カラスと書き物机 --- 映画「アリス・イン・ワンダーランド」 | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

見て来ちゃいましたよ。

アリスファンのボクとしては、見ないわけにはいかないしね。 ●ここ

で、一応報告を。

1 アリスの世界を、ティム・バートンの映像で見ることができたのは良かったな。
  でも、「荒唐無稽」感が薄いって思った。
  敵キャラを退治する過程で、主人公の少女が人間的にも成長するっていう、
  ゆるい勧善懲悪の冒険物語になっちゃってるし。

2 赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)が迫力だった。頭でかっ!
  ヘレナ・ボナム=カーターは、ティム・バートンの奥さんなんだよって、娘に教えられて、
  調べてみたら、ビッグ・フィッシュにも、チャーリーとチョコレート工場にも、
  スウィーニー・トッドにも出てた。

///   H A I H A I S M   ///-red queen


3 白の女王(アン・ハサウェイ)は、やっぱりかわいい。眼でかっ!
  でも楽しめたのは、お姫様お姫様した、あのわざとらしい手の動き。笑えました。

///   H A I H A I S M   ///-white queen


4 ジョニー・デップ演じる「いかれ帽子屋(マッド・ハッター)」なんか、
  もっと理屈が通らない感じの方がそれっぽいんじゃないだろか。
  ジャバウォッキーを倒すためにアリスと協力することができるなんて「マッド」感が薄い。
  それに2人の間に、うっすら恋心らしきものが漂うのも、なんかな。
  ディズニー的ではあるけどね。

///   H A I H A I S M   ///-mad hatter


5 バンダースナッチ(Bandersnatch)が、あんな格好の動物だとは知らなかった。
  というより、バンダースナッチは「鏡の国のアリス」の中にも出てきてたんだ。忘れてた。
  「スナーク狩り」の登場人物かと思ってた。*1

///   H A I H A I S M   ///-Bandersnatch


6 チェシャ猫(Cheshire Cat)のにやにや笑い。よかったよ。好きなキャラクターの一つでね。

  "All right," said the Cat; and this time it vanished quite slowly, beginning with
  the end of the tail, and ending with the grin, which remained some time after
  the rest of it had gone.


  のところが好きだった。
  猫の姿が消えた後もニヤニヤ笑いだけが残っているってのを、
  どう表現するか楽しみだったんだな。

$///   H A I H A I S M   ///-Cheshire Cat


  どんな表現だったかは、見てのお楽しみ。

*****

トータルすれば、楽しめたよ。
アバターを見損なっていたから3Dで見たけど、2Dでも十分だったかも。

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*1 スナーク狩り:ルイス・キャロル作のナンセンス詩。「鏡の国のアリス」の中の「ジャバウォックの詩」と同じ架空の生物やら、ありそうで実際には無い単語(かばん語)が出てきます。