書いています。今回はその内の一つを紹介いたします。2016年3月9日付のニューヨークタイムズ記事リンクを以下に貼ります。( )内は私の邦訳です。
「Radiation Fears Keep Japan’s Nuclear Refugees From Returning」(放射線の危険があり原発「難民」の帰還は困難)
上記リンク先記事の要旨を以下に記します。
**********************
福島原発事故により非難を余儀なくされた人は、政府発表で15万人にも上る。
粗末な仮設住宅や借り上げアパートに住む人が多く、今まで築いてきた人間関係はズタズタにされた。
原発近くの高線量区域への帰還を政府が許可しても、放射線への恐怖から、実際に戻る人はほとんどいない。
日本政府は2017年4月に住宅援助を一部打ち切る予定であり、事実上の強制帰還政策を進めている。
除染作業で生じた無数の黒いピラミッドは、福島県の広大なエリアで見られる。
Tokiko Onoda氏の話:
「浪江町に住んでいるが、住宅援助が打ち切られることを恐れている。元の住所が安全だとは思わない。放射線量が高く、ガンなどの病気になる可能性がある。事故前は、原発は安全だと思い込んでいたが、政府にダマされた。政府は避難者に対して新しい住居を与えるべきだ。事故前は大きな家で快適な暮らしを楽しんでいたんだ。今は、生活の立て直しを懸命にやっている。原発被災者の辛さは、経験しないと分からないよ。」
Ryuichi Kino氏(ジャーナリスト)の話:
「日本政府が進めているのは棄民政策だ。避難民は社会から忘れ去られ、見捨てられつつある。避難民の正確な数は20万人に上るだろう。放射線による被ばくについては、ここまでなら安全だという閾値は無い。」
福島医科大学は、福島原発事故後に発生した疾病と事故との因果関係を一切認めていない。子供の甲状腺がんが激増しているにも関わらずだ。実際、チェルノブイリ原発周辺では、事故以降に被ばくの影響で甲状腺がんが急激に増えている。
Seiichi Nakate氏:
「家族で札幌に引っ越して、新しい家を買い、事業を起こした。札幌には福島からの避難者が約1500人おり、皆、協力し合っている。放射線による危険があるので、福島には絶対に帰らない。政府は最初から放射線のリスクを過小評価しており、信用できない。政府が住宅援助を打ち切れば、多くの避難民が帰らざるを得なくなり、放射線の危険にさらされる。政府は、子供も含めて福島県民を見捨てたんだ。」
Megumi Okada氏の話:
「住宅援助が打ち切られないように署名集めをしたり、政府の役人と掛けあっている。福島の大半は安全ですという役人の言葉は信用できない。内部被ばくで自分の子供たちを危険にさらしたくない。我々には避難する権利がある。
5年前から何も進展がない。できれば、国連に難民申請して、家族と一緒にヨーロッパへ亡命したい。無理なのは分かっているけど、実現出来たらいいと思っている。」
**********************
日本の異常なメディア状況を補うために、これからも海外メディアの記事を取りあげていきたいと思います。
以上
http://useful-info.com/fukushima-5years-overseas-media-article-nyt
本気で被爆したくない人は、レントゲンもCTスキャンもなるべく控えた方がいいですよ。
飛行機に乗って高いところを飛んでも被爆します。
それより、口から放射性物質を取り込むのは本当に体に悪い。まず、放射性物質は背骨に入り、次は膵臓に入るそうです。
膵臓でインシュリンが作れなると糖尿病になります。
東日本大震災から今日で5年。
東日本大震災から今日で5年。
犠牲となられた方たち、残されたご家族の方々、流されていく人を助けることができず、自責の念に苦しんでおられる方々、地震と津波で命以外の全てを失った方々、その後、様々な苦労が重なり病気になられた方々、地震と津波が原因で後日亡くなられた方々に哀悼の意を表したいと思います。
あの日の災害を風化させることなく、まず、原因究明に努めるよう、日本政府にお願いしたい。
特に、あのような大規模な地震と津波が起きた原因となった地震の跡地を調べて、人工的な災害ではなかったのかなどをきちんと調べてほしい。
そして、正直にその結果を発表してほしいし、まず、調査隊の「いのちの保証」をしてほしい。
(自然災害ならば、今後、同じような地震と津波が起こる確率を出してほしい。)
日本人の皆さんは、今後も天災または、天災に隠れた攻撃があるかもしれないことを意識して、日々防災意識を高め、心を強くして災害に負けない日本人でありますことを願います。
天災だけではなく、ただでさえ、地盤が緩い場所にあるという日本列島なので、外国の攻撃に備える意識も高めてほしい。調査と称して地球深部探査機「ちきゅう」号でむやみに深部に穴を掘り、人工地震を起こさないようにしてほしい。地震と津波を誘発すること必須です。
また、同じ日本人通し、助け合って被害にあった方々をずっとサポートできるような仕組みを作っておられるNPO団体やボランティア団体の取り組みが、上手く、世の中で機能していき、宣伝もうまくされ、一般人でも募金活動を続けていけますように。
何をしたら良いのか、教えてほしい。
犠牲となられた方たち、残されたご家族の方々、流されていく人を助けることができず、自責の念に苦しんでおられる方々、地震と津波で命以外の全てを失った方々、その後、様々な苦労が重なり病気になられた方々、地震と津波が原因で後日亡くなられた方々に哀悼の意を表したいと思います。
あの日の災害を風化させることなく、まず、原因究明に努めるよう、日本政府にお願いしたい。
特に、あのような大規模な地震と津波が起きた原因となった地震の跡地を調べて、人工的な災害ではなかったのかなどをきちんと調べてほしい。
そして、正直にその結果を発表してほしいし、まず、調査隊の「いのちの保証」をしてほしい。
(自然災害ならば、今後、同じような地震と津波が起こる確率を出してほしい。)
日本人の皆さんは、今後も天災または、天災に隠れた攻撃があるかもしれないことを意識して、日々防災意識を高め、心を強くして災害に負けない日本人でありますことを願います。
天災だけではなく、ただでさえ、地盤が緩い場所にあるという日本列島なので、外国の攻撃に備える意識も高めてほしい。調査と称して地球深部探査機「ちきゅう」号でむやみに深部に穴を掘り、人工地震を起こさないようにしてほしい。地震と津波を誘発すること必須です。
また、同じ日本人通し、助け合って被害にあった方々をずっとサポートできるような仕組みを作っておられるNPO団体やボランティア団体の取り組みが、上手く、世の中で機能していき、宣伝もうまくされ、一般人でも募金活動を続けていけますように。
何をしたら良いのか、教えてほしい。
空母では当初、海水蒸留装置の水を飲んだり、その水で調理した食事をとったりしました。
トモダチ作戦、称賛の陰で 元空母乗組員ら健康被害訴え
核と人類取材センター・田井中雅人
2015年10月1日13時08分
スティーブ・シモンズさん=米ユタ州ソルトレークシティー郊外、田井中雅人撮影
東日本大震災で「トモダチ作戦」にあたった米国の原子力空母「ロナルド・レーガン」が1日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備された。作戦から4年半。当時の乗組員たちは今、健康被害を訴えて米国で訴訟を続けている。称賛された支援活動の陰で何があったのか。
【動画】米原子力空母ロナルド・レーガン横須賀が入港
特集:核といのちを考える
■帰国後に体調悪化
トモダチ作戦に従事した元海軍大尉のスティーブ・シモンズさん(37)に会うため、記者は米国ユタ州ソルトレークシティーを訪ねた。
ロナルド・レーガンの元乗組員たちは事故から約1年9カ月後の2012年12月、「東京電力福島第一原発事故で東電が正しい情報を示さず、被曝(ひばく)した」としてカリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に提訴。当時、艦載機部隊の管理官だったシモンズさんも訴訟に加わっている。
「空母では当初、海水蒸留装置の水を飲んだり、その水で調理した食事をとったりしました。現場海域に着いてから3日後の2011年3月15日、艦長が『水を飲まないように』と命じました。だが、すでにシャワーを浴びたり、水を飲んだりしたあと。その後も、甲板の洗浄には汚染された海水を使っていました」
「乗組員は強い放射線にさらされ続けましたが、当時は健康へのリスクに無知でした。私たちは人道支援にあたったのであり、核惨事に対応できたわけではない。東電が正しい情報を出していれば、違った対応がとれたはずです」
シモンズさんは帰国後、体調が悪化。様々な症状に苦しんでいる。
「11年末、車を運転中に突然気を失いました。高熱が続き、リンパ節がはれ、足の筋力が衰えました。髪の毛が抜け、体重も十数キロ激減。トモダチ作戦前は登山をするなど健康体でしたから、症状が現れたときには打ちのめされました」
「筋肉を切り裂くような痛みは腕や胸に広がり、全身のはれや囊胞(のうほう)、発汗、膀胱(ぼうこう)不全などを発症。通院するソルトレークシティーの退役軍人病院の医師は『放射能の影響だろう』としています」
米国防総省は昨年、連邦議会へ報告書を提出した。乗組員らが受けた放射線量は一般の米国人が自然界から受けるより低いとし、健康被害との因果関係は考えられないと主張している。
「報告書は使い物にならない代物。乗組員全員の検査をせず、健康被害のリスクはなかったとしている。飲料水の汚染は検知器の誤作動だったとしているのも不可解です」
残り:1300文字/全文:2294文字
http://www.asahi.com/articles/ASH9W4TZ7H9WPTIL008.html
核と人類取材センター・田井中雅人
2015年10月1日13時08分
スティーブ・シモンズさん=米ユタ州ソルトレークシティー郊外、田井中雅人撮影
