本日31日は3月としては異例の気温の高い日になりました。桜も開花して花見や行楽に出かける人も多く各地で混雑が見られました。急に暑くなったので寒暖差で疲れやすいので明日からの新年度は気を引き締めて臨みたいと思います。
暑いと言えば見えないところでインターネット広告を起点としたサイバーセキュリティの攻防が沸騰中です。サイバー攻撃者は自動化のRPAや生成AIを悪用して、ダミー会社のWebサイトを乱造して広告で誘導してターゲットを罠にはめようと活動を活発化しています。広告で誘導された先のWebサイトではフィッシング詐欺用のeメールアドレスの収集、サポート詐欺の偽警告、オンラインサービスの資格情報の窃盗など様々な被害に遭います。読者が被害に遭うことを避けるために今すぐに私のできることを実行します。
Googleアドセンス側の対策が後手に回っていることから、2024年4月1日から私がドメインを所有して直接運営しているサイト「ナビ得」では広告掲載を見合わせます。
新規アカウントと新設サイトの組み合わせで不審な広告バナーを出稿してくるサイバー攻撃者を防ぎきれないGoogleには失望しました。広告主の審査をするだけで済むことをやらないのはなぜでしょうか? 広告出稿するサイバー攻撃者へプラットフォームサービスを提供することで不法な収益を上げていると私は考えています。何か問題が起きてもプラットフォームを提供しているだけで責任はないというスタンスであり、世界規模になっているサービスの責任や公共への義務を果たしていないと思います。
Googleアドセンスで不審広告対策をする上での具体的な課題
・サイト運営者側は広告カテゴリを絞れない
・サイト運営者側で広告主の地域、規模を選択できない
・実際に広告が表示されてから広告レビューセンターのレビュー表示されるまでに時間がかかりすぎている
・ブランド保護、ブロックのコントロールが貧弱
・マルウェアを配信していると他のセキュリティベンダーが判定しているサイトへ誘導している広告を広告ポリシー違反として報告してもすぐに対処しない
・広告カテゴリの選択数にも限りがあり不審な広告の出稿の多いカテゴリを拒否しきれない
・広告主のURLの制限が最大500件のため、すぐに使い切ってブロックできない
・広告主のURLの制限でトップレベルドメインの制限ができない。(例:.site .dev .xyz )
・広告ツールを使用 (例:trafficheroes pro) した広告主を制限できない
・特定の広告ネットワークによるサイトへの広告掲載をブロックするのに手間がかかる
ブロックのコントロールの広告ネットワークのフォームへ入力するためには、不正な広告を野放しにしている広告ネットワークをサイト運営側が自身で調べて1つずつ広告ネットワークをブロックしなければならず防ぎにくい (私は今日までに4000以上ブック済だが防げていなかった。)
新年度を迎えるにあたってサイト運営における収益化を大幅に見直します。まずは広告非表示に舵を切ります。
通信費、ドメイン管理費、ホスティング費用などの固定費は持ち出しになりますが、額は大きくはないので継続可能と判断しました。コンテンツの収益化はタイアップ企画記事の営業獲得ができたらよいと思います。相手のあることなので無理はせず気長に取り組みます。
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