【H】 L'Histoire du Soldat (兵士の物語) | /// H A I H A I S M ///

/// H A I H A I S M ///

あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

もしもし~ タイトルは L から始まってますよ~


って、つっこまないでくださいね。


【L】 は、Lazy Bones で使ってしまったから。


それに、最初の L' は、フランス語の定冠詞だから、無視してくださいな。


*****


大好きな曲のABCで2度目のクラシックの曲です。

作曲はストラヴィンスキー。


7人の小編成のオーケストラと、語り手、兵士、悪魔、の3人(時に王女を加えて4人)の人物による音楽劇です。


あまりクラシックは聴かないボクですが、

クラシックの中でどの曲が一番好き?

と聞かれた時は、迷わずこの「兵士の物語」を選ぶことにしています。


この頃(20世紀の初期)のいわゆるクラシックの曲の中には、

新大陸の音楽からいろんなインスピレーションを受けて作曲されたものが多いのです。


兵士の物語の中の「三つの舞曲」では、


○タンゴ

  Neeme J?rvi & Royal Scottish National Orchestra - Stravinsky: Ragtime, Octet, Histoire du Soldat, Petrushka - Histoire du Soldat (The Soldier's Tale): Suite: VI. 3 Dances: No. 1. Tango


○ワルツ


○ラグタイム

  Neeme J?rvi & Royal Scottish National Orchestra - Stravinsky: Ragtime, Octet, Histoire du Soldat, Petrushka - Histoire du Soldat (The Soldier's Tale): Suite: VI. 3 Dances: No. 3. Ragtime


がモチーフとして使われています。


何ていうんでしょうか。


本来のタンゴではないタンゴ。

本来のラグタイムではないラグタイム。


でも、聴いていて楽しいんですよね。

ラテン好き、ジャズ好きのボクが聴いても、胸躍る楽しさ。


でもその楽しさは、声を出して笑う「大笑い」じゃなくて、

なかなか楽しいね、って言いながら小さく笑う「にやにや笑い」みたいな感じ。


決して、揶揄しているんじゃありませんよ。

そういう、絶妙のバランスの取れた心地よさが、ボクは好き。


*****


ボクが一番最初に聴いた兵士の物語では、

詩人のジャン・コクトーが、語り手をつとめています。


私の耳は貝の殻
海の響きをなつかしむ


のコクトーです。

感受性の豊かな若い頃を思い起こさせる、きれいな詩だなぁ。


ちなみに、ジャケットのイラストもコクトーのものです。


ストラヴィンスキー:兵士の物語/コクトー(ジャン)

¥2,000

Amazon.co.jp


You Tube でコンサート気分を味わいたい方は、こちら



にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ ← click me!