東日本大震災で「トモダチ作戦」にあたった米国の原子力空母「ロナルド・レーガン」が1日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備された。作戦から4年半。当時の乗組員たちは今、健康被害を訴えて米国で訴訟を続けている。称賛された支援活動の陰で何があったのか。
【動画】米原子力空母ロナルド・レーガン横須賀が入港
特集:核といのちを考える
■帰国後に体調悪化
トモダチ作戦に従事した元海軍大尉のスティーブ・シモンズさん(37)に会うため、記者は米国ユタ州ソルトレークシティーを訪ねた。
ロナルド・レーガンの元乗組員たちは事故から約1年9カ月後の2012年12月、「東京電力福島第一原発事故で東電が正しい情報を示さず、被曝(ひばく)した」としてカリフォルニア州サンディエゴの連邦地裁に提訴。当時、艦載機部隊の管理官だったシモンズさんも訴訟に加わっている。
「空母では当初、海水蒸留装置の水を飲んだり、その水で調理した食事をとったりしました。現場海域に着いてから3日後の2011年3月15日、艦長が『水を飲まないように』と命じました。だが、すでにシャワーを浴びたり、水を飲んだりしたあと。その後も、甲板の洗浄には汚染された海水を使っていました」
「乗組員は強い放射線にさらされ続けましたが、当時は健康へのリスクに無知でした。私たちは人道支援にあたったのであり、核惨事に対応できたわけではない。東電が正しい情報を出していれば、違った対応がとれたはずです」
シモンズさんは帰国後、体調が悪化。様々な症状に苦しんでいる。
「11年末、車を運転中に突然気を失いました。高熱が続き、リンパ節がはれ、足の筋力が衰えました。髪の毛が抜け、体重も十数キロ激減。トモダチ作戦前は登山をするなど健康体でしたから、症状が現れたときには打ちのめされました」
「筋肉を切り裂くような痛みは腕や胸に広がり、全身のはれや囊胞(のうほう)、発汗、膀胱(ぼうこう)不全などを発症。通院するソルトレークシティーの退役軍人病院の医師は『放射能の影響だろう』としています」
米国防総省は昨年、連邦議会へ報告書を提出した。乗組員らが受けた放射線量は一般の米国人が自然界から受けるより低いとし、健康被害との因果関係は考えられないと主張している。
「報告書は使い物にならない代物。乗組員全員の検査をせず、健康被害のリスクはなかったとしている。飲料水の汚染は検知器の誤作動だったとしているのも不可解です」
残り:1300文字/全文:2294文字
http://www.asahi.com/articles/ASH9W4TZ7H9WPTIL008.html
東京電力はどういう理由かは定かでないが、アメリカの首都ワシントンに事務所を構えている
東京電力が「トモダチ作戦」の米空母乗組員から訴えられた本当の理由=不破利晴
2016年3月10日ビジネス・ライフ
東京電力福島第一原発の事故から5年。これだけの罪を犯しておきながら、誰も責任を取らないのは世界広しといえども日本ぐらいのもので、世界はそんな日本の無責任体質を半ば嘲笑し、半ば呆れているに違いないのだ。(『インターネット政党が日本を変える!』不破利晴)
墓穴を掘った東電<9501>の「お粗末すぎる」リスク管理
東電元幹部ら強制起訴
東日本大震災における東京電力福島第一原発の事故については、これまで誰も責任を取らない、だれも断罪されないという信じられないような無責任体質を震災後5年に渡りさらし続けてきたが、ここにきてようやく東電幹部の一部が強制起訴されるらしい。
東京電力福島第一原発事故で、検察官役の指定弁護士は二十九日、東電の勝俣恒久元会長(七五)ら旧経営陣三人を業務上過失致死傷罪で在宅のまま強制起訴した。公判では、全交流電源喪失が起きるほどの巨大津波の襲来を予測できたかが、最大の争点となる。<中略>
他に起訴されたのは、ともに原子力・立地本部長を務めた武藤栄元副社長(六五)と、武黒一郎元副社長(六九)。
起訴状では、福島第一原発の敷地の高さ(海抜一〇メートル)を超える津波が襲来し、浸水で重大な事故が起きる可能性を予測できたのに、原発の運転停止を含めた津波対策をすべき注意義務を怠り、東日本大震災に伴う津波で重大事故を引き起こし、四十四人死なせ、十三人にけがを負わせたとされる。<後略>
出典:巨大津波予測が最大の争点 東電元トップら強制起訴 – 東京新聞(2016年3月1日)
本来的には、これまで原発を推進してきた自民党を中心とする政治家、大震災でまるで役に立たなかった民主党を中心とする政治家、東電を管理運用してきた企業家、そして忘れてならない原発ムラに巣くう官僚をはじめとするその他諸々の連中を、次々と断罪せねばならぬだろう。
しかし、現実には東電の一線を退いた老いぼれたちをアリバイ作りのごとく起訴し、そして彼らは有罪となるも執行猶予や軽い罰金刑で手打ちとなる可能性が極めて高いと言わざるを得ない。
東京電力<9501> 月足(SBI証券)
誠に残念ではあるが、それでもこれを契機に世論が盛り上がり、多くの関係者が責任を追及され、そしてそれが被害者への補償に繋がればと願っている。
だいたいこれだけの罪を犯しておきながら、誰も責任を取らないというのは世界広しといえども日本ぐらいのもので、世界はそんな日本の無責任体質を半ば嘲笑し、半ば呆れているに違いないのだ。
そして、原発訴訟に関して、忘れてならないことがもう一つある。
Next: 実は謎が多い~空母「ロナルド・レーガン」乗組員による東電訴訟
実は謎が多い~空母「ロナルド・レーガン」乗組員による東電訴訟
東日本大震災(3.11)が起きた時、イスラエルは東北地方に現地支援スタッフを派遣し、その活躍はイスラエルらしいメディア攻勢のもとに、テレビを中心的な媒体として我々の目に飛び込んできた。
しかし、その後のイスラエルは経費として数千万といった金を日本に請求してきたことも、確かにイスラエル“らしい”やり口であった。
忘れてならないことは、イスラエルのことではない。もっと強烈なものだ。
東日本大震災での「トモダチ作戦」で一躍名を馳せたアメリカ航空母艦、ロナルド・レーガンの乗組員らが東京電力を相手取り計1億4000万ドル、日本円にして約120億円の賠償を求める訴えを米サンディエゴの連邦地裁に起こしたという事実である。
訴えの理由として、「東京電力が福島第1原発事故について誤った情報を伝え、危険なレベルまで被ばくさせた」ことを挙げている。
つまり、乗組員側は、
「米海軍が東電による健康と安全に関する偽りの情報を信頼し、安全だと誤解させられた」と主張。「東電だけが入手できた当時のデータによると、原告が活動していた地域における放射線被ばく量は、チェルノブイリ原発から同距離に住み、がんを発症した人々の被ばく量にすでに達していたことになる」と指摘している。
出典:時事通信(2012年12月27日)
のだ。
アメリカは言わずと知れた訴訟社会であり、この件も福島の惨事をネタに一山狙っていると受け止められても仕方がない側面はある…かもしれない。それでも乗組員の主張には事態の本質的を突く箇所があるのは否めない。
それが「東京電力が福島第1原発事故について誤った情報を伝え…」に凝縮されている。
結局、東京電力の隠蔽体質は事故をさらに悪化させ、周辺住民にもいらぬ被爆を被らせたことは事実であり、これはそっくりそのまま日本政府の隠蔽体質についても痛烈な批判を浴びせるものだ。
ここで不思議なのは、乗組員らが訴えを起こしたのは日本の司法に対してでなく、アメリカの「サンディエゴの連邦地裁」である、ということである。このようなことが実際に成り立つのか?当初、私は非常に不思議に思った。
このことを的確に解説してくれたのが、名古屋市在住の弁護士、岩月浩二氏である。岩月弁護士は私も集団訴訟の原告の一人として参加している、「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」の弁護団団長を務めている方である。
Next: 墓穴を掘った東電。近い将来、日本でも驚くべき判決が下される?
墓穴を掘った東電。近い将来、日本でも驚くべき判決が下される?
アメリカの裁判所に、なぜ米兵の東電に対する損害賠償訴訟の管轄が認められるのか?岩月弁護士のブログ『街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋』によれば、つまりはこういうことだ。
実は、東京電力はどういう理由かは定かでないが、アメリカの首都ワシントンに事務所を構えているのだ。この事実が問題の本質の全てと言って良い。
東電の原発事故についてアメリカの裁判所に司法権が及ぶ理由は、被告(=東電)の所在地がアメリカにあるからだ。つまり、支社や事務所がアメリカに存在する場合でも、所在地がアメリカにあると見なされるのである!
このことから浮き彫りになってくるのは、被告所在地は最も一般的な管轄原因である、ということなのである。
当たり前といえば当たり前だが、その意味では岩月浩二氏が指摘するように、東京電力のリスク管理はあまりにお粗末と言う他ない。詳細は東電のお粗末 被曝米兵「トモダチ」損害賠償訴訟 – 街の弁護士日記
SINCE1992at名古屋に目を通していただきたい。
日本の電力大手とはいえ、アメリカにまで事務所を構える蓋然性は見当たらず、アメリカは原発先進国といえども、そうまでする程の収集すべき情報がふんだんにあるとも思えないのである。
これは対アメリカというよりは、むしろ東電幹部がアメリカに外遊に来た際、何かと世話を焼くための出先機関だったのではなかろうか。そのような無駄なことに金を使うから、東電は墓穴を掘ってしまったのかもしれない。
東京電力については方々から訴訟が取り沙汰されているが、アメリカの訴訟いかんによっては日本でも驚くべき判決が下されるかもしれない。日本は対米従属が基調である。このことは無論、司法においても例外ではないのである。
【関連】“ローコスト”な原発の正直なコスト~過酷事故の発生確率は4.3%/年=吉田繁治
『インターネット政党が日本を変える!』(2016年3月3日号)より
※記事タイトル・リード文・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
インターネット政党が日本を変える!
