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2008/09/30 019号 輝け00036 Crews!!
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こんにちは!艦長です。
秋到来ですね~。秋らしく先週は実家でキノコご飯を食べました。

順調に脂肪を蓄えております。

2008年も残り3ヶ月(前回も同じような事を話していました)。

今年の目標の進捗は如何でしょうか?みんな切磋琢磨していける環境が着々と出来ると良いですよね☆
では、今週号です♪

- ◆TOPIC◆
1)最近のニュースから
2)大学院事情(友人紹介!)
3)はまっている書物
4)一言余計


1) 最近のニュースから

医療の現場に見る、ゲームとオンラインの可能性

http://www.inside-games.jp/news/313/31382.html*


首相も交代し、新たなスタートとなる9月下旬ですが、ゲームと現実の関わりを考えさせられるニュースがいくつか見られました。

英国オックスフォード大学では在宅リハビリを目指してWiiに使用されているようなモーションセンサーを治療に応用する研究が進められています。

また、理学療法士のElizabeth Penny氏は『Wii
Fit<
http://www.inside-games.jp/game/131/13189.html >
』『Guiter Hero』『Cooking Mama』など10
のゲームをリハビリに導入。「オンラインゲームは障害に関係なくプレイできるので、障害者への差別を無くすのに役立つ」とする考え方を明らかにしています。

二つのケースに共通しているのは、リハビリの問題をモチベーションの低下としていること。進歩が感じられないことを繰り返すというのはどう考えても苦痛です。モチベーションを上げるのはゲームの得意技。日本で商用ビデオゲームがブームとなった『スペースインベーダー』から
30年、日本ゲーム界はモチベーションのアップを研究し続けてきたといっても過言ではありません。今こそ、社会貢献のチャンスなのではないでしょうか。

Elizabeth Penny
氏の、オンラインゲームと障害に関する意見も見逃せないでしょう。オンラインゲームの世界に存在するのはゲームキャラクター。操っている人が健常者なのか障害者なのかはゲームキャラクターを見ても分かりません。Elizabeth
Penny
氏はオンラインでの対戦を取り上げ「彼がフランスの誰かと対戦して勝っても、対戦した人は彼が脳卒中患者であるとは思わないでしょう」とコメントしますが、正にその通りではないでしょうか。

健常者は、「障害者は自分たちと異なった存在である」と考えがちですが、それは本当でしょうか?先に北京で行われたパラリンピックに出場する選手達のインタビューを見ても、心という点においては差違がないのが分かります。勝てば嬉しいし負ければ悔しい。勝利への欲求と、勝利を掴むための努力。こと競技への姿勢において差はないのです。普通なら接点のない人たちが出会い、年齢・性別・社会的立場・障害の有無を越えて友情をはぐくめるのはオンラインの利点です。こうしたオンラインの可能性というものを、もう一度真正面から捉え直しても良いのではないでしょうか。
ahoogroups.jp
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(Article written by 水口真)

記者さんの表現に少し違和感を感じますが、体感型オンラインゲームが医療介護分野で活用できる事は非常に多くあると思います。
このような記事が出たときに現場の声として看護師も意見やアイデアを出していって欲しいなと思います。「看護師監修!!お家で○○トレーニング」とか如何でしょうか。

2) 大学院事情(友人紹介)
実は海外からナースシップを執筆している感護師つぼも大学院生なのですが、実は館長もひっそりと大学院に所属していたりします。

既に単位は取り終わっていて、後は修士論文を執筆するだけなのですが、これが非常に苦戦中です(汗)

もともと追い込まれないとやらない性格+思いっきり文系の脳味噌で、論文が書き上げられるかは非常に心許ない状況です。

既に教授からは「別に就職するわけじゃないのだから留年しても良いだろう」と言われております(笑)

そんな僕が刺激を受けるのは共に学ぶ看護師の方々!皆さん専門性を高めるために進学をされており、その高い倫理観に刺激を受けます。

特にもと自衛隊の看護師が今年から入ってきまして非常に刺激を受けてます(笑)
卒業後は保健衛生の分野で独立されるとの事ですが年内の号外でご紹介できればと思います☆


3)はまっている書物

秋といえば読書の秋!!

今月は精神論系を取り上げていきます。

松下幸之助「道をひらく」:ご存知パナソニックの創業者の著書です。非常に読みやすく、1日で読めてしまいます。この方は茅ヶ崎に「松下政経塾」という私塾を開設した方でもあります。卒業生は名だたる方ばかりです。一度ホームページを見てみて下さい。ちなみに僕は大学時代に入塾試験を受けて落選しています(泣)まだ何回受けようかなと思っておりまーす。

日本経済新聞社「永守イズムの挑戦」:現代の松下幸之助と言われる、日本電産永守社長の自叙伝です。日本電産は皆さんの携帯電話を動かすモーターを創っている会社で、現在世界シェア1位です。ここの企業理念は「最大の社会貢献は雇用の開発である」という事です。この言葉が非常に腹に落ちて本を読みました。気合を入れたい方にはお勧めですが、少し経済用語が飛び散らかっていますので、眠くなる可能性もあります。

4)一言余計

今週は実は号外が発行されます!!

