
ボクは右利きで、女房は左利き。
いや彼女が本当はどの程度左利きなのかは、長く一緒に暮らしているんだけど、時々分からなくなる。
包丁はどっちの手で持っているんだろ。
字はどっちの手で書いているのかな?
テニスのラケットは? ボーリングのボールは? トイレットペーパーは?
でも、箸を左手で持っているのだけははっきり知っているんだな。
カウンターで並ぶときにお互いの箸を持つ手がぶつからないように、ボクが右、彼女が左に座るってルールになっている。
---- おい、おまえの手がぶつかったから料理が落ちちゃったじゃないかぁ。
---- なに言ってんのよ。箸の持ち方が下手な、あんたがいけないんじゃない!
と、無用なバトルを避けるための、生活の知恵ってやつですね。
歩く時もボクが右側を歩く方が落ち着くんだよね。
だから、かえで(ラブラドール ♀)の散歩は気持ちがいい。ボクが右で彼女が左だから。
自転車を押して進むのは、なんだか違和感がある。
国産車で助手席に座るのは居心地が悪いから運転する方がいいかな。外車なら助手席でもいいよ。
でもさ、中学校、高校、大学と、講義を聴くときはいつも一番左後ろの席だった。
その席が好きだったんだ。
どうして? って考えたんだけど、これって……
ボクの関心が教室の中じゃなくて、窓の外にあったからなんだね。きっと。
*****
●Side by Side by the Puppini Sisters
Side by Side は、Harry M. Woods の作曲、Gus Kahn の作詞です。
♪ Oh, we ain't got a barrel of money,
Maybe we're ragged and funny
But we'll travel along
Singing a song
Side by side.
Don't know what's comin' tomorrow
Maybe it's trouble and sorrow
But we'll travel the road
Sharing our load
Side by side.
♪ 金が山ほどあるワケじゃない
服はぼろぼろヘンテコリン
でも ボクらは行くよ
歌いながら
二人並んでね
明日のことなんてわからない
やっかいなことや 悲しいことかも
でも ボクらは進むさ
荷物はハンブンコ
二人並んでね
●Side By Side by autopiano
●Side By Side by Harry Woods
