もしもし~ タイトルは L から始まってますよ~
って、つっこまないでくださいね。
【L】 は、Lazy Bones で使ってしまったから。
それに、最初の L' は、フランス語の定冠詞だから、無視してくださいな。
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大好きな曲のABCで2度目のクラシックの曲です。
作曲はストラヴィンスキー。
7人の小編成のオーケストラと、語り手、兵士、悪魔、の3人(時に王女を加えて4人)の人物による音楽劇です。
あまりクラシックは聴かないボクですが、
クラシックの中でどの曲が一番好き?
と聞かれた時は、迷わずこの「兵士の物語」を選ぶことにしています。
この頃(20世紀の初期)のいわゆるクラシックの曲の中には、
新大陸の音楽からいろんなインスピレーションを受けて作曲されたものが多いのです。
兵士の物語の中の「三つの舞曲」では、
○タンゴ
○ワルツ
○ラグタイム
がモチーフとして使われています。
何ていうんでしょうか。
本来のタンゴではないタンゴ。
本来のラグタイムではないラグタイム。
でも、聴いていて楽しいんですよね。
ラテン好き、ジャズ好きのボクが聴いても、胸躍る楽しさ。
でもその楽しさは、声を出して笑う「大笑い」じゃなくて、
なかなか楽しいね、って言いながら小さく笑う「にやにや笑い」みたいな感じ。
決して、揶揄しているんじゃありませんよ。
そういう、絶妙のバランスの取れた心地よさが、ボクは好き。
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ボクが一番最初に聴いた兵士の物語では、
詩人のジャン・コクトーが、語り手をつとめています。
私の耳は貝の殻
海の響きをなつかしむ
のコクトーです。
感受性の豊かな若い頃を思い起こさせる、きれいな詩だなぁ。
ちなみに、ジャケットのイラストもコクトーのものです。
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