HP mini 110 レビューの第2弾です。日本HPのオンラインストア HP Directplus で販売中のSSD 32GBモデル、カラーは漆黒・デザインはZEN-Design "Uzu"(うず)です。液晶画面についてと、キーボード、タッチパッド、スイッチ周りといったヒューマンインターフェース関連のHP mini 110のハードウェアについてレビューします。
<HP mini 110>
HP Mini 110 の液晶については、ノングレア(非光沢)になったことで、体感的な見易さがかなり向上しました。上の写真のように、蛍光灯下で高い位置から見てもアイコンの文字までしっかりと読めます。今回、非光沢モデルを採用したことで、従来のモバイルノートPCユーザに対しても満足の行く仕上がりになったと思います。
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縦横の解像度が、1,024×576ドットということでWindows標準のプロパティ類を表示させるとディスクトップは手狭になります。
HP Battery Checkユーティリティはちょっとウインドウサイズが大きいので、下の部分が欠けてしまっています。
600ドットあればよかったんですけどね。欲を言うと768~1024ドット欲しいです。HP Mini 2140には高解像度・Vistaモデルがありますが、日本で現在販売中のHP mini 110にはありません。これもWindows XP ULCPCライセンス制限のためかな?
Windowサイズの変更やスクロールバーに対応していない固定サイズのWindowになっているアプリを使う場合には要注意です。HP mini 110のカタログにも「ソフトウェアのシステム要件で、ディスプレイ解像度が800×600 ピクセル以上となっている場合インストール作業中に一旦解像度を800×600 ピクセル以上に変更する必要があることがあります。」と書かれています。
日本HPのオンラインストア HP Directplus
キーボードについては昨日のレビューの繰り返しになりますが、他のメーカーのミニノートと比較しても良好です。キーピッチがしっかりあることが大きいのでしょう。タッチパッドの左右のボタンについては、内部の上下に接点があるようで中央を押したときと、上下どちらかを押したときでクリック感がけっこう違いました。HP 2133 mini-NotePCではけっこうフカフカしていたのですが、HP mini 1000と110にはクリック感があるので悪くないです。
CapsLock時にはとても小さいですが液晶の左側ヒンジ付近にある白色LEDが点灯します。液晶の下の部分はHP mini 1000ではスピーカーのメッシュ構造があったのですが、HP mini 110は何もなくなりすっきりした洗練された印象になりました。
「む」や「ろ」のキートップのサイズについても他のキーと同じ大きさを確保しています。HP mini 110のキーボードは大丈夫です。合格です。
ちなみにミニノートでは他のメーカーではここを数ミリ削っているケースが多いのですが、カナ打ちのユーザーには致命的なキーボードになってしまうのでやめてもらいたいですね。
上下スクロール機能付のタッチパッドを搭載しています。スムースに動きます。
HP mini 110は薄型で小さいため側面部分の面積が小さいのですが、通電確認用の白色LEDがDC-Inのすぐ横にあります。細かい配慮がうれしいです。このLEDのおかげで電源がきているか分かりやすいです。
電源には、ACアダプターとしてHP 30W ACアダプター (動作電圧 : 100-240 VAC、約 145g、40.5 × 93 × 28 mm)もしくは添付のリチウムイオンバッテリ (3セル、10.8V、28Wh) 約 172 g、約 204.5 mm × 45 mm × 22 mm、オプションのリチウムイオンバッテリ (6セル、10.8V、55Wh) 約 322g、約 204.5mm × 45mm × 44 mmを使います。
消費電力は、標準時 約 11W / 最大時 約 30Wととても省電力です。
オン/オフボタン付きの無線LANを搭載しています。Broadcom製 内蔵無線LAN、IEEE802.11b/g、WiFi準拠です。ホットスポットなどで多く採用されているベーシックなワイヤレスネットワークの規格に対応しているのでいろいろな場所でネットが使えます。
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HP mini110では、最大 1600×1200 / 最大 1,677万色の外部ディスプレイ出力が可能なアナログRGB ミニD-Sub 15ピンと、Atheros製ネットワークコントローラ、速度自動認識(100Base-TX / 10Base-T) のRJ-45タイプの有線ネットワークを搭載しています。HP mini 1000に付いていたコネクタカバーは省略されています。理由は分かりませんが、コストダウンかもしれません。あまりメリットがなかったのでコネクターのゴムカバのー省略は歓迎です。ミニノートPCは初めてのバイト代とかお小遣いで自分専用パソコンとして購入したりして、以外に常時デスクで使う人も多いからかもしれませんね。
<HP miniのマルチ対応メモリカードスロット>
5種類のメモリカード、メモリースティック、メモリースティックPro、xD-ピクチャーカード、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、マルチメディアカードを一つのスロットで利用可能です。スロットは1つで共通で使うためそれぞれのメモリーカードは同時に使用することはできません。
写真に一緒に写っているプロジェクターは、ベンキュー・ジャパンのJoyBee GP1 です。こっちもレビュー記事を書きましたので良かったらご参照ください。→「プロジェクターがお家にやってきた | BenQ GP1 レビュー 」
手前が少し高くなっていてキーボードの入力がしやすくなっています。USBポートは安定性を考慮してか、少し低い位置にあり、そして奥行きとしてもキーボードのaltキーの横あたりにあります。この奥行きがあることで、USBデバイスへ手首や腕などが当たって負荷がかかることがないようになっています。
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次の第三弾のレビュー記事ではACアダプター・電源ケーブル・3Pコネクタについてみていきます。
HPのミニノートPC特集
今回のレビュー記事: HP mini 110 (HP DirectPlus SSDモデル)
・HP mini 110 レビュー 1|ヒューレット・パッカード(日本HP)のミニノートPC
・HP mini 110 レビュー 2|ヒューレット・パッカード(日本HP)のミニノートPC
・HP mini 110 レビュー 3|ヒューレット・パッカード(日本HP)のミニノートPC
前回のレビュー記事: HP mini 1000 (SSDモデル)
・HP Mini 1000 SSDモデルのレビュー
・HP mini 1000 活用+レビュー・レポート
前回の製品発表会の記事: HP mini 1000
・HP Mini 1000 速攻レビュー 1 (5万円を切るHPの新しいミニノートPC)
・HP Mini 1000 速攻レビュー 2 (5万円を切るHPの新しいミニノートPC)
・HP Mini 1000 レビュー Vivienne Tam Editionのフォトレビュー
HP 2133 Mini-NotePC購入レポート
・HP2133 mini-NotePC買ったよ ウルトラモバイルミニノート(UMPC)
HP 2133 Mini-NotePCの製品発表会の記事
・HPのUMPC HP2133 miniNotePC / 新製品発表会 レポートNo.1
・HP ミニノートPC HP2133Mini-NotePC / 新製品発表会 レポートNo.2
・HP2133Mini-NotePC レビュー / 新製品発表会 レポートNo.3