沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

こんにちは、Sです。

 

今日の沼津は昨日から続く強風。

本来は今日、ポンスケたちが乗船予定でしたが

出漁できず。

明日に予定をスライドしましたが、明日も出漁せず。。

 

底曳きシーズン終盤で痛い乗船キャンセルとなりました。

 

 

先週は乗船出来ました。

シーズン初めは燃料代を加味して比較的近場の場所での

操業が多いのですが、終盤になると近場では漁獲が見込めず

遠いポイントでの操業が多くなります。

 

乗船をお願いしたところ、

船長『S、近場は獲れないから沖だったらいいぞ。』

S『了解です。沖行きましょう!』

船長『じゃ、1:00港で。』

 

 

お昼の1時ではないですよね。。。

 

何年かぶりの徹夜での乗船となりました。。

 

で、操業場所は

駿河湾の湾奥の沼津港(沼津市の文字あたり)

を出航して

石廊崎と御前崎を結ぶラインの少し手前、

駿河湾の入口付近での操業でした。

(移動で4時間)

 

1網目の網揚げの様子

宝の山

膨らんだミドリフサアンコウ

 

ほぼ同じポイントで操業し帰港は17:00前。

長丁場の乗船となりました。

死亡してしまった生体の中でも標本向けの生体を持ち帰り。

ホシホウネンエソ(と思われる)

 

 

今期は5月15日をもって禁漁となります。

GW明けに2回乗船予定です。

 

飼育長S

 

 

みなさん、こんにちは!

 

先日、紹介しました

コンペイトウですが、

覚えていますでしょうか?

 

 

その可愛さからお客様の人気も高く、

水槽で元気に暮らしています。

 

 

 

そんなコンペイトウは、

メスが貝殻に卵を産み付ける習性があり、

その卵をオスが貝殻にくっつき、守ります。

 

頂いたコンペイトウは大きく、

産卵する可能性もあるという情報を頂いていたため、

早速、水槽内に貝殻を入れてみることにキラキラ

 

 

貝殻に卵を産むなんて、素敵な習性!

これはもう、ぜひぜひ、見てみたいです。

 

 

水族館にあった貝殻や、底曳網漁で

とれたもの、海岸で探したものなど、

いくつか水槽の中に入れてみました。

 

時々、貝殻にくっついていることもあり、

期待は高まります…グー

 

 

 

 

サザエだったり、ニクイロヒタチオビ、

ボウシュウボラなど様々な形のものを

まずは、入れてみました。

 

 

この中に、気に入ってくれる貝が

あると良いのですが…晴れ

 

 

毎日、水槽を見るのが楽しみです。

産んでくれるといいな…

 

しばらく、わたしの貝殻探しは続きそうです。

 

 

カエル まゆげ カエル

皆さんこんにちは!

ぽんすけです!

 

きのう、S飼育長ときょろたそして2月から新たに仲間入りした新スタッフの3人で乗船採集に行ってくれました!笑い

 

 

今回は沖のほうまで遠征に行ったようで、15時間以上も船の上だったそうガーン

なんで帰ってきた時には3人とも……

 

 

ともあれ乗船採集の様子は乗船採集に行ってくれたスタッフが詳しくブログで紹介してくれると思うのでお楽しみに!

 

 

そして今回の乗船採集でも色んな深海生物が当館へと搬入されてきました!

 

その中には水族館での展示が少ないこんなサメも!

 

 

ヘラザメです!

 

名前の通りヘラのような吻が特徴的でユニークな顔をしています!

 

こちらのヘラザメは普段漁を行っている海域ではあまり見ることが少ないサメなので今回、沖まで遠征したおかげの成果ですね!

 

 

搬入後は大水槽へと運び込まれ元気に泳いでおりました!

ただ、飼育が難しい深海サメでもあるため、長期的な飼育は実現しておりません…

 

捕獲数も多くないため、飼育において分からない事もたくさん…

深海生物の飼育の難しさを痛感します…

 

ゆらゆらとゆったり泳ぐ姿はなんだかとっても優雅でしばらく見とれてしまいました。

 

生きた姿は滅多に見られないヘラザメ!

短期間の展示になってしまうかもしれませんが、ぜひ貴重な姿見に来て下さいね!

 

ぽんすけ

 

 

 

 

みなさんこんにちは!きょろたです

 

明日は乗船!!!

