集中治療室のナースあるある | nurseredcatのブログ

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以前、ナースあるあるを書きましたが、今回は集中治療室のナースならではのあるある編です。

 

1.強迫性障害(OCD)気味。点滴は一つ一つきれいに並べられてありどの薬がどこから入れられているかをいつも把握しています。すべての点滴にちゃんとラベルがついているのはもちろん、患者さんの部屋もきれい。ナースによってはシーツなどもちゃんと直角、平行にしわなしに使っている人も。私はそこまではしませんが部屋が汚すぎると集中できないので、患者さんが安定していたらすぐに部屋を片付けます。

 

2.昏睡状態の患者さんは点滴をいれる練習台。集中治療室にいる患者さんは体が全体にむくんでいる人が多いので点滴をいれるのが難しいのですが、術後の患者さんなどは呼吸器を外す前に点滴を入れる練習台にぴったしです。一度めちゃくちゃいい静脈を持っている患者さんが昏睡状態だったとき、ナースたちは大喜び。4つも点滴をいれちゃいました。

 

3.優越感。集中治療室で重症な患者さんを相手にしているので自分は他のナースよりもすごいと思っているナースが多いです。病院によっては集中治療室のナースは他のナースよりもお給料をもらっているところも。確かに知識、スキルはありますが、他のナースよりもえらいなんて全くないですよね。私なんて精神科や小児科、産婦人科なんてできないもん。

 

4.気が強い。自分の意見を恐れることなくドクターに言います。以前、外科の病棟で働いていた時はドクターのオーダーは絶対服従。間違えたりしたらよく怒られました。集中治療室のナースは口論になっても自分の意見を主張します。ドクターのオーダーも間違ってると思ったら自分が納得するまでしません。そしてドクターが悪いと思ったら病院に報告することもよくあります。

 

5.x線やMRIなどのフィルムを見るのが好き。他のナースたちと診断しあって楽しみます。私もドクターの診断と合ってるとちょっとうれしいです。特に私は心電図を見るのが好きです。

 

6.患者さんのことが頭からつま先までよく知っている。また、過去の病歴、家族構成、血液検査などなど、すぐに答えられます。まあ、受け持つ患者さんが1-2人だからできることですね。

 

7.競争心ありあり。テストなどをすると100点満点をとりたがる、完璧主義者が多いです。間違ったりすると言い訳したり、自分の方が正しいと討論してくることも。CPRなども率先してやりたがります。

 

8.歩くのが速い。みんな普段から競歩しているように病棟を歩き回っています。コードブルーの時など、何階だろうが階段を使って走っていくので私なんかはついた時には息切れがひどいです。だからみんないい靴を履いています。私もHOKAの靴を履いていますが12時間立ちっぱなしでも足が痛くなりません。高いですがお勧め!

 

9.重症な患者さんをケアしたい。点滴薬が10本以上ある患者さん、持続的腎機能代替療法(CRRT)などの器具をつけている患者さんなど、重症な患者さんがいると取り合いになります。前のシフトの主任ナースに信頼されていたり気に入られたりするとこういう患者さんに当てられやすくなります。(前のシフトの主任ナースが次のシフトの患者の担当ナースを決めるため。)

 

10.ジョークが好き。ユーモアなアメリカンジョークはもちろん、皮肉なブラックジョーク、ちょっとHなジョークを言い合い合います。特にいやな患者や家族がいると休憩室で盛り上がります。他にもいろいろな面白い話が飛び交っています。汚い話でも平気でご飯を食べながら話せます。

 

11.カップルが多い。男性ナースが多いからか、ドクターとナース、呼吸専門技師とナース、ナース同士のカップルがたくさんいます。あとは離婚している人も多いし、エンジニアと結婚している人も多いです。私もエンジニアの旦那さんです。

 

12.ERナースと仲が悪い。これはテレビドラマなどでもジョークとして出てきますが、意外と本当です。ERのナースは患者さんを安定させるのが仕事なので点滴などがめちゃくちゃでも、オーダーがすべて終わってなくても平気ですが、その患者さんが集中治療室にくるとあまりにもの雑さにこっちはイライラ。反対にERナースも集中治療室のナースは細かいことまで質問してくるのでイライラ。以前その仲をよくするために一緒にパーティーしたり、ソフトボールチームを作って地域のチームと戦ったりして解決しようと試みましたが全く違うタイプのナース同士なので仕方がないですね。