新しい周波数6GHz帯が使えるようになったIntel AX210について6GHz有効化するポイントを整理しました。
1. 6GHz対応無線LANルーターを用意する
2. 6GHz対応の端末(PC)にIntel AX210を導入する
3. 6GHz対応の新しいバージョンのドライバにアップデートする
※必要に応じてWindows OSもバージョンアップ
4.6GHzでPCと無線LANルーターが通信していないときは、ドライバーのプロパティの詳細設定の優先バンドの設定を変更する
<Intel WiFi 6E AX210 160MHzのプロパティ>
ちなみにWiFi 6対応で名前がよく似ているIntel AX200は6GHzに非対応の無線LANカードです。当然ですが優先バンドの設定にも6GHzの選択氏はありません。
<Intel WiFi 6 AX200 160MHzのプロパティ>
5.優先バンドの設定を変更しても6GHzでPCと無線LANルーターが通信していないときは、無線LANルーターのバンドステアリング設定を無効に変更する
※周波数帯ごとにSSIDを使い分ける。2.4GHz帯のみ対応の機器(例:古いゲーム機など)を接続する場合には2.4GHz用のSSIDで使用する暗号化方式の設定も接続機器が対応するものに合わる
■参考情報
・インテル Wi-Fi 6E (Gig+) 製品を使用して Wi-Fi 6E / 6GHz バンドを有効にする方法 [Intel]
・使用する周波数帯を切り換える [NEC LAVIEマニュアル]
・Wi-Fiの通信速度を向上させたい [Aterm WX11000T12]
・異なる暗号化方式の子機を同時に接続する(マルチSSID機能) [Aterm WX11000T12]
プライマリSSID
工場出荷状態でバンドステアリング機能が有効に設定されているため、2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯のネットワーク名(SSID)は同一で、Wi-Fiの周波数帯は自動で切り替わります。バンドステアリング機能を無効にすると、2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯の各ネットワーク名(SSID)に子機を接続して周波数帯固定でWi-Fiを使用できます。
<バンドステアリング機能が有効な場合>
初期値:
aterm-xxxxxx-5p (2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯共通)
<バンドステアリング機能が無効な場合>
初期値:
aterm-xxxxxx-2p (2.4GHz帯の場合)
aterm-xxxxxx-5p (5GHz帯の場合)
aterm-xxxxxx-6p (6GHz帯の場合)
セカンダリSSID
<バンドステアリング機能が有効な場合>
初期値:
aterm-xxxxxx-5s (2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯共通)
<バンドステアリング機能が無効な場合>
初期値:
aterm-xxxxxx-2s (2.4GHz帯の場合)
aterm-xxxxxx-5s (5GHz帯の場合)
aterm-xxxxxx-6s (6GHz帯の場合)
■関連記事
・OKN AX5400 Intel AX210NGW搭載PCI-Express 無線LANアダプタ
・OKN AX5400 Intel AX210NGW搭載ドライバーのセットアップ
・HP EliteDesk 800 G4 SFFのWi-Fiドライバ更新