[月額540円(税込) 毎週火・木曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」驚かせてすみません。私は不破利晴と申します。私は、元駐レバノン特命全権大使・天木直人氏と共に、「インターネット政党」の成功に向けて活動しています。インターネット政党『新党憲法9条』のWebサイトをつくり、日々の運用管理をしています。想像して欲しいことがあります。→「毎日働き詰めで辛くありませんか?」→「生きることに目的を見失って辛くありませんか?」→「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」インターネット政党の主役は「あなた」です。
http://www.mag2.com/p/money/7845
友人から聞いた話では、本当に体調が悪くなっているアメリカ兵も結構、いるらしいよ。
2016年3月10日ビジネス・ライフ
東京電力福島第一原発の事故から5年。これだけの罪を犯しておきながら、誰も責任を取らないのは世界広しといえども日本ぐらいのもので、世界はそんな日本の無責任体質を半ば嘲笑し、半ば呆れているに違いないのだ。(『インターネット政党が日本を変える!』不破利晴)
墓穴を掘った東電<9501>の「お粗末すぎる」リスク管理
東電元幹部ら強制起訴
東日本大震災における東京電力福島第一原発の事故については、これまで誰も責任を取らない、だれも断罪されないという信じられないような無責任体質を震災後5年に渡りさらし続けてきたが、ここにきてようやく東電幹部の一部が強制起訴されるらしい。
東京電力福島第一原発事故で、検察官役の指定弁護士は二十九日、東電の勝俣恒久元会長(七五)ら旧経営陣三人を業務上過失致死傷罪で在宅のまま強制起訴した。公判では、全交流電源喪失が起きるほどの巨大津波の襲来を予測できたかが、最大の争点となる。<中略>
他に起訴されたのは、ともに原子力・立地本部長を務めた武藤栄元副社長(六五)と、武黒一郎元副社長(六九)。
起訴状では、福島第一原発の敷地の高さ(海抜一〇メートル)を超える津波が襲来し、浸水で重大な事故が起きる可能性を予測できたのに、原発の運転停止を含めた津波対策をすべき注意義務を怠り、東日本大震災に伴う津波で重大事故を引き起こし、四十四人死なせ、十三人にけがを負わせたとされる。<後略>
出典:巨大津波予測が最大の争点 東電元トップら強制起訴 – 東京新聞(2016年3月1日)
本来的には、これまで原発を推進してきた自民党を中心とする政治家、大震災でまるで役に立たなかった民主党を中心とする政治家、東電を管理運用してきた企業家、そして忘れてならない原発ムラに巣くう官僚をはじめとするその他諸々の連中を、次々と断罪せねばならぬだろう。
しかし、現実には東電の一線を退いた老いぼれたちをアリバイ作りのごとく起訴し、そして彼らは有罪となるも執行猶予や軽い罰金刑で手打ちとなる可能性が極めて高いと言わざるを得ない。
東京電力<9501> 月足(SBI証券)
誠に残念ではあるが、それでもこれを契機に世論が盛り上がり、多くの関係者が責任を追及され、そしてそれが被害者への補償に繋がればと願っている。
だいたいこれだけの罪を犯しておきながら、誰も責任を取らないというのは世界広しといえども日本ぐらいのもので、世界はそんな日本の無責任体質を半ば嘲笑し、半ば呆れているに違いないのだ。
そして、原発訴訟に関して、忘れてならないことがもう一つある。
Next: 実は謎が多い~空母「ロナルド・レーガン」乗組員による東電訴訟
実は謎が多い~空母「ロナルド・レーガン」乗組員による東電訴訟
東日本大震災(3.11)が起きた時、イスラエルは東北地方に現地支援スタッフを派遣し、その活躍はイスラエルらしいメディア攻勢のもとに、テレビを中心的な媒体として我々の目に飛び込んできた。
しかし、その後のイスラエルは経費として数千万といった金を日本に請求してきたことも、確かにイスラエル“らしい”やり口であった。
忘れてならないことは、イスラエルのことではない。もっと強烈なものだ。
東日本大震災での「トモダチ作戦」で一躍名を馳せたアメリカ航空母艦、ロナルド・レーガンの乗組員らが東京電力を相手取り計1億4000万ドル、日本円にして約120億円の賠償を求める訴えを米サンディエゴの連邦地裁に起こしたという事実である。
訴えの理由として、「東京電力が福島第1原発事故について誤った情報を伝え、危険なレベルまで被ばくさせた」ことを挙げている。
つまり、乗組員側は、
「米海軍が東電による健康と安全に関する偽りの情報を信頼し、安全だと誤解させられた」と主張。「東電だけが入手できた当時のデータによると、原告が活動していた地域における放射線被ばく量は、チェルノブイリ原発から同距離に住み、がんを発症した人々の被ばく量にすでに達していたことになる」と指摘している。
出典:時事通信(2012年12月27日)
のだ。
アメリカは言わずと知れた訴訟社会であり、この件も福島の惨事をネタに一山狙っていると受け止められても仕方がない側面はある…かもしれない。それでも乗組員の主張には事態の本質的を突く箇所があるのは否めない。
それが「東京電力が福島第1原発事故について誤った情報を伝え…」に凝縮されている。
結局、東京電力の隠蔽体質は事故をさらに悪化させ、周辺住民にもいらぬ被爆を被らせたことは事実であり、これはそっくりそのまま日本政府の隠蔽体質についても痛烈な批判を浴びせるものだ。
ここで不思議なのは、乗組員らが訴えを起こしたのは日本の司法に対してでなく、アメリカの「サンディエゴの連邦地裁」である、ということである。このようなことが実際に成り立つのか?当初、私は非常に不思議に思った。
このことを的確に解説してくれたのが、名古屋市在住の弁護士、岩月浩二氏である。岩月弁護士は私も集団訴訟の原告の一人として参加している、「TPP交渉差止・違憲訴訟の会」の弁護団団長を務めている方である。
Next: 墓穴を掘った東電。近い将来、日本でも驚くべき判決が下される?
墓穴を掘った東電。近い将来、日本でも驚くべき判決が下される?
アメリカの裁判所に、なぜ米兵の東電に対する損害賠償訴訟の管轄が認められるのか?岩月弁護士のブログ『街の弁護士日記 SINCE1992at名古屋』によれば、つまりはこういうことだ。
実は、東京電力はどういう理由かは定かでないが、アメリカの首都ワシントンに事務所を構えているのだ。この事実が問題の本質の全てと言って良い。
東電の原発事故についてアメリカの裁判所に司法権が及ぶ理由は、被告(=東電)の所在地がアメリカにあるからだ。つまり、支社や事務所がアメリカに存在する場合でも、所在地がアメリカにあると見なされるのである!
このことから浮き彫りになってくるのは、被告所在地は最も一般的な管轄原因である、ということなのである。
当たり前といえば当たり前だが、その意味では岩月浩二氏が指摘するように、東京電力のリスク管理はあまりにお粗末と言う他ない。詳細は東電のお粗末 被曝米兵「トモダチ」損害賠償訴訟 – 街の弁護士日記
SINCE1992at名古屋に目を通していただきたい。
日本の電力大手とはいえ、アメリカにまで事務所を構える蓋然性は見当たらず、アメリカは原発先進国といえども、そうまでする程の収集すべき情報がふんだんにあるとも思えないのである。
これは対アメリカというよりは、むしろ東電幹部がアメリカに外遊に来た際、何かと世話を焼くための出先機関だったのではなかろうか。そのような無駄なことに金を使うから、東電は墓穴を掘ってしまったのかもしれない。
東京電力については方々から訴訟が取り沙汰されているが、アメリカの訴訟いかんによっては日本でも驚くべき判決が下されるかもしれない。日本は対米従属が基調である。このことは無論、司法においても例外ではないのである。
【関連】“ローコスト”な原発の正直なコスト~過酷事故の発生確率は4.3%/年=吉田繁治
『インターネット政党が日本を変える!』(2016年3月3日号)より
※記事タイトル・リード文・本文見出し・太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
インターネット政党が日本を変える!
[月額540円(税込) 毎週火・木曜日(祝祭日・年末年始を除く)]
「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」驚かせてすみません。私は不破利晴と申します。私は、元駐レバノン特命全権大使・天木直人氏と共に、「インターネット政党」の成功に向けて活動しています。インターネット政党『新党憲法9条』のWebサイトをつくり、日々の運用管理をしています。想像して欲しいことがあります。→「毎日働き詰めで辛くありませんか?」→「生きることに目的を見失って辛くありませんか?」→「あなたにとってハッピーな世の中とは、どのようなものですか?」インターネット政党の主役は「あなた」です。
http://www.mag2.com/p/money/7845
友人から聞いた話では、本当に体調が悪くなっているアメリカ兵も結構、いるらしいよ。
ヘアカラーの色持ちがよくなるとして用いられる、パラフェニレンジアミン(PPD)がアレルギー反応を
白髪染めがアブナイ。「皮膚障害」急増で髪が抜け落ちる人も―消費者庁
2016年3月11日 108
美容院のみならず、自宅でも手軽に使えるようになった「ヘアカラー」。おしゃれ染めから白髪染めまで種類も豊富にあり、男性の愛用者も多いようです。しかし無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』では、近年、消費者庁に寄せられる「ヘアカラー剤によるアレルギー被害」の数が急増していると注意を促しています。
アレルギー:茶髪、白髪染めヘアカラーにご注意を!
