ザグレブで東京弁と大阪弁について考えた | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

さて、ザグレブも最後の夜です。
聖体節の今日、聖母被昇天大聖堂ではミサが行われてました。おごそかだったな。
ザグレブの2日間は空振りだったけど、ま、それもいいかって気分になった。
で、ご褒美に(なんのご褒美だかからないけど)ちょっと高級なレストランに行ったよ。

ちなみに、昨日の夕ご飯は、
・マッシュルームの水煮の薄切りが入った薄めのスープ
・ぼんやり味の豚肉のグラーシュ(煮込み)とじゃがいもをつぶしただけのマッシュポテト山盛り
・しなびたレタスとキャベツと外側の黒くなった人参のサラダ
・本当はマーマレードとチョコレートと選べるらしかったんだけど、ボクがクロアチア語を話さないものだから面倒くさくておばさんが勝手に決めたチョコレート・クレープ2枚
・ビール
・あたしゃ人生に疲れたわよ、って感じのご年配のウェイトレスにチップ

以上で50クーナ、約800円だった。

で、今日の夕ご飯は、
・小エビとコーンのクリームスープ
・牛肉の煮込みなんたら風(忘れた)と上品なマッシュポテト
・コーヒー
・ちょっとプレミアムな黒ビール
・白一色の民族衣装に、金髪のポニーテール、小柄で性格がきつそうなウェイトレスにチップ

以上で200クーナ、約3200円。

値段は4倍だったけど、味は10倍くらい違うって感じだったな。

*****

ってはワケで、ここしばらくスラブ圏の国々を移動してたけど、明日からはちょっとスラブ圏を離れる予定です。「なつむぎ」です。

今のところ、今回の旅のヨーロッパの部は非常に居心地が良く順調で、さすが社会のシステムが出来あがってるんだなって、感心しちゃうよ。現地の言葉が出来ないのに、ボクの得意じゃないボディランゲージと、やっぱり得意じゃない英語でなんとかなるんだからすごいね。

ほんと、ボクがパントマイマーだったら英語も必要じゃないって思うくらいだよ。


さてその言葉なんだけど、簡単な挨拶くらいはその国の言葉でって思って、少し覚えたんだけどね。
たとえば「こんにちは」は、

チェコ     ドブリー・デン(Dobrý den)
スロヴァキア  ドブリー・デニュ(Dobrý deň)
スロヴェニア  ドベル・ダン(Dober dan)
クロアチア   ドバル・ダン(Dobar dan)

もぅ伝言ゲームしてるのか、っつー感じでしょ。
でも、これだけ似てても意思の疎通は難しいらしい。

あ、チェコ語とスロヴァキア語は通じるらしい。お互いに何を言ってるのか理解できるんだって。
相手の言葉を上手に話す事はできなくても、聞けば意味は十分わかる。
つまり、それぞれが自分の言葉で話せばちゃんと会話が成り立つってこと。

それって同じ言語って言っていいんじゃないかってボクは思うんだけど、彼らそれぞれ一つの民族としてのアイデンティティを持っていて、そして結局別々の国になっちゃうんだから驚きだなぁ。まぁ、歴史的な背景があるんだろうけどさ。


日本語でも、東京弁と大阪弁は上手に相手の言葉を話すことはできなくても聞き取ることはできるよね。なるほどチェコ語とスロヴァキア語ってそんな関係なんだなって、最初は思っていたんだ。

感謝をする時は、チェコ語では「děkuji」 スロヴァキア語では「ďakujem」
挨拶をする時は、チェコ語では「dobrý den」 スロヴァキア語では「dobrý deň」
値段を聞く時は、チェコ語では「Kolik to stojí?」 スロヴァキア語では「Koľko to stojí?」

ね、ほとんど一緒でしょ。

でもさ。東京弁と大阪弁と比べてみると……

「ありがとう」 が 「おおきに」 でしょ?
「こんにちは」 が 「もうかりまっか」 でしょ?
「お嬢さん、これいくらですか」 が 「ねぇチャン、これなんぼやねん」 でしょ?

全然違う! 全く違う! 外国語ほど違う。


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さて、バカな話は置いておいて、移動の準備しなくっちゃ。