日経平均 最高値に思う | 特選街情報 NX-Station Blog

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東京株式市場の代表的な株価指数である日経平均がバブル期につけた最高値を上回りました。

実に12,473日、34年1か月と24日の歳月が経過しています。当時の相場の熱量と今を比較できるとよいのですがそうした情報はあまり見つけられませんでした。すでに当時の証券会社や金融機関の第一線の担当者のほとんどは現役を退いているのではないでしょうか。数字だけ見れば世界各国の株価上昇率から考えるとまだまだ通過点の一つに過ぎず数倍になっていてもおかしくないとみる向きもあります。

 

日経新聞 2024年2月22日号外より

日経新聞 2024年2月22日号外より

 

 

最高値を更新すると心配性な人はすぐに下がることを心配すると思います。しかし相場の勢いは時として行き過ぎになります。それは上がるときも下がるときもです。増配と自社株買いが続くうちは株価の上昇が期待できます。今後、日経平均の225銘柄以外の株価が上昇し、全面高の商いとなり「持たざるリスク」が強調されてとにかく株が買われる状態になった後が危ないと思います。

 

日経平均構成銘柄各社の株価収益率(PER)からみると稼ぐ力回復ということになるのですが構成銘柄自体は入れ替えによる変更があり、1989年とは構成も異なるので単純には比較できません。指標としての役目である株式市場全体の勢いを判断するのには参考になりますが日本経済の景気状態を見るのに使うと見誤ります。一般的に体感景気がよくなるには各業種への波及があってからです。

 

日経平均が最高値になったのには新NISAの貢献があります。日経平均連動のETF、投資信託が買われることによる押し上げ効果があります。最近特に人気の日本株高配当株を組み入れた投資信託が新NISAを始めた高齢層を中心に売れている模様です。野村証券や地方銀行の人気商品からの推測です。若者層は新NISAに回す金融資産が少ないですがそれでもつみたてNISAを始める人が増えています。中堅層は人それぞれですが主流は全世界株式か米国株式S&P500です。AI人気によりここ2年ほどのリターンが絶好調のFANG+インデックスも伸びています。米国株が上がれば日経平均も上がるという連動性があるので日本株を買わないからといってマイナスになるわけではないです。

 

ここでNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)対象の投資信託から私の注目の商品を載せておきます。

・三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
・SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
・大和-iFreeNEXT FANG+インデックス

・三菱UFJ-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
・SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
    
・SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド

 

今後の20~30年の国別成長期待度ではインドが注目されています。衛星写真やストリートビューで見てもらえばわかりますがこれからインフラ整備が進められるであろうというのが予想できます。先進国となるとかつての日本のように成長が止まり停滞から衰退へ移行してしまうことが少なくないのですが、米国の成長率は今後も続く可能性が高いと考えています。

 

分配型は定年後の資産運用としてNISAの非課税メリットを活かしつつ、元本は取り崩さないようにして分配金を受け取って豊かに暮らすというスタイルを目指している人に人気が出ています。長期投資であれば受取にせず再投資がセオリーですがお金を使って消費をしないと貯めこんだまま一生が終わってしまいます。分配金受取にしておけば投資信託の部分売却の注文の手間が要らず、お金を使いすぎてしまうこともないというわけです。

 

 

 

日経平均 参考情報

日経平均採用銘柄の株価一覧

日経電子版の総合投資・金融情報コーナー 全225銘柄を業種別に掲載。

 

日経平均株価 指数概要
日経平均株価は日本を代表する株価指数として世界中で広くご利用いただいています。算出開始から70年以上を経過し、まさに戦後日本経済の歴史を刻んできました。高い指標性は、相場動向を測る指標としてだけでなく、多くの連動金融商品でも活用いただいています。日経平均は東京証券取引所プライム市場に上場する225銘柄を選定し、その株価を使って算出する株価平均型の指数です。

対象 東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄(普通株式を原則とする)から選定された225銘柄
銘柄入れ替え 年2回(4月初、10月初)
入れ替えルール概要 
市場流動性とセクター(日経業種分類の36業種を6つに集約したもの)間のバランスにより選定
経営再編や経営破綻などで欠員が出る場合には「臨時入れ替え」で銘柄補充し225銘柄を維持
銘柄数 225
 

 

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