ビデを前に腕組みをして考える | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

ども。

東京の我が家には「温水洗浄便座」ってヤツが取り付けられているんだけど、ぼんやりとテキトーにボタンを押しちゃったりすると、見当違いなところにお湯が当たって「ギョッ」とする。
ロマンチックについて語った後に、こんな話題ですみません。「なつむぎ」です。

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今ボクが泊まっているホテルには、ビデが設置されているんだな。
高級なホテルじゃないんだよ。安くて狭いホテルなんだ。シャワーブースなんて、身体を縮こめながらシャワーを浴びなくちゃならないくらい狭いんだけど、でも立派なビデが設置されている。衛生陶器としてはなかなかデザインの良い新型のもので、大便器よりも立派なんだ。

ボクがビデを初めて見たのはやっぱりイタリアの宿だった。学生の頃の話。
早くバックパックを下ろしシャワーを浴びたくて、ミラノの駅裏にホテルを見つけてすぐにそこに宿を取った。豪華な調度品では無かったけれど、妙に「濃い」装飾だったことが印象に残っている。その部屋には、部屋の広さに不釣り合いな大きなベッドがあって、バスルームにではなくベッドのあるその部屋の中にビデが置かれていた。

夕暮れ時、部屋の窓からホテル前の街路を覗いてみると、街の灯りに照らされて、そこここに扇情的な服装をした女たちが立っていた。


そして今回もイタリアに来てビデをみた。

wiki には、

「南欧、特にイタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャの一般家庭のバスルームにはシャワー、便器と並んで必ず設置されており、現地人(男女とも)の日常生活に於いては必須の設備とされる」

って書いてあって、そっかぁ必須の設備だったんだ(男にも!)。こんなもの設置するスペースがあるならシャワーブースをでかくしろよ! って思ったボクが悪かった。そう思い直したんだけどね。

でもさ。イタリア以外でボクはビデを見た事がない。スペインでも、ポルトガルでも、ギリシャでも見た事がない。どうしてなんだろう。

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いや、品が無くならないように気をつけて書くつもりだけどさ……
ボクはビデを使う目的は知識として知っているんだけど、具体的にどのように使うかについては何も知らない。

昨日の夜のこと、なんかスイッチが違う方に入ってしまって全然寝付けなくなったんだ。
それで、そんな時にネットで調べることの一覧メモをバッグから取り出してPCに向かった。

食べさ」ではなくて「食べさ」というような言い方はどこから来たのだろう。

アラビア海」ってのはインド洋の一部のように見えるけど、いったいどこからが「アラビア海」なんだろう。

日本から持って来て読んでる本の中に、「ソールをかぶる」という表現があるけれど「ソール」ってなんだろう。

そして、ビデはどういう風に使うんだろう。


いろいろと調べて行くと、「大をした後に洗うためにも使う」なんて書いてあって、なるほどウォシュレットだなって思う。すると、「足を洗うために使う」なんて記述や、「寒い日にお尻や足を温めるために使う」なんて記述まで出て来る。

そういうってことは、便器って言うよりも浴槽に近いんだな。そんな風に考えた。

日本人の旅ブログを読んでいると、「旅行中の洗濯物のつけ置き洗いに使えます」なんて書いてある記事もあるし、一方で「フルーツを冷やしたり、洗濯をしたりするのはやめましょう」って教えてくれる記事もある。

どっちなんだ?


つけ置き洗いに使うかどうかと聞かれれば、ボクはしない。ずっとそういう風には使わないものだって思って来たから。でもね。もし浴槽に近いものだとしたら、寒い時にお尻を温めたりするために使えるものなのなら、それもありなんじゃないだろか。
なんかネットをさまよって行るうちに、良くわからなくなった。

もし…… これが浴槽的なものなんだとしたら、つまり洗面器と同じくらいのイメージなんだとしたら、ボクはしてみたいって思うことがあるんだ。

それは、傷んだ小指をお湯で温めたい。

バスタブがあるホテルだったら、もちろんバスタブで温めるさ。でも、ヨーロッパでボクが泊まるようなホテルにはまずバスタブはない。そして洗面器は小さい。一方、この国にはビデがある。

はたしてこの行為は、この業界的に受け入れられるものなのだろうか、どうだろう。


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これ、まだ実行には移してないんだよ。ご安心のほど。