カウンセラーのさわなおみ
です。
お子さんが不登校になって
辛そうな姿を見ると
「自分まで辛くなる
」
ということはありませんか？
お子さんが
辛い記憶を持ったまま
これから生きていくのかと思うと
余計にしんどくなるんですよね。
でも
安心して下さい
実は
この「辛い時期の記憶」って
忘れるらしいのです。
うちの場合
上の子も
下の子も
見事なぐらいに（笑）
忘れてました～。
そんな中でも今日は
上の子のエピソードを
ご紹介しますね。
上の子は
小３の時に不登校になり
その後は学校に
行ったり休んだりを
繰り返す日々。
そんな中、上の子が
「心機一転頑張るぞ」と
決心して迎えた中学生活でも
大ブレーキ
軍隊チックな雰囲気に
耐えられず
入学後たった３日で
教室に入れなくなったのです。
この時、私が絶望的な
気持ちになったのは
言うまでもありませんが
もっと辛かったのは
上の子本人。
私の
「学校へ行ってくれ～」という
思いを背負い
別室登校をしたりと
頑張っていたのです。
ところが
次の試練が
すぐにやってきました。
ゴールデンウイークあけに
２泊３日の野外学習が
計画されていたのです。
「上の子を教室に戻したい」と
願う私は、
野外学習にも参加させたくて
スクールカウンセラーに相談。
「『ストレスに感じることを
取り除きつつ参加する』
という方法もありますよ～」と
アドバイスされた私は
担任や学年主任の先生に
それを要望として
お伝えしたのでした。
その結果
「不安要素については
配慮してもらえる」ことになり
上の子も
野外活動に参加することに
しぶしぶ納得。
何とか参加することが
できたのでした。
ところが
この野外学習が
結構ハードな内容でして…。
オリエンテーリングで
山の中を歩き回ったり
川でカヌー活動をするため
みんなで重いカヌーを
運んだりと
体力勝負なものばかり
小６の時に
学級崩壊を理由に
学校へ行くことを嫌がり
おうち生活を
続けていた上の子は
相当こたえたようです。
どうにか
スケジュールをこなして
帰ってきたものの
開口一番
「すごく疲れたし
早く家に帰りたかった
」と
半泣きで言う上の子。
その姿を見て
「行かせない方が
よかったのかも」と
後悔したのでした。
その後、わが家は
私の地元愛媛県から
夫の地元徳島県へ
引っ越し。
すると
今度の学校は
上の子に合ったようで
楽しく通える日が
増えて行ったんですよ。
そのうち上の子は
引っ越し前の中学生活を
「私の黒歴史」と（笑）
言うようになりました。
ところが
しばらくしたある日
衝撃的なことを
教えてくれたのです。
「私ね
前の中学校の
時のことが
全然思い出せん
のやけど…。」
「つい最近のことなのに
思い出せないとは
どういうこと？」と
驚いたんですよ。
当時
たまたまネットで
「忘れることは
自己防衛反応ひとつ」と
書いてあるのを見て納得。
「そのぐらい
辛かったんだな」と
思う反面
ほっとしたのでした。
そんなわけで
今、辛そうなお子さんの姿に
ざわついても
自己防衛本能で
忘れる可能性も
大きいです
お子さんは
「しっかり
自分の人生に
立ち向かっているんだな」と
捉えて見守りましょうね
最後までお読み頂き
ありがとうございましたm(_ _)m
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