インフルエンザの悩みが消えかかると思いきや、今度は花粉症の番です。でも今日は花粉によるアレルギーの問題はさておき、茶髪や白髪染め用ヘアカラーによるアレルギー反応のお話を。
消費者庁に報告される、ヘアカラー剤で起きるアレルギーなど皮膚障害に関する事例が急増しているそうです。一度症状が表れると使う度に重症化することもあるとのことで、「異常を感じたら使用をやめ、医療機関を受診して」と注意喚起しています。
●毛染めによるアレルギーに御注意! 消費者庁
昨年(平成27年)10月23日、消費者安全調査委員会は、「毛染めによる皮膚障害」に関する事故等原因調査報告書を公表しました。それによりますと、消費者庁には平成26年度までの5年間で1,000件超の被害相談事例が寄せられ、うち約170件は1カ月以上の重症だったそうです。中には髪が抜け落ちたり、耳や指先など広範囲に炎症が広がったりするケースもあったようです。
また、消費者庁が昨年1~2月に毛染め経験のある全国の15~80歳の男女3,000人を対象に行った調査によりますと、ヘアカラー剤によるアレルギーの危険性を「知らない」と答えた人は32%だったそうです。そしてアレルギーなどの皮膚障害が出た場合、「別の商品にすれば改善されると思う」と答えた人は56.5%だったそうですが、ことはそんなに簡単ではなさそうです。
以下に、消費者庁の注意事項をお示しします。
酸化染毛剤はヘアカラーリング剤の中でもアレルギーを引き起こしやすい
毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、その直接的な原因はヘアカラーリング剤です。ヘアカラーリング剤の中でも酸化染毛剤(ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染め、アルカリカラー等と呼ばれる)は、最も広く使用されていますが、他のカラーリング剤と比べてアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすくもあります。
アレルギーの場合、再度の使用により症状が重くなることも
これまでに毛染めで異常を感じたことのない人も、継続的に毛染めを行ううちにアレルギーになることがあります。1度目のアレルギー症状が軽かった場合も、治まった後に再度使用すれば、次第に症状が重くなる場合があります。症状には個人差があり、人によっては頭皮だけでなく、顔面や首などにまで皮膚症状が広がり、日常生活に支障を来すほどになることもあります。
異常を感じたら、使用を止め、医療機関の受診を!
酸化染毛剤を使用する際は、事前にセルフテストを行いましょう。また、使用して、かゆみ、赤み、痛みなどの異常を感じた場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があるため、使用を止める、医療機関を受診するなど適切に対応しましょう。
ヘアカラーの色持ちがよくなるとして用いられる、パラフェニレンジアミン(PPD)がアレルギー反応を起きおこす元凶のようですが、皆様十分にご注意を。
image by: Shutterstock
『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』
こっそり、目からウロコの情報をお教えします。世界の医学誌からの信頼情報のみです。専門家も知らない情報を先取りして、健康維持に。
http://www.mag2.com/p/news/156109?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0311
2016年3月11日 108
美容院のみならず、自宅でも手軽に使えるようになった「ヘアカラー」。おしゃれ染めから白髪染めまで種類も豊富にあり、男性の愛用者も多いようです。しかし無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』では、近年、消費者庁に寄せられる「ヘアカラー剤によるアレルギー被害」の数が急増していると注意を促しています。
アレルギー:茶髪、白髪染めヘアカラーにご注意を!
インフルエンザの悩みが消えかかると思いきや、今度は花粉症の番です。でも今日は花粉によるアレルギーの問題はさておき、茶髪や白髪染め用ヘアカラーによるアレルギー反応のお話を。
消費者庁に報告される、ヘアカラー剤で起きるアレルギーなど皮膚障害に関する事例が急増しているそうです。一度症状が表れると使う度に重症化することもあるとのことで、「異常を感じたら使用をやめ、医療機関を受診して」と注意喚起しています。
●毛染めによるアレルギーに御注意! 消費者庁
昨年(平成27年)10月23日、消費者安全調査委員会は、「毛染めによる皮膚障害」に関する事故等原因調査報告書を公表しました。それによりますと、消費者庁には平成26年度までの5年間で1,000件超の被害相談事例が寄せられ、うち約170件は1カ月以上の重症だったそうです。中には髪が抜け落ちたり、耳や指先など広範囲に炎症が広がったりするケースもあったようです。
また、消費者庁が昨年1~2月に毛染め経験のある全国の15~80歳の男女3,000人を対象に行った調査によりますと、ヘアカラー剤によるアレルギーの危険性を「知らない」と答えた人は32%だったそうです。そしてアレルギーなどの皮膚障害が出た場合、「別の商品にすれば改善されると思う」と答えた人は56.5%だったそうですが、ことはそんなに簡単ではなさそうです。
以下に、消費者庁の注意事項をお示しします。
酸化染毛剤はヘアカラーリング剤の中でもアレルギーを引き起こしやすい
毛染めによる皮膚障害の多くは接触皮膚炎で、その直接的な原因はヘアカラーリング剤です。ヘアカラーリング剤の中でも酸化染毛剤(ヘアカラー、ヘアダイ、白髪染め、おしゃれ染め、アルカリカラー等と呼ばれる)は、最も広く使用されていますが、他のカラーリング剤と比べてアレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすくもあります。
アレルギーの場合、再度の使用により症状が重くなることも
これまでに毛染めで異常を感じたことのない人も、継続的に毛染めを行ううちにアレルギーになることがあります。1度目のアレルギー症状が軽かった場合も、治まった後に再度使用すれば、次第に症状が重くなる場合があります。症状には個人差があり、人によっては頭皮だけでなく、顔面や首などにまで皮膚症状が広がり、日常生活に支障を来すほどになることもあります。
異常を感じたら、使用を止め、医療機関の受診を!
酸化染毛剤を使用する際は、事前にセルフテストを行いましょう。また、使用して、かゆみ、赤み、痛みなどの異常を感じた場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があるため、使用を止める、医療機関を受診するなど適切に対応しましょう。
ヘアカラーの色持ちがよくなるとして用いられる、パラフェニレンジアミン(PPD)がアレルギー反応を起きおこす元凶のようですが、皆様十分にご注意を。
image by: Shutterstock
『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』
こっそり、目からウロコの情報をお教えします。世界の医学誌からの信頼情報のみです。専門家も知らない情報を先取りして、健康維持に。
http://www.mag2.com/p/news/156109?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0311
おっしゃることはわかりますが
ネットショップのサポート対応効率化マニュアル
「謝れ」「責任者を出せ」「今すぐ回答しろ」「誠意を見せろ」「納得できない」クレーム5大表現への対処法
連載第3回。クレーム対応の現場でよくある言葉への対処法を解説します。
東 弘樹
2014年6月3日
74
「謝れ」「責任者(上)を出せ」「今すぐ回答しろ」「誠意を見せろ」「納得できない」
これらはクレームでよく使われる「クレーム5大表現」ともいえる言葉です。言われたことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回はこれらの言葉への対処法について説明します。
「謝れ」に反射的に謝らない
苦情・クレームがあった時、まずは自社に非があるかないのかを確認する必要があります。 自社に非がない場合のモンスタークレーマーからの要求には「ゼロ回答」。不
当な要求には一切応じないという姿勢を、スタッフ全員で徹底するべきです。
謝罪も同じです。まだ状況がわからないにも関わらず、相手からの謝罪の要求に対して「申し訳ございません」と安易に謝罪すれば非を認めたことになり、モンスタークレーマーが付け入る隙を見せることになります。
それでもとにかく謝らなければならない状況に直面した場合には、「(何かわからないが、今のあなたの状況を見ると)ご迷惑おかけしています」と伝えるのが良いでしょう。
ただし、自社に非がある場合は当然謝罪が必要です。心を込めて謝罪してください。そこにはマニュアルは必要ありません。むしろマニュアル的に謝罪すると状況を悪化させることがあります。自分が謝罪される立場だと想像してみてください。あまりにマニュアル的な対応をされたら「あなた本当に謝罪の意思があるの?」と思いませんか?
