プライド月間最後のブログは、旦那の実家滞在中に行って来たDrag Brunchの様子を写真付きで簡単投稿。
旦那は南部の保守州の出身、昨年の大統領選挙でもトランプがカマラハリスに圧勝した州です。我々ゲイは実家の田舎町では肩身の狭い思いをしていますが、少し大きい規模の隣町に行くとLGBT当事者も結構住んでいて、今年もこれまで通りプライド祭りも開かれています。そんな中、旦那の高校時代の女友達から「Drag Brunch」行かないかと誘われて、この週末に行って来ました。Drag Brunchと聞いてもいまいちぱっと来なかったのですが、ドラァグクィーンのショーを見ながらブランチするくらいの意味。日本語に訳しづらいですが、タイトルにはオカマショーにしましたが、日本でいう「ニューハーフショー」だというとイメージしやすいでしょうか。
私は、あまりドラァグクィーンに詳しくありませんでしたが、ゲイを目の敵にする政治家が支持を得るこの保守的な州で一体どんな人たちが観客としてくるんだろうという興味がありました。なんだか昨年は、トランプ子飼いの知事が公共の場での女装を禁止する法律なるものを施行しようと画策したらしいです。そんな政治的な土地柄、意地悪なトランプ支持者から嫌がらせ行為されるのではないかと、やや不安もありました。旦那も、私と二人だけで行くと地元の古い知り合いに見られたりしたら嫌なんだろうけど、女友達と三人だと、どうにでも見えるので、当日は乗り気でした。
結論から言うと、行ってみて色々な心配は杞憂に終わりました。すごく楽しかったです。この日は4人のドラァグクィーンが登場。それぞれ4ー5曲づつ、たっぷり2時間に渡ってパフォーマンスを披露してくれました。大体、マドンナとかレディー・ガガとか誰もが知ってるような有名歌姫のヒット曲に合わせてのダンスです。基本口パクなのですが、みなデカい図体なのに、皆キレッキレの動きで、相当練習しているのがわかります。ヒールを履いているので、足を挫いたりしないのだろうかと余計なお世話をしてしまうくらいでしたが、そんなミスはしないプロ根性に脱帽もの。
客層はというと、7−8割が女性でした。年齢的には若い人から中年。女性同士で来てる人が多くて、中には旦那やボーイフレンドを連れて来てる人もいました。我々を誘ってくれたDの同級生曰く、ドラァグショーはこの辺では数少ない刺激のある娯楽なんだそうです。夜のショーだと来にくいけれど、ブランチなら外も明るいし安全。彼女は、一度義理の妹に連れられてきてハマったとか。弟夫妻は離婚したので、一緒に来る雰囲気でもないけれど、Dが帰省しているのを知って誘ってくれたみたいでした。その他の客は人種も年齢層も多様で、とても平和な時間を過ごすことができました。保守的でトランプに投票した人の多いこの州でも、実際にはこうしてた催しも継続していることが嬉しいです。
観客は女性が大半。私は左端のクマさんに目が行きがち
大きい体なのに機敏なダンスがすごいです
近くに来てくれたらチップを渡すのが流儀
客層は老若男女、人種もアジア系、アフリカ系、白人と多様
身長2メートル近いと迫力があります
右端のイケメン、メインのドラッグクィーンの恋人
この日のブランチは、席に座るのに、ドリンク2杯とブランチメニューをオーダーするのが必須で、あとはドラッグクィーンが自分の近くに来たら、1ドル札をチップとして渡します。パフォーマンスが素晴らしかったり、一緒に写真を撮ってもらったりしたら、5ドルか10ドル札を渡してもいいかもしれません。大抵店で両替してくれるのですが、予め細かい紙幣を準備しておいた方がいいでしょう。旦那の友人女性は、ドラァグクィーンに連れ出されて一緒のダンスして楽しそうでした。
客の中にシャイそうなイケメンがいて、一人で来てるのかなと気になっていたのですが、ドラァグクィーンのうちの一人のボーイフレンド兼付き人のようでした。パフォーマンスを終えてカツラと化粧を落としたそのドラァグクィーンと一緒に店の端の方に座ってましたが、そのドラッグクィーンも女装してない時の素顔は結構なイケメンでした。ちなみに、ドラァグクィーンの大半はゲイ男性で、ごくまれにストレートのドラッグクィーンもいます。よくトランスジェンダーの人たちと混同する論調がありますが、ドラッグクィーンのみなさんが女装するのは主にイベントの時や晴れの舞台だけで、普通は男性として生活しています。
アメリカのドラァグクィーンといえば、RuPaulが有名ですが、女装家としてプロの仕事をしているドラァグクィーンはごくごく一握りで、この日登場したパフォーマーさんたちは皆フルタイムの仕事していて、副業でこうして週末などにパフォーマンスしているそうです。
と言うことで、今月最後のブログは、旦那の実家滞在中に行って来たDrag Brunchの様子でした。日本語では馴染みのない言葉なので、タイトルにはニューハーフショーと付けましたが、少しでもどんなものなのかおわかりいただけたのであれば幸いです。そして、旦那の故郷は保守的な地域で、LGBTにも風当たりが強いと思っていましたが、実際にはこうしてドラァグクィーンのショーが盛況でみんな楽しそうにしているのを見ることができて、安心しました。



























































