映画「スティング」で流れていた曲を思い出してくださいね。
タイトルは、「The Entertainer」
ラグタイムの王様、スコット・ジョプリンの曲です。
それでも、ラグタイムって何? って方は、
ググるとすぐに出てきます。ボクより説明が上手。
で、ボク的に勝手にイメージするのは...
1 20世紀の初期に、アメリカのポピュラーミュージック界で流行った音楽の形式で、
2 調律の微妙に狂ったホンキートンク・ピアノなんかで演奏されるとぴったりで、
3 ブルースからポピュラー経由でジャズに至る過程ののどかな時期の音楽で、
4 ディズニーランドのアトラクションの中で、アップライトの自動ピアノかなんかで演奏されてる感じで、
そして、
5 20世紀のクラシックの作曲家にも、大きなインスピレーションを与えた。
って結局、最後の1行が言いたかったんだけなんだけどね。
そしてまた、ストラビンスキーの手になる「ラグタイム」を紹介しようってわけです。
昔やったことと同じ~ ●ここ
そのときは、ストラビンスキーの「兵士の物語」の中の一曲として「ラグタイム」を紹介したんだけど、
でも、その記事では You Tube にリンクを張ってなかったから、きっと聴いてくれた人は少ない。
だから、今日の記事はリベンジです。
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ようやく、本題。
ストラビンスキーには、他にもラグタイムをモチーフにした曲があって、
ボクがどうしても聴いてほしいのは、「Piano Rag Music」です。
ラグタイムがどんな曲か知ってる人からは、
「え! これがラグタイムなの!?」
ってリアクションがあると期待してるんだけどね~
Piano Rag Music by Stravinsky
そ。
普通の感覚では、「これがラグタイムなの?」って感じなんだと思う。
シンコペーションの誇張なんかが、ストラビンスキーにとってはラグタイム的なんだろうかね。
でも、実はボクはこれが不快じゃないんだな。むしろ、好き。
もともとのラグタイムも好き。
そして、ストラビンスキーのラグタイムも好き。
それは、美人画も好きだけど、美人をモチーフにした抽象画も好きってことに似てるかなぁ。
いやむしろ、美人も好きだけど、美人をめぐる概念(について考えること)も好きってことなのかも。
この曲を聴いていると、こんな考えさえ引き起こされる気分になる。
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さて、ボク的はそうであっても、
やっぱりストラビンスキーのラグタイムは、なんだかね。
って思う方に、お口直し(いや、お耳直し)です。
Maple Leaf Rag by Scott Joplin
ホッとします。
