3月23日付本紙の「緊急経済対策費用対効果議論乏しく ばらまき容認強まる」という記事に「赤字国債を発行すれば国の借金が膨らみ将来世代の負担増加につながる」との記述があったが、頭の悪い私には意味がいまいち理解できなかった。日本の国の借金は130年間で500万倍にも増えているが、これで私達国民は何か今困ってるだろうか。橋本内閣以降の歴代政権が続けてきた増税、歳出カットという緊縮財政を原因とする長期デフレによる所得低迷、防災への公共投資が不十分なことによる地震や豪雨の被害深刻化などに苦しんでる国民のほうが多いのではないだろうか。今回の「コロナショック」も日本経済がデフレ脱却できて強い状態ならそこまで深刻にはならなかったはずだ。この新型コロナが終息したとしても、今後も人類は自然災害や感染症の危機に幾度も直面するだろう。消費税の凍結、国民への手厚い現金給付、中小企業への融資ではなく粗利補償及び、防災や感染症対策などの長期的歳出拡大という必要な対応を怠り、その時に将来世代に今の私達と同じ苦しみを味あわせることのほうが国の借金を残すより深刻な負担増加になると思う。
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