世界情勢の不安定化から各種相場ではボラティリティーが高い状況になっています。為替は有事の円買いで円高傾向になりそうです。商品相場は強弱感がまちまちな感じですが商品ごとに見ると上下の動きが普段よりも大きいのでボラが高い状況です。
こういう時の取引は、IPOよりも主戦場である大型株、金や原油などの資源、為替の取引が活況になるので今月新規上場予定のIPOに関しては応募を止めることにしました。長年、とりあえず全てのIPOに応募して、当選してから調べたり考えるやり方で上手くいっていたのですが、マイナス初値形成する銘柄の比率が多くなってきており失敗するといけないからです。
上がりそうな銘柄を調べてもIPOの抽選に当たるかと言ったらほとんど当たらないので、時間を無駄にしてしまいます。それよりも日経平均構成銘柄や高配当株など投資信託に組み込まれているメインの銘柄で取引したほうがパフォーマンスが良いのではないかと私は考えています。その理由はこれから2024年の新NISAで買われ続けるだろうということ、それを見越して先回り買いされるだろうということです。成長性があり業績がよく財務状況が良い企業で累進配当や最低配当額を決めているような企業が人気で株価が堅調です。半面、成長性が低く現在の業績が悪い、財務状況が悪い、配当できない企業はますます株価低迷を続けそうです。
■関連リンク
・ボラティリティ [野村証券 証券用語解説集]
・ボラティリティー(Volatility) [SMBC日興証券]
ボラティリティー(Volatility)とは、一般的に価格変動の度合いを示す言葉で、「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味します。