クレア EVO(2) | ナッツRV 愛知豊川店 スタッフ日記

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さて、あれから1時間半。

どの様な状況でしょうか。

 

充電開始時に7%だった残量が、今回は画像はありませんが30%まで

上昇しておりました。アイドリングだけの充電で1時間半で23%回復していた計算となります。かなりの回復力ですね。これがEVOシステム!

 

しかし、流れている電流を見ると、あまり入電されない状況でした。。

あと70%もあるのに、充電量が 20A 程度と下がっておりました。

20Aの走行充電、というだけでも、既存のシステムでは「おぉ~!」と声が漏れるくらい、多いんですけれども。。

 

この状況は以前にもお伝えしていた「メインバッテリー」と「サブバッテリー」が拮抗していると考えられます。

 

 

そこで確認作業です。

 

 

液晶画面の左側に棒グラフのような表示があるのがサブバッテリーの情報を表している画面です。サブバッテリーは確かに「Charge」されておりますが、電圧が13.2Vでした。

 

 

そこで、メインバッテリーの電圧を見てみると。。

(液晶パネルの下側、スタートに下向き矢印しがあるのがメインバッテリーの電圧の画面です。)

 

やはり、同電圧になっていました。電気も水と同じように、高いところから低いところに流れる、という特性ですので、この状況を続けても、いかにEVOシステムと言えども、100%の充電には至りません。

 

実験(走行せず、アイドリングのみ)では、1時間半のアイドリングで電圧拮抗が発生した、という事実です。

 

 

ここからが、EVOシステムのもう一つの機能「昇圧充電」です。

この仕組はキャンピングカーに乗っている方で電気に詳しい方なら一度は考えた事がある、と言われる人が多いものです。

 

実際にシステムとして、商品としての販売車両の形にした話を、少なくても自分は聞いたことがありません。だから特許出願中なんですね。

 

 

前置きはさておき、昇圧充電です。

 

これはオルタネーターから発生したDC12Vの電気を「1500Wインバーター」(AC100Vに変換する機械)に流し、100Vの「充電器2台」を稼働させ

る、という仕組みです。

 

電気を変換する、ということは途中での変換損失があります。なので、もったいない、と言われる方も少なくありません。

 

ですが、先述の通り電圧がおなじになってしまうと、いくら100Aの電流が流れてきていても、サブバッテリーには流れません。

 

100V充電器は14.4Vの電圧で充電させます。先程のオルタネーターの電圧よりも、1.2V高い出力です。これが必要なのです。

 

100V充電器1台で、定格22.5Aの出力があります。その機械が二台ですから、計算上、45Aの電気が流れます。

 

 

さて、現実は?

 

 

 

素敵ですね。通電のロスを考えても理想的な数値が表示されています

この「昇圧充電」がEVOシステムの2つ目の特徴です。

 

さて、この状況で後何時間で満充電になるのか、乞うご期待です!