沖に行く予定なので集合時間はなんと
夜中の12時半、、、ガーン

ほぼ今日ですが、、、起きられませんて無気力無気力無気力

 

 

さあ今日は、つい昨日発見したオオホモラの脱皮

 

甲殻類の脱皮は命がけですからね、、、

無事に上手くいくよう見守っておりました。

 

 

見つけた時は、殻が少し剥がれかけているかな?

もしかして脱皮かな、?

とは思っていたのですが、

写真撮ってません!!!!(ごめんなさい)

 

途中経過のみですが、背中側から順調そうです!

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

 

 

そしていつの間にか脱皮成功してました!!!

(途中経過とは。)

 

コチラが脱皮殻になります!

まるで本体みたいにキレイに残っていますねキラキラ

 

そして脱皮した張本人はというと、、

 

うん、めっちゃツルピカ流れ星って感じですね爆  笑

まだ当分は体が柔らかいソフトシェル状態ですが、

今日の朝確認したところ元気そうで安心しました泣くうさぎ

 

皆さんももしかしたら

貴重な脱皮シーンに遭遇できちゃうかも!?


ぜひまじまじとご観察ください気づき

 

 

 

※お知らせ

1F深海コーナーにて展示しておりました

とっても貴重なオニキホウボウですが、

本日死亡を確認したため現在展示は行っておりません。

ご理解とご協力お願い致します。

 

 

きょろた

 

 

みなさん、こんにちは!

 

もうすぐ春休みも終わりますねキラキラ

 

新学期に新生活など、忙しい時期になりますが、

のんびり頑張っていきましょう。

 

花粉症の時期が終わることだけを祈っている

まゆげです笑い

 

 

そんな中、深海コーナーには、

新しい仲間たちが

増えました♪

 

その名も、

コンペイトウとザラビクニンです。

 

コンペイトウ

 

吸盤状のヒレでくっつく様子が

カワイイです。

 

ザラビクニン

(エゾイバラガニと一緒です!)

 

ゆらゆらと独特な泳ぎ方が

特徴的です。

 

 

 

この2種は、どちらも、

上越市立水族博物館うみがたり様から頂き、

はるばる沼津までやってきてくれました。拍手

 

 

駿河湾では捕獲されない魚種ということで、

非常に珍しく、飼育員としてはとっても

ワクワクしています。

 

珍しい魚や飼育した事のない生き物を

飼育する時は、やっぱりとっても

楽しい気持ちになりますね。

 

そしてどちらも言うまでもなく、

と~っても可愛いので

お客様からも人気を集めています。

 

 

みなさんはどちらがお好きですか?

私は…うーん。えらべません笑い泣き

 

 

ぜひ、可愛い2種に会いに来て下さい!

お待ちしております。

 

 

カエル まゆげ カエル

こんにちは、Sです。

 

先程から沼津は冷たい雨が降り出しました。

気温の乱高下が今年はすごいですね。

 

気が付けば4月。

底曳網漁も今シーズンあと1ヶ月半。

 

後何回乗船できるか、天候次第。

 

長期飼育出来る種も少しずつ増え、

予備槽で『待機中』の生物も。

トゲヒラタエビ。

 

低水温での飼育で状態良くキープ出来ています。

水温は・・・5℃。

金色に輝く眼がカッコイイ。

ちなみにこのトゲヒラタエビ、

食用として市場に水揚げされることはほぼありません。

 

捕獲数が少ない、ということもあるのですが、

漁師さん曰く、

『エビの中でも一番旨い』と。

少ない水揚げ=漁師さんの晩酌の肴となっているようです。

 

飼育長S

 

皆さんこんにちは!きょろたです!

 

メンダコが新記録を更新した後に亡くなってしまい、

とっても残念な気持ちでいっぱいですが

今日の漁で新しくメンダコがやってきてくれました!!

 

もしかすると、明日にはいなくなってしまっているかも

しれませんが、、、

「これでまた記録更新できるら!」

と持ってきてくださった漁師さんの期待に応えられたらと

思いますメラメラグーグー

 

 

 

 

さてさて、題名にもありますように

今回はタカアシガニのオスについてご紹介します!

 

 

え?大きい個体がいるのは知ってるよって??

 

 

違うんです!!!