非常に、非常に熱いメッセージです!!
是非皆様ご一読ください!!


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現在、Nurse Shipは、「起業」「進学」「臨床」「研究」「留学」「子育て」
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第18号は、感護師つぼ こと 坪田康佑が担当です!

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Hello! 感護師つぼ こと 坪田康佑です。
大学時代の同期の紹介で、アメリカでナースプラクティショナーをしている方と(WEB上でですが)知り合いました。
このナースシップとはまた違った、輝きを放つナースでした。こちらも負けておれませんね、日本のナース 輝いていきましょう!
では、今週号で、一緒に輝きましょう♪

- ◆感護師つぼのTOPIC◆
1)最近の海外看護ニュースから
2)医学英単語
3)背中を押してくれた一言
4)看護留学に関して
5)一言余計

・・・1>最近の海外看護ニュース
ちょっと今回は趣向を変えて、日本のことを海外でどのように報道されているのか?をテーマに記事を選んでみました。ちょっと古いですが、インドネシア看護師の記事です。

<概要>インドネシア人看護師の海外報道
日本の報道とあまり変わりありませんが、政府と現実のギャップ及び給与が触り程度で日本ではあまり注意されなかった宗教と文化に関する報道に焦点を当てられています。
<コメント>
日本では、掟が多いイスラム教徒に関して、一部の医療機関で配慮していることを報道されたぐらいでしたが、海外では、その宗教と文化に関して焦点があてられた報道がされていました。日本人が宗教と文化に対しての配慮や受け入れ準備不足を勉強させてもらったもので、宗教は当たり前の権利であるように報道されていることにちょっと違和感を感じました。また、豚肉や同僚とお酒を飲むことなど日本文化を書かれていたのがちょっと面白かったです。

<全文>
http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUST341538
Indonesian nurses face up to Japan culture shockBy Isabel Reynolds TOKYO, Aug 8 (Reuters) - Dressed in brightly coloured batik shirts, many with headscarves, 200 Indonesian nurses and care workers have arrived in Japan, the first of up to a thousand to be employed by short-staffed hospitals and homes for the elderly.
Those backing the recruitment of foreign health workers say this will help bear the burden of care in the world's fastest ageing nation, but the linguistic and cultural hurdles the nurses face are daunting in a country where immigration is a sensitive issue.
"I have the impression Japanese people are very strict about timekeeping and they work very quickly and carefully," Erli Ridwan, a 35-year-old nurse from Aceh, told a news conference in Tokyo on Friday, a day after arriving.
Ridwan will be paid 152,500 yen ($1,390) a month, more than eight times what he earned at a Jakarta hospital, to work as a nurse's assistant.
In return he and his compatriots must study for and pass a nurse's licence in Japanese -- a language he barely speaks at present -- within three years, or leave the country.
"Personally I think it would be good if they could work without these restrictions," Indonesian ambassador to Tokyo Jusuf Anwar told the news conference.
With more than a quarter of Japanese expected to be aged over 65 by 2015, the country faces a labour shortage that could weigh on growth. [ID:nT85859]

However, the nursing programme, part of an economic partnership agreed between the two countries, was introduced only over opposition within the government, Japanese media have reported.
Despite a shortage of medical workers in Japan, only 200 of a possible 500 Indonesians have found work this time around, partly because of a lack of employers willing to accept them.
Apart from language concerns, employers in largely secular Japan must deal with the unfamiliar religious practices of staff from mostly Muslim Indonesia.
Television has shown hospital managers anxiously consulting compasses to calculate the best places for the new arrivals to pray in the direction of Mecca.
Dietary requirements will also be a sticking point. Pork is a staple of the Japanese diet and drinking alcohol with colleagues is a long-standing custom.
Care worker Danta, a 28-year-old Catholic, said she hoped to take home advanced nursing techniques she learns in Japan and that food would not be a problem.
"I tasted Japanese food last night and it was delicious," said Danta, who, like many Indonesians, has only one name. ($1=109.62 Yen) (Editing by Rodney Joyce)


・・・2>医学英単語

先日、塩分が高すぎるルームメイトが作る食事に腎臓に悪い!
といいたいのに、腎臓という単語が出てきませんでした。
なので、今日はそれに関する単語を!

