のんびり屋さん(?) | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは!

いぺおです。

 

なんだか最近は暑さが和らいできたような

気がします。

特に夜間は涼しいことが続いており、

夜更けに暑苦しさで目を覚ますことが

なくなってきました。

 

体感としても感じられる気温差ですが、

野生生物の様子を見ても実感できます。

たとえば初夏を過ぎても

蚊がなかなか現れませんでしたが、

これは温暖化による気温上昇が原因とされています。

 

蚊は35度以上で活動ができなくなる

言われています。

近年は40度を超える日すらあるのですから、

蚊はあまり活動できないわけですね。

そんな蚊が最近はいたるところにいるので、

平均気温が少し下がったということなのでしょう!

 

これからが夏本番ということでまた

高気温の日々が戻るわけですが...^^;

 

 

前置きが長くなりましたが、

今回は生体の説明というよりふと発見した風景の

紹介です。

 

話の主役はツノハリセンボンというカニです。

「ハリセンボン」というフレーズから

魚を連想される方も多いですが、

魚のハリセンボンとは全く関係ありません。

本日朝早くにツノハリセンボンにエサをあげました。

 

↑エサを抱えたツノハリセンボン

 

ちなみにエサはサクラエビです。

近年は不漁による高騰で私もなかなか

手が出せないのに、良いモノ食べてますね。

ズルいです。

静岡県や神奈川県でよくお土産物として

販売されている「さくらえび煎餅」

とても美味しいのでオススメです!

 

 

話が脱線してしまいましたが

エサを食べているようにも見えるこの状態、

実は20分ほどフリーズしています。

エサを食べ始めたかと思ったら

微動だにしなくなってしまいました^^;

口に運んだことを忘れてしまったのか

睡眠状態になったのか

はたまた何も考えていないのか...。

 

食べるのかい!

食べないのかい!

どっちなんだい!!

 

なんだか心配にもなりますが、

幸い30分後には食べ終えており

いつもどおり過ごしていました。

健康状態の悪さからフリーズしたわけでは

なさそうで安心です。^^

 

でもエサを横取りされない環境ならではの

光景なのでしょうか...。

自然界でエサをもったままフリーズして

他の生物に横取りされていたら

笑っちゃいますね(笑)

 

水族館ではこのように朝早くエサをあげる

水槽もありますが、開館中にエサをあげる水槽も

あります。

もし当館にいらした際にタイミングが良ければ

このような変わった光景も目にすることが

できるかもしれませんよ!

 

 

パワー

 

いぺお