今日は以前から気になっていたビールを飲みました!
ご存じの方も多いと思いますが、バドワイザー、ヒューガルデン、レーベンブロイなどのビールの中には、生産国が韓国となっているものがあります。
本来は、バド=アメリカ、ヒューガルデン=ベルギー、レーベン=ドイツなのですが、なぜか原産国の欄には韓国と書かれています。
理由は韓国の会社がライセンス生産しているから!
ビンのバドワイザー、ヒューガルデンには、発祥国=原産国のものもありますが、日本国内で缶で売られているものはだいたい韓国産です。
それらをライセンス生産しているのが、韓国のOBビール!
ちなみに、この会社、韓国向けのプレミアムモルツなども販売しています。
そして、今回飲んでみたのが・・・
cass(カス)ビール
青い缶が印象的ですね。ぱっと見、エナジードリンク!?
コールドブリューと書かれているように、非加熱処理で作られて、フレッシュな味わいが魅力のビールで、韓国では最も人気のビールだそうですが、一方で日本のブログや口コミには不味いという評価もちらほら。
実際のところどうなのか、飲んでみました。
まず、香りは薄いです。
缶を封切ってもほとんど匂いがありません。鼻を近づけてやっと麦芽のような苦みのある香りが感じられます。
そして、肝心の味は・・・
美味しい!?
かな??
一口目には、強めの炭酸と切れのよさ、喉越しを感じて飲みやすく美味しいビールだと思いました。ただ、数口飲むと、ちょっと苦みが口に残ります。
この苦みの辺り、韓国産のヒューガルデンやレーベンブロイにも共通する部分かもしれません。
それでいて、全体の味は薄めです。
最も強く感じるのは、酸味でした。
ただし、フルーティという感じではなく発酵した酸味です。
おおげさに言うと、漬物にちかい酸味。甘みも少しあるので、べったら漬けを思い出します。
グラスに注いだ後の泡持ちは良く、炭酸も強めで、強炭酸の刺激を求める人にはいいでしょう。
ただ、硬水のようなまったりとした苦みがあるので、薄味のわりに癖は強いです。
飲みやすくライトなビールですが、余韻は個性の強いクラフトビールに近いかもしれません。
日本のビールを飲みなれている人には好き嫌いが分かれそうです。
ラガービールですが、エールビールを飲みなれた人のほうが相性がいいかも!!
苦みそのものは強くないのに、苦さが口に残る点は個人的には減点・・・
でも、炭酸の強さ、泡もちの世さ、サラサラとした飲み心地は悪くない。
そして、値段が安い!!
このブログで扱った中では最安値。セールかもしれませんが、140円台で買えました!!
ただ、売っている店が少なく、ネットでは高額で売られているので要注意です!
同じOBビールの製品では、韓国産バドワイザーが一番おいしいと思いましたが、値段を考えればcassビールもまずまずオススメできそうなビールでした。
韓国でよく売れているだけあって、おつまみには、キムチとか韓国料理とかが合いそうです。
ネットで見ると不味いという評価が目立ちましたが、辛いおつまみとペアリングすれば、印象は全く違うと思います!!
その証拠に、ネット上を調べていると、単品で飲んだり、一般的なおつまみに合わせたりした人は押しなべて「クソ不味い」みたいな酷い評価をしていますが、韓国滞在中に現地で飲んだ人や、居酒屋でチゲ鍋を食べたりサムギョプサルを食べたりしながら飲んだ人は一様に「美味しい」、「飲みやすい」と好評価でした。
サラサラした感じが、ホットな料理と相性抜群なのでしょう!!
< 情報のまとめ >
原産国:韓国
度数:4.5%
味:薄めの味と舌に残る苦み、炭酸の刺激が強い
特徴:価格が安く、辛めの食事に合う苦みのある炭酸水と言った感じです
備考:高額転売に要注意!!
つまみ:韓国料理
<評価>
値段:安い コスパ感:☆☆☆☆ 感動度:☆☆
感動度は単品での評価です。やはり、単品で飲むと印象が良くありません。
せっかくなら美味しく飲むために、飲まれる方は韓国料理とともに召し上がってください。
お手軽なのがよければトッポギとか、レトルトのスンドゥブなんかもいいですね!
その後の追記:
OBビールのバドワイザーやレーベンブロイも、辛い物との相性がいいのかもしれません。
クラフトビール系の濃厚かつ複雑な味に慣れていると、苦いばかりで物足りなく感じてしまい評価が辛め(韓国料理だけに辛め…)ですが、飲むときの心構え(というか下準備)が不足していたと反省しつつ・・・ここまでのまとめ!!
韓国系ビールはぜひ、ホットな食べ物と合わせて飲みましょう!
苦さと辛さって相性がいいし(南国では苦い物と辛い物が多いでしょ!)、暑い時期に辛い物を食べながら、熱くなった体を冷ますのにいいビールだったのでしょう!