腎臓の renal
そして reno-という表現は腎臓を示します。
例えば
腎造影 renography
腎血管の renovascular

・・・3>背中を押してくれた一言

Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning.

感護師つぼ訳
過去から学び、今を生き、明日に希望を持つ最も大切なことは、疑問を持ち続けることだ

Nursehipと一緒に、明日に希望を持ちましょうね♪


・・・4>看護留学に関して

はい。引き続き、アメリカの看護師免許取得に関して書きます。
簡単に言うと、学校卒業したら、二つ試験が必要。
今回は、その二つ目の試験です♪

CGFNSを合格すると、やっとこさ看護師免許!!(NCLEX-RN)の受験資格が得られます。
(ニューヨーク州とカリフォルニア州は、直接受けられる!!これは前回言いましたね?)
ちなみに、CGFNS試験は難しいといわれていて、合格者の多くは州の看護師免許にもそのまま合格できるそうです。
ちなみにそのNCLEX-RNも日本で受験できるようになりまして、東京・横浜で受験が可能になりました!
今までは観光ビザを取得して、アメリカで受験するのが主流だったのですが、今はお手軽に日本で挑戦できるようになりました!
でも、実際には、就職先を探さないとビザが手に入らないので、実際に行って病院探しをしながら受験するのがベストなようです。
ちなみに、受験するためには卒業した看護学校に英語で書類を作成してもらう必要があるので自分の母校があるのか?(最近閉校も増えているので)自分の母校にそのようなサービスがあるのか?
そのようなことのチェックも必要です。

って、本質以外のところで盛り上がってしまった。
本題に戻りますと

【試験科目】は、内科、外科、産婦人科小児科、精神科の看護学

ではなくて

それを基本にした、総合的な内容で質問されます。 英語が複雑になります(涙)

【出題形式】は、多肢選択方式(Multiple Choice)の試験です。
日頃の行いをよくして、運をあげておきましょう♪*

*【試験形式】は、パソコンで、一門ずつ自動的に出題され答える形になっています。
ドライアイの人は、目薬必須!!

【問題数】は、なんと変動します。最低75問、最高265問です。
最近はやりのパソコンによる回答者の正解率で、難易度や問題数を変更する形式です。

【合格ライン】は、正式発表はないのですが、噂によると72%ぐらい正解することが必須なようです。

おぉっと長くなってしまった。
忘れていましたが、アメリカは最近話題のナースプラクティショナー制度があったりとまだ説明するところがあります。なので、もう少しアメリカに焦点をあてていきたいと思います。
なので、カナダに焦点をあてるのは、、、その後でね

・・・5>一言余計

ぶっちゃけ関係ない話題ですが、まぁ一言余計コーナーなので書きます。
今月末が、親の結婚記念日なんですね 27周年かな? 後3年後には真珠婚式
自分の年には、親は結婚していたのか・・と思うと考えさせられることが増えてきた親の結婚記念日ですが
いやぁ、何をプレゼントするのがいいのでしょう?
偶然にも28日に父がニューヨークに来るので、その時プレゼントを渡そうかと思うのですが、思いつかない。。。。

日本だったら、夫婦箸とか、夫婦茶碗とか思いつくのにアメリカだと・・・・うぅむ 悩みます(><)

何がいいですかね?

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このメールマガジン(Nurse Ship)は、医療という大海原に、ナースの可能性を広げるために創られたものです。
看護師による看護師のためのメルマガを毎週発行!!是非とも、一緒に自分たちの可能性を広げていきましょう!

現在、Nurse Shipは、「起業」「進学」「臨床」「研究」「留学」「子育て」など特徴を持った乗組員が4名おり、毎週一人ずつ担当させて頂きます。
第17号は、aye aye こと 友滝が担当です!

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暦ではもう秋ですが、東京はまだまだ暑い日が続いています。
みなさま、いかがお過ごしですか?

私は今年、「院内研究に取り組んでいらっしゃるナースの方々に、研究のアドバイスをさせていただく」という機会をいくつかいただいています。今日はその中でのエピソードをご紹介します。


■□■□■□ INDEX ■□■□■□■□■□

1.研究デザインを考えよう
2.コントロール群のない研究はダメ?
3.研究を計画するにあたって・・・
4.研究の切り口
5.あとがき

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1.研究デザインを考えよう!
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院内研究に取り組んでいるAさんのお話です。

Aさんは、「患者さんにアロマを使うことで、せん妄の予防につなげたい」というテーマを考えました。
それは、例えば不穏状態になりそうな患者さんに薬物療法をすぐに選択するのではなく、看護師の看護としてできる、もっと他のことがあるのではないか、という想いでした。

そこで、その"他のこと"として"アロマ"を取り上げ、その効果を示すことで病棟ナースたちにも、薬物療法以外の方法があることを知って欲しい、という願いがありました。

就寝前に、アロマによる足浴をする群とそもそも足浴をしない群で、何らかの効果の違いを出してはどうだろう?というのが彼女からの最初の提案でした。

みなさまならこの研究デザイン、どう思われますか?