「責任者(上)を出せ」「今すぐ回答しろ」と言われても慌てない
この2つは、自分がこれらの言葉を使うという人もいるかもしれません。頼りないあいまいな応対をされると、怒りたくなくてもつい「ちょっと、分かる人に代わって」と、言ってしまいたくなるものです。
この場合、2つのケースがあります。1つは応対しているオペレーター自体がクレームの対象になっているケース。この場合は、それ以上対応することは解決につながらならないので、慣れている別の担当者に代わるのが望ましいでしょう。
もう1つのケースは、モンスタークレーマーが自身の要求や価値観を飲ませようとしているケースです。まだ状況がはっきりしていない時点で有利な回答を出させようとか、相手に動揺を与えて間違った回答を引き出そうとするのが目的です。
「責任者を出せ」と言われて素直に電話を代わること自体、要求の1つに屈したことになり、相手を増長させる機会になりますし、情報がないまま対応せざるを得ない状況を招きかねないので危険です。処理方法の判断をするために、怒鳴り散らされてつらくても、とにかくしっかり状況把握をしてください。
「誠意を見せろ」と言われたら、本当の誠意を見せる
「誠意」は心から謝罪することです。憤慨している相手でも、心から謝れば受け入れてもらえます。別に金品がほしいわけではなく、自分の気持ちを分かってもらいたいのです。
それでも「誠意はそんなもんじゃないだろう」と言われたら、それはモンスタークレーマーのサインです。まずは、「当社の最大の誠意は、心から謝罪することと考えております」と伝えてください。それでも引き下がらないようであれば「では、誠意とはどういうものとお考えでしょうか?」と聞いてみてください。ここで「普通はサンプルを送るとか、値引きするとかあるだろう……」というような返答があればモンスタークレーマー確定です。もともとその要求を行うことが目的で、一般のお客さまのように困ったことを解決するために連絡してきた人ではないと考えられます。
「納得できない」は決別のサイン
通販やネットショップの場合、最大の譲歩は「返品」か「交換」です。それでも納得せず、「あの会社は○○をくれた」「普通はこんな事をしてくれる」などと言いだしたら、それもモンスタークレーマーのサインです。
他社と状況は違いますし証拠もありません。相手が言うような対応をした会社が本当にあるのかもしれませんが、それは単に強要に屈しただけです。自信を持って自社のルールに沿って判断・対応を行ってください。自社の判断に対し「納得できない」と言われても、「ご期待にそえず申し訳ありません」と言い続けてください。
相手の勢いに負けて仕方なく商品券を渡すなどといったことは、もっともしてはいけないことです。「前はこうしてもらったのに」「○○さんは○○してもらったって聞いたわよ」というように、同じようモンスターがまたやって来ることになります。やってはいけないことは、やらないと決めることが大事です。
クッション言葉をたくさん知っておこう
「クッション言葉」とは言いたいことの前に付ける言葉で、ビジネスにおいてはさまざまな場面で使われています。「恐れ入りますが」などがその代表的な例です。
相手が激昂している時にストレートにこちらが言いたいことだけを伝えると、相手の感情がさらに高ぶり、手が付けられなくなることがあります。クッション言葉を使って少しでもおだやかにと会話や交渉を続けられるようにしましょう。
分類 クッション言葉 伝えたいこと 依頼 恐れ入りますが
失礼とは存じますが
差し支えなければ
大変恐縮ですが
ご面倒をおかけいたしますが
お手数をおかけしますが ?していただけませんでしょうか。 反論 おっしゃることはわかりますが
ご意見なるほどとは思いますが
お言葉を返すようですが
?かと存じます。
?ではないでしょうか。
拒否 お役に立てず、大変心苦しいのですが
せっかくですが
失礼とは存じますが
残念ながら
身に余るお言葉ですが ご遠慮ください。
ご容赦ください。
お許しください。
いたしかねます。
できかねます。
このように、さまざまなクッション言葉が存在しますが、とっさのときにだけ使えるものではありません。日頃から意識して使うようにしましょう。
◇◇◇
いずれにせよ、心がけていただきたいのは落ち着くことと、怒らないこと。人間は相手の顔が見えない状態では良心が痛みにくいので、きつい言葉を投げかけやすいのです。顔を合わせて話している時なら絶対に口にしないような言葉でも、電話口やネット上だと使ってしまうものです。それを踏まえてカッとせず、落ち着いて対応しましょう。
https://netshop.impress.co.jp/node/220
「謝れ」「責任者を出せ」「今すぐ回答しろ」「誠意を見せろ」「納得できない」クレーム5大表現への対処法
連載第3回。クレーム対応の現場でよくある言葉への対処法を解説します。
東 弘樹
2014年6月3日
74
「謝れ」「責任者(上)を出せ」「今すぐ回答しろ」「誠意を見せろ」「納得できない」
これらはクレームでよく使われる「クレーム5大表現」ともいえる言葉です。言われたことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回はこれらの言葉への対処法について説明します。
「謝れ」に反射的に謝らない
苦情・クレームがあった時、まずは自社に非があるかないのかを確認する必要があります。 自社に非がない場合のモンスタークレーマーからの要求には「ゼロ回答」。不
当な要求には一切応じないという姿勢を、スタッフ全員で徹底するべきです。
謝罪も同じです。まだ状況がわからないにも関わらず、相手からの謝罪の要求に対して「申し訳ございません」と安易に謝罪すれば非を認めたことになり、モンスタークレーマーが付け入る隙を見せることになります。
それでもとにかく謝らなければならない状況に直面した場合には、「(何かわからないが、今のあなたの状況を見ると)ご迷惑おかけしています」と伝えるのが良いでしょう。
ただし、自社に非がある場合は当然謝罪が必要です。心を込めて謝罪してください。そこにはマニュアルは必要ありません。むしろマニュアル的に謝罪すると状況を悪化させることがあります。自分が謝罪される立場だと想像してみてください。あまりにマニュアル的な対応をされたら「あなた本当に謝罪の意思があるの?」と思いませんか?
「責任者(上)を出せ」「今すぐ回答しろ」と言われても慌てない
この2つは、自分がこれらの言葉を使うという人もいるかもしれません。頼りないあいまいな応対をされると、怒りたくなくてもつい「ちょっと、分かる人に代わって」と、言ってしまいたくなるものです。
この場合、2つのケースがあります。1つは応対しているオペレーター自体がクレームの対象になっているケース。この場合は、それ以上対応することは解決につながらならないので、慣れている別の担当者に代わるのが望ましいでしょう。
もう1つのケースは、モンスタークレーマーが自身の要求や価値観を飲ませようとしているケースです。まだ状況がはっきりしていない時点で有利な回答を出させようとか、相手に動揺を与えて間違った回答を引き出そうとするのが目的です。
「責任者を出せ」と言われて素直に電話を代わること自体、要求の1つに屈したことになり、相手を増長させる機会になりますし、情報がないまま対応せざるを得ない状況を招きかねないので危険です。処理方法の判断をするために、怒鳴り散らされてつらくても、とにかくしっかり状況把握をしてください。
「誠意を見せろ」と言われたら、本当の誠意を見せる
「誠意」は心から謝罪することです。憤慨している相手でも、心から謝れば受け入れてもらえます。別に金品がほしいわけではなく、自分の気持ちを分かってもらいたいのです。
それでも「誠意はそんなもんじゃないだろう」と言われたら、それはモンスタークレーマーのサインです。まずは、「当社の最大の誠意は、心から謝罪することと考えております」と伝えてください。それでも引き下がらないようであれば「では、誠意とはどういうものとお考えでしょうか?」と聞いてみてください。ここで「普通はサンプルを送るとか、値引きするとかあるだろう……」というような返答があればモンスタークレーマー確定です。もともとその要求を行うことが目的で、一般のお客さまのように困ったことを解決するために連絡してきた人ではないと考えられます。
「納得できない」は決別のサイン
通販やネットショップの場合、最大の譲歩は「返品」か「交換」です。それでも納得せず、「あの会社は○○をくれた」「普通はこんな事をしてくれる」などと言いだしたら、それもモンスタークレーマーのサインです。
他社と状況は違いますし証拠もありません。相手が言うような対応をした会社が本当にあるのかもしれませんが、それは単に強要に屈しただけです。自信を持って自社のルールに沿って判断・対応を行ってください。自社の判断に対し「納得できない」と言われても、「ご期待にそえず申し訳ありません」と言い続けてください。
相手の勢いに負けて仕方なく商品券を渡すなどといったことは、もっともしてはいけないことです。「前はこうしてもらったのに」「○○さんは○○してもらったって聞いたわよ」というように、同じようモンスターがまたやって来ることになります。やってはいけないことは、やらないと決めることが大事です。
クッション言葉をたくさん知っておこう
「クッション言葉」とは言いたいことの前に付ける言葉で、ビジネスにおいてはさまざまな場面で使われています。「恐れ入りますが」などがその代表的な例です。
相手が激昂している時にストレートにこちらが言いたいことだけを伝えると、相手の感情がさらに高ぶり、手が付けられなくなることがあります。クッション言葉を使って少しでもおだやかにと会話や交渉を続けられるようにしましょう。
分類 クッション言葉 伝えたいこと 依頼 恐れ入りますが
失礼とは存じますが
差し支えなければ
大変恐縮ですが
ご面倒をおかけいたしますが
お手数をおかけしますが ?していただけませんでしょうか。 反論 おっしゃることはわかりますが
ご意見なるほどとは思いますが
お言葉を返すようですが
?かと存じます。
?ではないでしょうか。
拒否 お役に立てず、大変心苦しいのですが
せっかくですが
失礼とは存じますが
残念ながら
身に余るお言葉ですが ご遠慮ください。
ご容赦ください。
お許しください。
いたしかねます。
できかねます。
このように、さまざまなクッション言葉が存在しますが、とっさのときにだけ使えるものではありません。日頃から意識して使うようにしましょう。
◇◇◇
いずれにせよ、心がけていただきたいのは落ち着くことと、怒らないこと。人間は相手の顔が見えない状態では良心が痛みにくいので、きつい言葉を投げかけやすいのです。顔を合わせて話している時なら絶対に口にしないような言葉でも、電話口やネット上だと使ってしまうものです。それを踏まえてカッとせず、落ち着いて対応しましょう。
https://netshop.impress.co.jp/node/220
タイのビーチで日本人男性が集団で全裸になった事件、ネット炎上対策企業「DYM」が謝罪
ひたすらスレッドを意味のない発言で埋め立てる業者であったことが2012年に判明しています。
~~~~~~~~~~~
タイのビーチで日本人男性が集団で全裸になった事件、ネット炎上対策企業「DYM」が謝罪
BUZZAP! 2016年3月10日 19時53分 (2016年3月11日 15時52分 更新)
タイのリゾート地・ホアヒンのビーチで日本人男性とみられる一団が全裸になったことが、公然わいせつ事件として国際問題になりかねない状況であることを先日Buzzap!でお伝えしましたが、本日、該当する日本企業が謝罪しました。詳細は以下から。
これが本日になって公開された(PDFファイル)謝罪文。社員が全裸になったことを認めた上で、謝罪しています。
関係者 各位
弊社メンバーによるタイホアヒンでの騒動のお詫び
急啓 平素は、格別のご高配を賜り、お礼申し上げます。この度、弊社メンバーが平成
28 年 3 月に実施したタイ王国への旅行に際しまして、タイ中部のリゾート地ホアヒンにあるホテルの浜辺にて当社のメンバーの一部が泥酔して全裸となっていたことが判明しました。
関係者の皆様をはじめ、世間をお騒がせして、誠に申し訳ございませんでした。
特に、旅行先の解放感でタガが緩み、深く考えることなく、タイ王国の国民の方々の名誉感情を害する行いに至りましたこと、
深く反省し、心よりお詫び申し上げます。今後、同様のことが無いよう、メンバーの教育を徹底して参る所存でございます。甚だ簡単ではありますが、まずは、弊社謝意の不祥事のお詫びと再発防止のお約束まで申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
草 々
平成 28 年 3 月 10 日
株式会社 DYM
代表取締役社長 水谷 佑毅
「メンバーの一部」とありますが、実際の写真(クリックするとモザイクが外れます)では10人どころの騒ぎではなく、問題視されるのもやむを得ない光景に。…
12 次へ
Kapookdotcomさん: “https://t.co/mUubqdNyLc https://t.co/A0btOv6wB3″
なお、今回謝罪文を公開した株式会社DYMの主な業務は、ネット上の誹謗中傷・風評被害対策。
公式サイトでは巨大掲示板群・2ちゃんねるに不利な内容が掲載された場合に対策する「2ちゃんねるスレッド一括削除サービス」なるものを紹介。しかし実際にスレッドが削除されるのではなく、ひたすらスレッドを意味のない発言で埋め立てる業者であったことが2012年に判明しています。
また、風評被害に対する実績として、『会社名を検索すると「悪徳」、「詐欺」等の2chスレッドが続出していた』などの事例に対策したことなども挙げています。
自民党議員のスキャンダルを思わせる「悪質なサイト」の対策に成功し、見事当選させたという例も。それはそうと、そのスキャンダルは本当に事実無根なのでしょうか……?
