nurseredcatのブログ

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私が働いている病院は1877年に建てられました。当時は教会の中になる小さな病院でシスターがナース役。その後看護学校が取り入れられて、シスターの指導で看護学生は仕事をしながら看護過程を実践で勉強するという看護学校病院になりました。今は教会も看護学校もない大病院ですが建物の一つの外観は教会のまま残っています。実は私は20年以上前にこの病院で働いていたことがあり、その時は礼拝堂がまだ残っていました。私は特にクリスチャンではないのですが仕事でいやなことがあった時は礼拝堂に行ってステンドグラスを眺めながら気持ちを落ち着かせていたことがよくありました。去年またこの病院にもどってきましたが今やこの礼拝堂は壊されてなくなっており、歴史的に価値がある休息の場所がなくなってしまったのは残念。今はモダンな1室チャペルがあるだけ。

 

最近のアメリカは教会が経営している病院か保険会社が経営している病院がどんどん個人経営病院を吸収していて大規模な病院システムを築いています。今や個人でがんばっている病院はこのあたりで一つしか残っていません。教会が経営してるから慈善行為で貧しい人のために医療を与える使命があるのかと思いますが、今は金儲けの企業。安い賃金で人を雇い、サービスもあまりよくなし。しかし、個人経営している病院も経営不振でどこかの大企業と提携しなくてはいけない状態。私が以前働いていた病院もずっと個人経営の病院でしたが1年半前に大企業と合併しました。その時も教会が経営する大企業か保険会社が経営する大企業にするかで迷ったらしいそうです。コミュニティーのための病院だったのが金儲けの病院に変わってしまいました。

 

他に教会が経営してる病院の悪いところは保守主義なところ。同性愛者を雇わなかったり、他の宗教信者を受け入れなかったり。病院内には聖職者がいるのですがキリスト教でないとサービスがなかったりとかもあるそうです。あと宗教に反した治療やサービス、例えば中絶などを提供しない病院もあります。私が働いている病院は教会が経営している病院の一つですが、そこまで宗教色は強くありません。聖職者はどの宗教にも対応できるようにしていますし、働いている人達も様ざま。病院内で毎朝のお祈りのアナウンスが行われたりしません。じゃあ、保険会社が経営している病院の方がいいかと思うとそうでもないんです。こっちはすべてのサービスを独占したがるので他のドクターに会おうとするとめちゃくちゃ高かったり、保険が効かなかったり。でもこれだけ病院が大企業に吸収されていったらケアが悪くなり、治療費も高くなる一方ですよね。

 

私の病院のメイン入り口には1890年くらいからのシスターナースたちの写真が残っています。よく見てみると1940年代のころは日本人女性のナースが何名かいたようです。第二次世界大戦のころ、この人たちは労働キャンプに送られていたのでしょうか。。。