
考えるまでもないね。
ボクにとって別腹なのは「ビール」だな。
ども。
日本一泥酔の似合う紳士と、もっぱら噂の「なつむぎ」です。
クリームみたいに上手に泡のたったビールが、世の中で3番目に大好物です。
向こうの方も、ボクに飲まれたいって思ってるんだろうね。
いつだって、微笑みかけてくる。

ほらね。美味そう!
どんなにお腹いっぱいでも、ビールなら飲めるよ。
そして、ビールでお腹がどんなにふくれても、さらに飲める。
飲むはしから、すぐに出しちゃうからね。
最初はまぁ、飲む、飲む、飲む、出す、ってな感じなのが、
すぐに、飲む、飲む、出す、になって、
次第に、飲む、出す、になって、
やがて渾然となって、飲みたいんだか、出したいんだか、分からなくなる。
このあたりが佳境だよね。神仙に遊ぶ境地かな。
グラスを飲み干すじゃない?
冷蔵庫から次の1本を取り出さなくちゃって思って立ち上がるじゃない?
1~2歩進む内に、フラフラとトイレの方に行っちゃったりして。
あれ? 出ないじゃん。
あ、そか。出すために立ち上がったんじゃなかったんだな。
なんて気付いたりすると、気付いた自分を褒めてあげたくなったり。
飲むから出るのか、出すから飲めるのか...
いったい、どっちが卵で、どっちが鶏なのやら。
だんだんと思考が哲学的になると、ふと、
いっそのこと、便器にビールを流し込んだ方が、手間が省けるんじゃないかな。
ふふふ、ボクって天才?
なんて思いつく。
そして、独り味わう達成感。
*****
ビールの愉悦です。