ネット炎上のエキスパートとして自らのサービスを売り込む企業が、国際問題になりかねない勢いで炎上してしまったという、なんとも収まりの悪い今回の事件。やはりこれらの報道についても、自社に不利な内容として「対策」されてしまうのでしょうか。
【タイのビーチで日本人男性が集団で全裸になった事件、ネット炎上対策企業「DYM」が謝罪】を全て見る
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20160310/Buzzap_35420.html
2016.3.8 21:09
日本の恥さらし 泥酔法人団体客が全裸 タイ王室の保養地
タイ中部のリゾート地フアヒンにあるホテルの浜辺で、社員旅行で訪れた日本人男性約30人が泥酔し、全裸になっていたことが8日、分かった。フアヒンは王室の由緒ある保養地として知られ、タイ人の間で批判が噴出。観光・スポーツ大臣が再発防止を呼び掛ける事態に発展している。
旅行会社やホテルによると、日本企業に勤める男女の若者約90人が旅行に参加。5日夜にホテルで飲食後、浜辺に繰り出し一部の男性が全裸で海に入った。
フアヒンには宮殿があり、国民に敬愛されるプミポン国王(88)が一時静養していたことで知られる。タイ人添乗員が「王室ゆかりの地だから節度を保ってください」と再三注意したが、男性らは聞き入れなかったという。(共同)
http://www.sankei.com/life/news/160308/lif1603080031-n1.html
日本では、酒に酔って起こした醜態は「酔っていたから」という理由で
大目に見られることが多いが、外国では、醜態をさらすほど酒に酔うこと自体がNG行為ですからね。
日本の恥さらしをした連中はパスポート取り上げの刑だ!!
二度と海外へ出るな!!
~~~~~~~~~~~~~
「タイで社員と全裸」株式会社DYMの水谷佑毅さんがお詫びの件
山本一郎 | 個人投資家
2016年3月11日 0時8分配信
「全裸」で検索したら、全裸でジェットコースター慈善活動の一環だそうです(アフロ)(写真:REX FEATURES/アフロ)
山本一郎です。いつまでも少年のような下半身でいたいと願っています。
ところで、先日社員旅行に赴いたタイで代表取締役の水谷佑毅さん以下社員一同が全裸になり、現地で乱痴気騒ぎをしたというほのぼのニュースが飛び込んでまいりました。もちろん、日本の恥だ、お詫びですむ問題ではない的な反響も多かったらしく、騒ぎがいまなお拡大している状況ではあります。
日本人が全裸で円陣…タイで波紋広がる(日本テレビNNN 16/3/9)
弊社メンバーによるタイホアヒンでの騒動のお詫び
水谷佑毅さん(株式会社DYM代表取締役)がお詫びするpdfの画像。
大変ですね。
で、どうも触ると水谷佑毅さんからいろいろお手紙や電話が飛んでくる仕様のようです。
DYMの悪評をソーシャル上に書くと、会社員なら社長にクレーム電話/フリーなら弁護士連絡という噂(Togetter 16/3/9)
昔、この辺のSEO事業をやっていたことがあるので気になって周辺の業者にも「水谷佑毅さんのDYMさんってどういうところなんですか?」という話を聞いたところ、すでにこの業界の本丸のところの仕事はあまりDYMとしてやっておらず、むしろ就活方面のアクティビティで水谷佑毅さんは頑張っておられるとのことでした。
確かに一時期はデジタルミレニアム著作権法の悪用がらみで水谷佑毅さんのDYMが出たことがあったようですが、最近あまり話を聞かないんですよね。
え、ニセの著作権違反を仕立てて Google 検索インデックスから削除させる「風評被害対策」とは名ばかりの悪質な行為にも絡んでる疑いがあるのか。日本でのSLAPP訴訟問題がこんなところで出てくるなんて。 / “DYMの悪評を
ソー…” http://htn.to/SakE65
出典:twitter - koshian
カラクリに関しては、辻正浩さんが解説しておられます。
フリー素材に権利を主張するDMCA申請が悪評隠しに悪用されたと思われる事例(web>SEO 16/2/9)
まさか今回問題となった水谷佑毅さんの株式会社DYMが手がけておられるとは思わないわけですが、まあ何事もやり過ぎないのが肝要ということで考えております。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
山本一郎
個人投資家
投資業務とコンテンツ開発が仕事のメイン、独立17年め。イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社代表取締役。仕事と家庭を両立させながら、40歳になんなんとする人生の節目を感じつつ一歩ずつ坂道を登って生きたいと思います。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160311-00055283/
「著作権侵害を理由とした検索インデックスからの削除申請」を悪用して逆SEOを行う例
2016年2月12日 23:48小中大印刷
insiderman 曰く、 Googleは著作権侵害を理由とした申し立て(DMCA申請)により、指定したサイトやページをGoogle検索結果から排除する仕組みを提供している。これを悪用することで、特定の人や組織に対し都合が悪い情報を検索結果から消すという、いわゆる「逆SEO(検索エンジン最適化)」を行っている例が確認されたそうだ(フリー素材に権利を主張するDMCA申請が悪評隠しに悪用されたと思われる事例)。
紹介されているのは、フリー素材サイトにアップされている画像をブログで使ったところ、申し立てによる検索結果からの排除が行われたという例。詳しくは先の記事を見て欲しいが、問題とされる画像はほかのサイトでも使われており、このサイトだけをピンポイントで排除しているのは不自然だという。いっぽうで記事の内容(とあるプロバイダの悪評)について検索すると、同様に不自然に検索結果から排除されている記事が複数確認されていたという。
なお、DMCA申請に対してはGoogleに対し異議申し立てが可能になっているので、このような「DMCAの悪用」を受けたら何らかの対応を行うことをおすすめする。
http://www.zaikei.co.jp/article/20160212/293138.html
Googleに提出されたリンク削除リクエストは3億4,500万件超に 前年から75%増加
TorrentFreak調査
文●渡辺隆広/SEMリサーチ
2015年01月08日 02時01分更新
記事提供:SEMリサーチ
2014年の1年間で著作権者が Google に申し立てたリンク削除リクエストの件数が3億4,500万以上に達し、前年よりも75%増加していたことが TorrentFreak の調査で明らかになった。
TorrentFreak は Google が公開しているコンテンツ削除リクエストのレポートデータを独自に集計して算出した。ユーザーが検索を通じて海賊版コンテンツへアクセスすることを遮断するために、著作権者がデジタルミレニアム著作権法(Digital
Millennium Copyright Act; DMCA)に基づくリンク削除依頼を積極的に行うようになってきていることの表れといえる。
削除の対象とされる特定のURLのうち、特に申立件数が多いドメインは 4shared.com,
rapidgator.net、uploaded.net で、それぞれ500万件以上のURLの削除リクエストが検索会社に送られている。いずれもファイル共有サービスで、著作権侵害コンテンツの配布に悪用されている。
DMCA に基づくリンク削除依頼は2008年時点ではほんの僅かに過ぎなかったが、2012年頃から徐々に増加し始めてた。世界最大の検索プラットフォーム企業が海賊版コンテンツへのアクセスを助長しているとの批判が著作権保持者から相次いだうえ、検索会社自身が海賊版サイトの問題にもっと責任を持って対処すべきだとの意見も少なくない。こうした批判を受けて Google は昨年、パイレー
ツアップデートと呼ばれるアルゴリズムの更新を行い、音楽や映画、映像など特に著作権侵害が絶えない検索クエリやコンテンツを中心に、海賊版サイトの検索順位を下げたりそれらのサイトへ誘導する検索候補語句を画面に表示しないなどの対策を行っている。
Google 検索から削除がリクエストされた URL(1 週間あたり)
http://www.google.com/transparencyreport/removals/copyright/
GOOGLE ASKED TO REMOVE 345 MILLION “PIRATE” LINKS IN 2014
http://torrentfreak.com/google-asked-remove-345-million-pirate-links-2014-150105/
http://ascii.jp/elem/000/000/967/967607/
~~~~~~~~~~~
タイのビーチで日本人男性が集団で全裸になった事件、ネット炎上対策企業「DYM」が謝罪
BUZZAP! 2016年3月10日 19時53分 (2016年3月11日 15時52分 更新)
タイのリゾート地・ホアヒンのビーチで日本人男性とみられる一団が全裸になったことが、公然わいせつ事件として国際問題になりかねない状況であることを先日Buzzap!でお伝えしましたが、本日、該当する日本企業が謝罪しました。詳細は以下から。
これが本日になって公開された(PDFファイル)謝罪文。社員が全裸になったことを認めた上で、謝罪しています。
関係者 各位
弊社メンバーによるタイホアヒンでの騒動のお詫び
急啓 平素は、格別のご高配を賜り、お礼申し上げます。この度、弊社メンバーが平成
28 年 3 月に実施したタイ王国への旅行に際しまして、タイ中部のリゾート地ホアヒンにあるホテルの浜辺にて当社のメンバーの一部が泥酔して全裸となっていたことが判明しました。
関係者の皆様をはじめ、世間をお騒がせして、誠に申し訳ございませんでした。
特に、旅行先の解放感でタガが緩み、深く考えることなく、タイ王国の国民の方々の名誉感情を害する行いに至りましたこと、
深く反省し、心よりお詫び申し上げます。今後、同様のことが無いよう、メンバーの教育を徹底して参る所存でございます。甚だ簡単ではありますが、まずは、弊社謝意の不祥事のお詫びと再発防止のお約束まで申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
草 々
平成 28 年 3 月 10 日
株式会社 DYM
代表取締役社長 水谷 佑毅
「メンバーの一部」とありますが、実際の写真(クリックするとモザイクが外れます)では10人どころの騒ぎではなく、問題視されるのもやむを得ない光景に。…
12 次へ
Kapookdotcomさん: “https://t.co/mUubqdNyLc https://t.co/A0btOv6wB3″
なお、今回謝罪文を公開した株式会社DYMの主な業務は、ネット上の誹謗中傷・風評被害対策。
公式サイトでは巨大掲示板群・2ちゃんねるに不利な内容が掲載された場合に対策する「2ちゃんねるスレッド一括削除サービス」なるものを紹介。しかし実際にスレッドが削除されるのではなく、ひたすらスレッドを意味のない発言で埋め立てる業者であったことが2012年に判明しています。
また、風評被害に対する実績として、『会社名を検索すると「悪徳」、「詐欺」等の2chスレッドが続出していた』などの事例に対策したことなども挙げています。
自民党議員のスキャンダルを思わせる「悪質なサイト」の対策に成功し、見事当選させたという例も。それはそうと、そのスキャンダルは本当に事実無根なのでしょうか……?
