2018年、年の暮れの出来事です。
お姉ちゃんが帰省してきて、四日目の晩ですね、
家族して ママのお夕飯
をいただいたところです。

『 姉妹でブルゴーニュ 』 の時間が訪れました。
事前に運び入れておいたワインより、
お姉ちゃんが惹かれるのは、どの子? ★
入念にボトルを覗きこむ姉妹、滑稽な時が流れます!

はい、もうね、A 師匠を信じるしかない。
姉妹の辞書によると 『 飲みどき 』 を迎えたはずはないのに、
今を逃すべきでない色合いをしていて、激しく誘惑してきます!
掉尾を飾る一本、『 師匠からの贈り物 』
に決まりました。
ヴォルネィ 1er クロ・デ・シャンパン 2001 / ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ
フランス・ブルゴーニュ
ピノ・ノワール 100%
まずは グラスに移しても魅惑的な色合い、
熟成感&残す果実味、双方見て取れます。
香りは 『 ヴォルネィ 』 の特徴がよく現れているのに、
押し付けがましくないというか、抑圧的でないですね!
『 堅実な造り 』 の成せる業?
頭の中には複数の疑問符が並び、
姉妹無言のまま、味わい進めます。

次第に緩まなくなっていった、今年の 『 エポワス 』 氏。 ★
どうしてこんな摩訶不思議な現象が起きるのでしょうね?
2000年代だよ? 然るが故のタンニンを感じさせません!
香りと味わいは一致していて、とにかく素直な印象、
主張しすぎず、かなり美味しい状態になっています。
嬉しい謎は深まるばかり!

二日目
と同じ写真なのですが、『 カンボゾーラ 』。
姉妹の頭の中は謎に包まれたままであります、
けれども、いいです、解明するのは止めました!
ドラグランジュの 『 ヴォルネィ 』、今、今、すごく美味しい。

つまり、師匠の 『 お便り 』
は見事的中していたことになります!
2001年は良い年とは言えないこと。
熟成が早く進む造りをする生産者であること。
逆に 『 飲みどき 』 のピークを見逃さぬよう、
注意を払わなくてはならない 『 ヴォルネィ 』。
翌日、もやもやしたまんまのカヌレに、
上の補足をしてくださったのですよね!
ドラグランジュさん。
前二本はカヌレが抜栓しどきを見誤っただけなのに、
勝手によろしくない印象を持っていました、ごめんね! → ①
・ ②
実に興味深い、年の終わりに素敵なワインをありがとうございました。
ナッツスナッキングより 『 カシューナッツ&フルーツ 』。
初日 、二日目 共 『 お姉ちゃんの一括 』 で締めてきたのですが、
過去の例とは大きく状態の異なるワインに出逢ったものでしてね!
37年の熟成と同じ奥行きとはいかなくても、十二分に美味しい 『 ヴォルネィ 』。
お姉ちゃんにしては少し歯切れの悪い 『 一括 』 にて、
2018年 『 姉妹の宴 』 の幕は閉じることになりました!
でも、至極的確。
とにかく 『 姉妹でブルゴーニュ 』 の時間は幸せですね、
この翌日お姉ちゃんは生活の場に戻ることになりました!