NISA投資可能枠2024年 | 特選街情報 NX-Station Blog

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 私はSBI証券でNISAを取り組んでいますが、12月に入ってNISA投資可能枠に「NISA投資可能枠(2024年)」が表示されるようになりました。新NISAでは成長投資枠240万円とつみたて投資枠の120万円の2つの枠が利用できるようになります。

 

NISA投資可能枠

 

 SBI証券の場合には2023年12月2日現在で、つみたて投資枠211件、成長投資枠1137件の銘柄があります。

 

 私の2024年の投資戦略を考えるにあたって2023年NISA枠で購入した個別銘柄のパフォーマンスを確認したところ、評価額ベースで損失が出ている失敗銘柄もありますがトータルでは商社株の好調に助けられてまあまあな成績でした。つみたての方は投資信託、成長投資の方は株式の個別銘柄を考えています。


■私の2024年の投資戦略

投資可能枠(2024年) -NISA(成長投資枠) 2,400,000

配当権利落ちのタイミングを見計らって高配当株を買い付け予定

 

投資可能枠(2024年) -NISA(つみたて枠) 1,200,000

つみたてパターンを検討中。ほぼボーナス月として一気に投資を考えていましたが現在は高値圏にあるためしばらく様子見するかもしれません。

 

積立額のパターン例

 ・10万円ずつ12か月

 ・5万円ずつ12か月+ボーナス月30万円×2回

 ・ほぼボーナス月のみ

 

 

新NISAについては金融庁と国税庁の資料をチェックしています。

2024年からのつみたてNISAについて [金融庁]
旧URL https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html

 

新NISA

画像は 「令和6年1月1日から開始する新NISAの概要」より
https://www.nta.go.jp/users/gensen/nisa/pdf/shinnisa.pdf

 

 ちなみにつみたて投資枠に関しては法律の要件が成長投資枠よりも厳しく、長期の積立・分散投資に適した一定の公募株式投資信託として、次の要件を満たすもので届け出されたものが対象です。 「①信託契約期間を定めないこと又は 20 年以上の信託契約期間が定められていること。」「②信託財産は、一定の目的により投資する場合を除き、デリバティブ取引に係る権利に対する投資として運用を行わないこととされていること。」「③収益の分配は、1月以下の期間ごとに行わないこととされており、かつ、信託の計算期間ごとに行うこととされていること。」

 

新NISA

画像は 「令和6年1月1日から開始する新NISAの概要」より

 

 投資対象商品について、NISA成長投資枠にあってNISAつみたて投資枠にない金融商品の種類は、上場株式と上場不動産投資法人の投資口(REIT)です。これぞという投資先があるなら個別銘柄もアリです。成長投資枠のほうが上場投資信託は対象ファンドが多いので数年で大きく伸びそうなテーマに投資して、随時見直す(スイッチング)をしたほうがパフォーマンスを高められるはずです。始めるときよりも積み立てた額が増えてきてスイッチングするときのほうが1回の額が大きくなるのでタイミングと銘柄選びが重要です。

 

 何に投資すべきかですが投資信託を買った人のお金を集めて株式に投資するので他の人もみんなが買っている人気のファンドを選ぶことが自分にも周りの人にも利益になります。仕組みを理解していれば分かることですが、どれを選択したらいいかで迷った挙句に自分だけ大きく儲けようと特殊なものを手掛けるよりも他の人が選んでいるものを素直に選んだほうがリターンが良好です。
 

 数十年先の取り崩す予定を考えて、長期で順調に成長を続ける銘柄を組み込んでいるファンドを選ぶことになります。つまり先進国の大手企業を中心とした指数、あるいは日本のTOPIXや日経225、米国の大手企業のS&P500指数を対象とすることになります。

具体的なファンド名としては次です。
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス      
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 通称オルカン
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)     通称SP500
・三菱UFJ-eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

これらの2023年12月現在の利回り(1年)がおよそ20%です。

 短期的には急騰している銘柄をより多く組み込んでいるファンドには敵いません。ただ、急成長・急回復の国や地域のリターンが大きいのですがそういうファンドは下がり始めてファンドを解約する人が出るとさらに下落する悪循環になり損失が出やすいです。

 

 相場が乱高下しているときは個別銘柄を積極的に入れ替えながら売り買いを繰り返しているアクティブ投資ファンドのパフォーマンスが良かった時代がありますが、現在は米国、先進国、日本のインデックス投資ファンドのパフォーマンスが手数料も含めて考慮するととても優秀です。信託報酬の年率が小さいもの、信託財産留保額と解約手数料はなしが基本だと思っています。低リスクと説明されているバランス型は株式・債券など複雑な商品で構成されていて信託報酬や手数料が高く成績は振るいません。

 

 今年は「大和-iFreeNEXT FANG+インデックス」はリターンおよそ80%と合格超高パフォーマンスでした。次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業の株式で構成されるNYSE FANG+指数の動きに連動する投資成果をめざすファンドです。主要銘柄であるフェイスブック(Facebook(Meta Platforms))、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、ネットフリックス(Netflix)、グーグル(Google(Alphabet))の頭文字をつないだもので具体的な投資先には生成AIやクラウドコンピューティングサービスを提供するMicrosoft、Google、Amazonが入っています。高値圏にあるので来年もこのパフォーマンスを挙げられるかは疑問ですが、AI銘柄人気は凄まじいですから気になるところです。

 

 ところで経済メディアでは広告主の金融機関に遠慮していてハッキリ言っていないのですが、企業グループ、例えば旧財閥系で取扱い商品が分断されています。三菱系では三井住友系の商品を買えません。日用品のプライベートブランドの商品と同じでセブンイレブンでファミチキが買えないといった感じです。コンビニなら他のお店に行けますが自身がNISA口座を開設した金融機関で取り扱っている金融商品かつ、NISAつみたて投資枠、NISA成長投資枠の投資対象商品でなければなりませんから、銘柄選びの前に口座開設する金融機関選びが大事なのです。1度開設すると1年間は変更できず、翌年変更するとしても手続きも大変です。

 年末年始にかけて新NISAについてのニュースや営業がさらに増えると思いますが目先のプレゼントキャンペーンに釣られずにしっかり選びたいですね。

 

 あと大手金融機関とネット証券を中心に投資信託の商品選定画面で投資信託銘柄(ファンド名) ランキングを簡単に見ることが出来ます。ただし情報提供サイトが違うと基準日、基準価格の出方が違い横一線に比較できないので要注意です。

 

 

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