昨年、グルっぽ「ボサノバが好きだ」で選んだ「ボサノバ・スタンダード ベスト10」で、
第2位だった曲です。 ●ここ
1位の「イパネマの娘」と1票差。がんばったなぁ。
やっぱり、Wave と言えば、Antonio Carlos Jobim の同名のアルバムの演奏が一番有名でしょうね。
だから、それを聴いてもらおうって思ってるんだけど、
その前に2曲聴いてもらえるだろか...
そして、3曲に共通するものが何か、考えてみてね。
1曲目:Antonio's Song / Michael Franks
2曲目:City Lights / Dr. John
そして:Wave / Antonio Carlos Jobim
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どうですか?
3曲に共通するもの、分かりました?
実は3曲とも、ストリングスのアレンジをクラウス・オーガマン(Claus Ogerman)がしています。
クラウス・オガーマンの甘く優美なアレンジは、なんともリラクシンです。
そして、独特。
聴いただけで、あ、オガーマンだって分かる程の、主張がある。
彼は、1930年生まれのドイツ人で、
1959年にアメリカに移り住んでからは、
プロデューサーのクリード・テイラー(Creed Taylor)と組んで、
アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)
ビル・エバンス(Bill Evans)
ウェス・モンゴメリー(Wes Montgomery)
カル・ジェイダー(Cal Tjader)
とか、とかのレコーディングで仕事をしています。
すごいでしょ。
Creed Taylor の方は、クロスオーバー時代の名プロデューサーで、
アルバム「WAVE」も出てる「CTIレーベル」の生みの親ですね。
クロスオーバーかぁ。なんとも、時代だなぁ。なつかしいなぁ。
「もうすぐ時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時...
クロスオーバー・イレブン」
クロスオーバー・イレブンの時代の人だったら、きっとこのナレーションにジ~ンと来るね。
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なんだか、WAVE の紹介じゃなくて、オガーマンとテイラーの紹介みたいになっちゃったけど、
イージーリスニング色の強いこのこのアルバムのこの「WAVE」を紹介するためには、
どうしてもこの2人について書かなくちゃ、って思ってたんだ。
さて、では WAVE に戻って、と。
●Tom Jobim & Toquinho
ストリングスが無くなると、ずいぶんとボサノバらしさがハッキリする。
●Gal Costa
●Elis Regina
●Zimbo Trio
●the Ray Porrello Trio