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2.コントロール群のない研究はダメ?!
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前回の私担当のNurseshipでは、研究をするうえでの「コントロール群」について少し触れさせていただきました。
http://groups.yahoo.co.jp/group/nurseship/message/14

さて、このテーマの場合にはどうでしょう?

私はここで、Aさんにひとつの疑問を投げかけました。

> 本当にアロマの効果を知りたいのであれば、アロマによる足浴をする群と足浴を実施しない群での比較ではなく、アロマによる足浴をする群とアロマなしの足浴の群での比較では?
> そして、その場合、アロマの効果としてアロマなしの足浴と比べて「これに効き目がある!!」って自信をもっていえる何かしらの効果が期待できるものにどんなものがありそうですか?


Aさんは少し考えていましたが、そういう効果の検討をしたいわけではない、と。そこで、私は別の提案をしました。

> では、無理やりコントロール群を設けようとしなくても、単純に、アロマを使った足浴をすると、その後どのような変化があるのか(もしくは、ないのか)という前後比較なら、興味をもてそうですか?

Aさんは、「病棟の特徴を活かして、それなら○○の効果をみれるかも!△△についてはどうだったか、患者さんに聞いてみたい!」とさまざまなアイディアを提案してくれました。

いかがでしょうか?

コントロール群を設けるというのは、何をコントロールにするのか?というのをよく考える必要があります。

なんでもかんでも比較試験がいいとは限らない!ということを、ぜひ頭の片隅に入れておいてくださいね!



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3.研究を計画するにあたって・・・
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その後、実はAさんは研究へのモチベーションが下がってしまい、うまく研究が進んでいませんでした。理由を聞いてみました。

> 「ある患者さんに、同意が得られたので、まずはふだんのケアで取り入れてみよう!と、アロマ入りの足浴をやらせていただいたんです。でも、私がイメージしていたような効果があまり得られなくって・・・」
> 「アロマがせん妄予防に効果があるかもしれない患者さんは、かなり限定されると思うんです・・・」

いろいろと教えてくださいました。
そして、アロマについても本当によく勉強されていることもわかりました。

このときAさんが気づいたことは、実は研究を計画していくうえでいちばん大切なことでした。
それは『期待される効果の指標を何にするのか』であり、『効果を期待できる研究の対象者は誰なのか』ということなのです。


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4.研究の切り口
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Aさんはもう今年度は研究をあきらめようか・・・とも思ったけれど、「看護師の看護してもっとできることがあるのではないか」という想いは変わらない、と。

最初Aさんは、病棟に入院してくる患者さんがせん妄になったり不安定になってしまうようなことが少しでも減れば、そのために看護師としてできる看護がもっとあるのでは、その方法のひとつとしてアロマを考えました。

そこで別の視点から、では、Aさんが考える看護の方法は患者さんやご家族にとってニーズがあるのかどうか、アンケートをしてみては?という提案をしてみました。

> つまり、これまではAさん自身が何か(ここではアロマ)の効果を検証することで、病棟のナースたちにも「看護のあり方を考えるきっかけになって欲しい」という発想でしたが、反対に「患者さんからこういうニーズがあるんだから、病棟でももっと考えていこうよ!」というきっかけづくりにしていってはどうか?ということです。

このようにディスカッションしながら、Aさんの「研究デザイン」を今も一緒に考えています。


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5.あとがき
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今回号もギュギュッと詰め込んだNurseshipをお届けいたしましたが、いかがでしたでしょう。
最近よくみかける看護系雑誌では、量的研究についていえば、とにかく「数が少ないのはダメ!」「コントロール群を設けなくては!」という文章が目に付きます。
今回は研究で必要な対象者の数については触れませんでしたが、どれくらいの人数が必要なのか?コントロール群を設けなくてはいけないのか?は、研究の目的によって変わります。

そしてもうひとつ大事なのは、先行研究でどこまで明らかになっているのか?ということです。

このAさんのようにいきなり「かっこよさそうな研究デザイン」をいくら計画したとしても、その前段階がきちんとわかっていなければ、いい研究を計画することはできません。
その前段階の研究は、必ずしも大規模な研究ばかりとは限りませんし、規模の小さな研究も現場からのケースレポートも、全てひとつのエビデンスを構築していくために必要な研究です。

アドバイザーの仕事を通して、看護の研究基盤をどのように整えていく必要があるのか、私も日々勉強です!!!



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