ネット炎上のエキスパートとして自らのサービスを売り込む企業が、国際問題になりかねない勢いで炎上してしまったという、なんとも収まりの悪い今回の事件。やはりこれらの報道についても、自社に不利な内容として「対策」されてしまうのでしょうか。
【タイのビーチで日本人男性が集団で全裸になった事件、ネット炎上対策企業「DYM」が謝罪】を全て見る
http://www.excite.co.jp/News/it_g/20160310/Buzzap_35420.html
2016.3.8 21:09
日本の恥さらし 泥酔法人団体客が全裸 タイ王室の保養地
タイ中部のリゾート地フアヒンにあるホテルの浜辺で、社員旅行で訪れた日本人男性約30人が泥酔し、全裸になっていたことが8日、分かった。フアヒンは王室の由緒ある保養地として知られ、タイ人の間で批判が噴出。観光・スポーツ大臣が再発防止を呼び掛ける事態に発展している。
旅行会社やホテルによると、日本企業に勤める男女の若者約90人が旅行に参加。5日夜にホテルで飲食後、浜辺に繰り出し一部の男性が全裸で海に入った。
フアヒンには宮殿があり、国民に敬愛されるプミポン国王(88)が一時静養していたことで知られる。タイ人添乗員が「王室ゆかりの地だから節度を保ってください」と再三注意したが、男性らは聞き入れなかったという。(共同)
http://www.sankei.com/life/news/160308/lif1603080031-n1.html
日本では、酒に酔って起こした醜態は「酔っていたから」という理由で
大目に見られることが多いが、外国では、醜態をさらすほど酒に酔うこと自体がNG行為ですからね。
日本の恥さらしをした連中はパスポート取り上げの刑だ!!
二度と海外へ出るな!!
~~~~~~~~~~~~~
「タイで社員と全裸」株式会社DYMの水谷佑毅さんがお詫びの件
山本一郎 | 個人投資家
2016年3月11日 0時8分配信
「全裸」で検索したら、全裸でジェットコースター慈善活動の一環だそうです(アフロ)(写真:REX FEATURES/アフロ)
山本一郎です。いつまでも少年のような下半身でいたいと願っています。
ところで、先日社員旅行に赴いたタイで代表取締役の水谷佑毅さん以下社員一同が全裸になり、現地で乱痴気騒ぎをしたというほのぼのニュースが飛び込んでまいりました。もちろん、日本の恥だ、お詫びですむ問題ではない的な反響も多かったらしく、騒ぎがいまなお拡大している状況ではあります。
日本人が全裸で円陣…タイで波紋広がる(日本テレビNNN 16/3/9)
弊社メンバーによるタイホアヒンでの騒動のお詫び
水谷佑毅さん(株式会社DYM代表取締役)がお詫びするpdfの画像。
大変ですね。
で、どうも触ると水谷佑毅さんからいろいろお手紙や電話が飛んでくる仕様のようです。
DYMの悪評をソーシャル上に書くと、会社員なら社長にクレーム電話/フリーなら弁護士連絡という噂(Togetter 16/3/9)
昔、この辺のSEO事業をやっていたことがあるので気になって周辺の業者にも「水谷佑毅さんのDYMさんってどういうところなんですか?」という話を聞いたところ、すでにこの業界の本丸のところの仕事はあまりDYMとしてやっておらず、むしろ就活方面のアクティビティで水谷佑毅さんは頑張っておられるとのことでした。
確かに一時期はデジタルミレニアム著作権法の悪用がらみで水谷佑毅さんのDYMが出たことがあったようですが、最近あまり話を聞かないんですよね。
え、ニセの著作権違反を仕立てて Google 検索インデックスから削除させる「風評被害対策」とは名ばかりの悪質な行為にも絡んでる疑いがあるのか。日本でのSLAPP訴訟問題がこんなところで出てくるなんて。 / “DYMの悪評を
ソー…” http://htn.to/SakE65
出典:twitter - koshian
カラクリに関しては、辻正浩さんが解説しておられます。
フリー素材に権利を主張するDMCA申請が悪評隠しに悪用されたと思われる事例(web>SEO 16/2/9)
まさか今回問題となった水谷佑毅さんの株式会社DYMが手がけておられるとは思わないわけですが、まあ何事もやり過ぎないのが肝要ということで考えております。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
山本一郎
個人投資家
投資業務とコンテンツ開発が仕事のメイン、独立17年め。イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社代表取締役。仕事と家庭を両立させながら、40歳になんなんとする人生の節目を感じつつ一歩ずつ坂道を登って生きたいと思います。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20160311-00055283/
「著作権侵害を理由とした検索インデックスからの削除申請」を悪用して逆SEOを行う例
2016年2月12日 23:48小中大印刷
insiderman 曰く、 Googleは著作権侵害を理由とした申し立て(DMCA申請)により、指定したサイトやページをGoogle検索結果から排除する仕組みを提供している。これを悪用することで、特定の人や組織に対し都合が悪い情報を検索結果から消すという、いわゆる「逆SEO(検索エンジン最適化)」を行っている例が確認されたそうだ(フリー素材に権利を主張するDMCA申請が悪評隠しに悪用されたと思われる事例)。
紹介されているのは、フリー素材サイトにアップされている画像をブログで使ったところ、申し立てによる検索結果からの排除が行われたという例。詳しくは先の記事を見て欲しいが、問題とされる画像はほかのサイトでも使われており、このサイトだけをピンポイントで排除しているのは不自然だという。いっぽうで記事の内容(とあるプロバイダの悪評)について検索すると、同様に不自然に検索結果から排除されている記事が複数確認されていたという。
なお、DMCA申請に対してはGoogleに対し異議申し立てが可能になっているので、このような「DMCAの悪用」を受けたら何らかの対応を行うことをおすすめする。
http://www.zaikei.co.jp/article/20160212/293138.html
Googleに提出されたリンク削除リクエストは3億4,500万件超に 前年から75%増加
TorrentFreak調査
文●渡辺隆広/SEMリサーチ
2015年01月08日 02時01分更新
記事提供:SEMリサーチ
2014年の1年間で著作権者が Google に申し立てたリンク削除リクエストの件数が3億4,500万以上に達し、前年よりも75%増加していたことが TorrentFreak の調査で明らかになった。
TorrentFreak は Google が公開しているコンテンツ削除リクエストのレポートデータを独自に集計して算出した。ユーザーが検索を通じて海賊版コンテンツへアクセスすることを遮断するために、著作権者がデジタルミレニアム著作権法(Digital
Millennium Copyright Act; DMCA)に基づくリンク削除依頼を積極的に行うようになってきていることの表れといえる。
削除の対象とされる特定のURLのうち、特に申立件数が多いドメインは 4shared.com,
rapidgator.net、uploaded.net で、それぞれ500万件以上のURLの削除リクエストが検索会社に送られている。いずれもファイル共有サービスで、著作権侵害コンテンツの配布に悪用されている。
DMCA に基づくリンク削除依頼は2008年時点ではほんの僅かに過ぎなかったが、2012年頃から徐々に増加し始めてた。世界最大の検索プラットフォーム企業が海賊版コンテンツへのアクセスを助長しているとの批判が著作権保持者から相次いだうえ、検索会社自身が海賊版サイトの問題にもっと責任を持って対処すべきだとの意見も少なくない。こうした批判を受けて Google は昨年、パイレー
ツアップデートと呼ばれるアルゴリズムの更新を行い、音楽や映画、映像など特に著作権侵害が絶えない検索クエリやコンテンツを中心に、海賊版サイトの検索順位を下げたりそれらのサイトへ誘導する検索候補語句を画面に表示しないなどの対策を行っている。
Google 検索から削除がリクエストされた URL(1 週間あたり)
http://www.google.com/transparencyreport/removals/copyright/
GOOGLE ASKED TO REMOVE 345 MILLION “PIRATE” LINKS IN 2014
http://torrentfreak.com/google-asked-remove-345-million-pirate-links-2014-150105/
http://ascii.jp/elem/000/000/967/967607/
イルカを観光客らが海から引きずり出してもみくちゃに写真撮影→脱水で死亡し大炎上
カワイルカ殺し!