 

 

 

最近遊びに来てくださった方はご覧になっていると思いますが、

また、タカアシガニのオスが新しくやって来たんです!!!

 

 

まーたおっきいのがやって来ましたねえ笑い泣きデレデレ

 

体長は約2.5m級!!

 

一番最初にいたオス個体とほぼ同じ大きさでしたガーン

 

館内で一番大きいはずの大水槽が

とっても狭く見えてしまう、、、

 

 

(みんな右にいるから左側あいてるよ、、、)

 

そんな3体の見分け方をご紹介しましょう!

 

エントリー№1

一番最初に当館にやってきた子です!

見分け方は、、、

左の下から2番目の脚が欠けているところ!

体長は約2.5ⅿでとっても大きいですラブ

 

エントリー№2

2番目にきた子で、3体の中では一番小柄です!

体長は約2ⅿ!

この子は唯一、五体満足で全部の脚が揃っていますスター

見た目からしてもすぐわかると思うので、見分け方は割愛。。

 

 

エントリー№3


ん?

 

どっちが主役か分かりませんが

オオエンコウさんはおりていただいて、、、

3番目にきた新しい子です!

まだ、新人さんなので、体にはたくさんのヒメエボシ

ついているのも見分けのポイントですが、

やがて取れて来てしまうので確実なポイントと言ったら!!

 

 

左の上から2番目の脚が欠けている事です!

 

下から2番目やら上から2番目やら・・・・

 

ややこしいですが、ぜひ個体識別してみて下さいねキラキラ

 

 

ぎゅうぎゅう詰めの大水槽!!

 

見に来て下さい!!

 

 

 

 

きょろた

 

 

 

 

皆さんこんにちは

ぽんすけです

 

当館で2025年1月25日より飼育展示しておりましたメンダコにつきまして本日、死亡しているのを確認いたしました。

 

今回、長期飼育を行った個体は当館のこれまでの飼育最長記録であった52日間を更新し、飼育日数を59日に更新することが出来ました。

 

多くのお客様や当ブログでも暖かいコメントを皆さんから頂き、長期飼育の励みになっておりました!

 

今回の飼育で得られた飼育展示のデータをもとに今後、より一層メンダコの長期飼育実現に向けて励んでまいりたいと思います。

 

また、今後のメンダコの展示に関しまして、底曳網漁にて捕獲され次第、展示を行う予定としております。

 

展示状況につきましては当館のHPにて記載しておりますので、ご確認いただければと思います。

 

 

 

 

皆様から頂いた応援のお言葉心から感謝しております!

 

ぽんすけ

 

みなさんこんにちは!かっぴーですグラサン

 

実はですねぇ、当館でも1番人気と言っても

過言ではない、メンダコ!タコについて

朗報です!

 

現在当館で展示中の個体が、何と!当館のメンダコ飼育最長記録を更新しています!

 

今まで当館はメンダコの飼育最長記録が52日だったのですが、今日で54日目になりました~クラッカー

 

元から傷がほぼ無く搬入出来たのも大きのですが、色んな餌への挑戦、飼育環境への新しい取り組みなどなど、様々な取り組みを行ったからこそ長期飼育に成功したのではないかと思います!

 

現在のメンダコちゃんは餌も食べていて、平たくなっていて元気です!

 

ただ!!!!

本当に生き物はいつ死んでしまうか本当に分かりません。

今までも元気だと思っていたのに急に死んでしまうことがありました。

メンダコの展示中かどうかは水族館のホームページでも掲載しているので来られる前にチェックしてみて下さい!!

 

それでも少しでも多くの皆さんにこの可愛いメンダコの姿をお見せ出来るよう頑張っていきます!!!

メンダコはとってもデリケートなので、写真撮影も禁止させて頂いています。

水槽を叩いたり等もしないで頂きたいです泣くうさぎ←これに関しては生き物の水槽全体に言えますが…

 

メンちゃんに向かってぜひ小声で頑張れって言ってあげて下さい!

 

かっぴー

こんにちは,Sです。

 

季節は春。

暖かくなってきましたね。

 

春と言えば

春の特別展示

『深海生物のサバイバル術』

が15日より公開となりました!

 

過酷な環境で生き抜く深海生物の術を

ご紹介する今回の特別展示。

 

深海生物の驚きの習性、

ぜひご覧頂きたいです。

 

 

ご来館お待ちしております!

 

 

飼育長 S