イルカの写真を撮りたいがために海から引きずり出し、結果的に死に至らしめるというエゴに満ちた今回の行為に対し、世界中で大きな批判が巻き起こっています。
~~~~~
イルカを観光客らが海から引きずり出してもみくちゃに写真撮影→脱水で死亡し大炎上
2016年2月19日10:00 by 深海 | カテゴリー 海外 | タグ これはひどい, 動画, 生き物
アルゼンチンのビーチを訪れた観光客らの思い出のために1頭のイルカが死に追いやられました。詳細は以下から。
この出来事が起こったのはアルゼンチンのビーチリゾートで有名な街、サンタ・テレシータ。波打ち際に泳ぎ着いていたラプラタカワイルカを遊びに来ていた観光客の男性が、海水から引き上げました。
すると辺りにいた観光客らが寄ってたかってイルカを触ったりスマホで写真撮影をしようともみくちゃに。イルカは急速に弱って動かなくなり、最後はビーチの砂の上に放置されて死亡しました。
その際の映像がこちらです。
Baby dolphin dies after being passed around for selfies – YouTube
ラプラタカワイルカは他のイルカと同様に、分厚い脂肪を含んだ表皮を持ち、これによって体温を維持しています。それゆえに現在真夏のアルゼンチンのビーチという暑い環境で海水から出されたことで急速に脱水症を起こし、死亡したものと (AWF)は語っています。
ラプラタカワイルカはアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルといった、南米の大西洋岸だけに見られるイルカで、カワイルカの中では唯一海洋や河口域に生息しています。野生での個体数は30000頭で、毎年多くの個体が刺し網の被害にあっていることが問題視されていました。
イルカの写真を撮りたいがために海から引きずり出し、結果的に死に至らしめるというエゴに満ちた今回の行為に対し、世界中で大きな批判が巻き起こっています。
どんな事件や事故が起きてもまずはスマホで写真を撮ってSNSでシェア。そんな人間の浅ましさが最悪の形で現れたと言えそうです。
Endangered baby dolphin dies after swimmers pass it around for selfies – The
Washington Post
http://buzzap.jp/news/20160219-selfie-kill-a-dolphin/
イルカの写真を撮りたいがために海から引きずり出し、結果的に死に至らしめるというエゴに満ちた今回の行為に対し、世界中で大きな批判が巻き起こっています。
~~~~~
イルカを観光客らが海から引きずり出してもみくちゃに写真撮影→脱水で死亡し大炎上
2016年2月19日10:00 by 深海 | カテゴリー 海外 | タグ これはひどい, 動画, 生き物
アルゼンチンのビーチを訪れた観光客らの思い出のために1頭のイルカが死に追いやられました。詳細は以下から。
この出来事が起こったのはアルゼンチンのビーチリゾートで有名な街、サンタ・テレシータ。波打ち際に泳ぎ着いていたラプラタカワイルカを遊びに来ていた観光客の男性が、海水から引き上げました。
すると辺りにいた観光客らが寄ってたかってイルカを触ったりスマホで写真撮影をしようともみくちゃに。イルカは急速に弱って動かなくなり、最後はビーチの砂の上に放置されて死亡しました。
その際の映像がこちらです。
Baby dolphin dies after being passed around for selfies – YouTube
ラプラタカワイルカは他のイルカと同様に、分厚い脂肪を含んだ表皮を持ち、これによって体温を維持しています。それゆえに現在真夏のアルゼンチンのビーチという暑い環境で海水から出されたことで急速に脱水症を起こし、死亡したものと (AWF)は語っています。
ラプラタカワイルカはアルゼンチン、ウルグアイ、ブラジルといった、南米の大西洋岸だけに見られるイルカで、カワイルカの中では唯一海洋や河口域に生息しています。野生での個体数は30000頭で、毎年多くの個体が刺し網の被害にあっていることが問題視されていました。
イルカの写真を撮りたいがために海から引きずり出し、結果的に死に至らしめるというエゴに満ちた今回の行為に対し、世界中で大きな批判が巻き起こっています。
どんな事件や事故が起きてもまずはスマホで写真を撮ってSNSでシェア。そんな人間の浅ましさが最悪の形で現れたと言えそうです。
Endangered baby dolphin dies after swimmers pass it around for selfies – The
Washington Post
http://buzzap.jp/news/20160219-selfie-kill-a-dolphin/
ジャズ初期の音源1000時間分が無料DL放題
ジャスがお好きな人には、たまらないサイト。↓
ジャズの初期の貴重な音源が大量に無料ダウンロード可能です。
https://archive.org/details/davidwnivenjazz
http://www.openculture.com/2016/03/vast-archive-presents-1000-hours-of-early-jazz-recordings-a-great-resource-for-jazz-novices-aficionados.html
~~~~~
貴重】ルイ・アームストロングにデューク・エリントンも、ジャズ初期の音源1000時間分が無料DL放題
2016年3月10日12:37 by 深海
ジャズの初期の貴重な音源が大量に無料ダウンロード可能です。詳細は以下から。
20世紀のアメリカ音楽を語る上で決して欠かすことのできないジャズ。ルイ・アームストロングやデューク・エリントンといったジャズ初期の極めて貴重な音源の1000時間に渡る膨大なコレクションがインターネットアーカイブからダウンロード可能となっています。
このコレクションは収集家のDavid W. Nivenさんによるもの。子供時代の1920年代からジャズのレコードを買い始め、第二次世界大戦の頃には数千枚という膨大な量に膨れあがっていました。
Nivenさんの子供らの助けにより、80年代に彼のコレクションはカセットテープに録音されました。そして現在、650本分のテープの音源はインターネットアーカイブに「The David W. Niven Collection of Early Jazz Legends, 1921-1991」としてアップロードされています。
ざっと名前を見るだけでもルイ・アームストロング、デューク・エリントン、セロニアス・モンク、チャーリー・パーカー、スタン・ゲッツ、フランク・シナトラ、ビリー・ホリディ、ビル・エヴァンスなどなど、ジャズファンはもちろん村上春樹ファンも卒倒しそうな豪華コレクションとなっています。
視聴とダウンロードの方法は以前BUZZAP!がインターネットアーカイブの「80~90′sのノイズ・実験音楽のカセットテープ音源30GB」を紹介した際に詳説しましたのでこちらのリンクからご覧下さい。
The David W. Niven Collection of Early Jazz Legends, 1921-1991 Free Audio Download & Streaming Internet Archive
https://archive.org/details/davidwnivenjazz
1,000 Hours of Early Jazz Recordings Now Online Archive Features Louis Armstrong, Duke Ellington & Much More Open Culture
http://www.openculture.com/2016/03/vast-archive-presents-1000-hours-of-early-jazz-recordings-a-great-resource-for-jazz-novices-aficionados.html
(Photo by Fred Seibert)
http://buzzap.jp/news/20160310-early-jazz-legends/
ジャズの初期の貴重な音源が大量に無料ダウンロード可能です。
https://archive.org/details/davidwnivenjazz
http://www.openculture.com/2016/03/vast-archive-presents-1000-hours-of-early-jazz-recordings-a-great-resource-for-jazz-novices-aficionados.html
~~~~~
貴重】ルイ・アームストロングにデューク・エリントンも、ジャズ初期の音源1000時間分が無料DL放題
2016年3月10日12:37 by 深海
ジャズの初期の貴重な音源が大量に無料ダウンロード可能です。詳細は以下から。
20世紀のアメリカ音楽を語る上で決して欠かすことのできないジャズ。ルイ・アームストロングやデューク・エリントンといったジャズ初期の極めて貴重な音源の1000時間に渡る膨大なコレクションがインターネットアーカイブからダウンロード可能となっています。
このコレクションは収集家のDavid W. Nivenさんによるもの。子供時代の1920年代からジャズのレコードを買い始め、第二次世界大戦の頃には数千枚という膨大な量に膨れあがっていました。
Nivenさんの子供らの助けにより、80年代に彼のコレクションはカセットテープに録音されました。そして現在、650本分のテープの音源はインターネットアーカイブに「The David W. Niven Collection of Early Jazz Legends, 1921-1991」としてアップロードされています。
ざっと名前を見るだけでもルイ・アームストロング、デューク・エリントン、セロニアス・モンク、チャーリー・パーカー、スタン・ゲッツ、フランク・シナトラ、ビリー・ホリディ、ビル・エヴァンスなどなど、ジャズファンはもちろん村上春樹ファンも卒倒しそうな豪華コレクションとなっています。
視聴とダウンロードの方法は以前BUZZAP!がインターネットアーカイブの「80~90′sのノイズ・実験音楽のカセットテープ音源30GB」を紹介した際に詳説しましたのでこちらのリンクからご覧下さい。
The David W. Niven Collection of Early Jazz Legends, 1921-1991 Free Audio Download & Streaming Internet Archive
https://archive.org/details/davidwnivenjazz
1,000 Hours of Early Jazz Recordings Now Online Archive Features Louis Armstrong, Duke Ellington & Much More Open Culture
http://www.openculture.com/2016/03/vast-archive-presents-1000-hours-of-early-jazz-recordings-a-great-resource-for-jazz-novices-aficionados.html
(Photo by Fred Seibert)
http://buzzap.jp/news/20160310-early-jazz-legends/