監督?脚本?どっちのせい?
おそらく、だけど浅田次郎は怒ってるだろう。ちょっと前から流行ってるライトな武士の家計簿もの。原作は読んでないけど、浅田次郎はあんなペラペラな物語書かんやろ。無駄に豪華なキャスト、高田延彦以外はそこそこの演技。なのにこの軽さ。監督のやっつけ仕事が見えるなぁ。
映画にしないでよ、
ヨーロッパ企画によるタイムループストーリー。貴船神社のそばの旅館で、ある2分間が延々繰り返される。時間が戻ると物理的には全て元通りだけど、人間の記憶は残る設定なので、少しずつ学んで物語が進んでいくのが面白い。ただ2分間というのはどうかな?1ループがバタバタするし、繰り返す回数が増えるので飽きる。あとターンによって天気変わりすぎ(笑)舞台でやったほうがよかったのでは。
早い!(わかり)やすい!(細かい設定が)うまい!
吉野家みたいな映画はDCのジャスティスリーグのニューヒーロー。
映画を変えたかどうかは疑問だけど、マルチバースとタイムパラドクスをうまく組み合わせて作られた物語。
正直今は見る気が失せているマーベルと比べて、それほど複雑にしてないし、ヒーローたちも弱点があるのがいい。
スーパーマン、バットマン、それぞれシリーズの歴史や俳優も潤沢に露出し、往年のファンもニヤリとするところだらけ。
あんなスピードあったら、何するだろうなぁ・・・?
共感しかない…
光石研演ずる定年前おじさんが、自分の人生の後悔や不甲斐なさにジタバタする話。
なにも起こらない。ひたすらオロオロし、情けない、でも自分にも思い当たる節がありまくる。逃げきれた、逃げ切れそうと思ってるのは、やっぱり夢でしかないのか。自省のスイッチが入る作品だった。
一人だってできる。
毎年夏休みの1週間を使ってアジア諸国に医療ボランティアに通っていた医師の活動を追ったドキュメンタリー。もちろん素晴らしい活動だけど、最初は大河の一滴。でもそこに人との繋がりが生まれ、留学生を受け入れ、一人の利他が、大きなうねりになっていく…。俺ひとりが何しても世の中なんて変わらない!思いがちだけど、そうじゃないことを証明している男に俄然興味が湧いた。舞台挨拶で聞いたら、監督とドクターを繋いだのはラグビーだというのも嬉しかった。そやねん、善意のドライビングモールやねん!
獅子舞ジャンプ!
田舎で周りにバカにされて生きてきた少年たちが獅子舞に出会い、輝いていく姿を描いた中国製の3DCGアニメ。最初はキャラの顔に違和感あったけど、動きや疾走感はハリウッドにもひけをとらない。物語は中国にあるであろう、貧富や都市と田舎の格差なんか問題を乗せつつの、王道少年物。ロッキーだったり、若きジャッキーの系統でストレート。スカッと気持ちいいね
まあ、ええやないか。
大好きなシリーズの映画版2作目。話題作サンクチュアリの監督が手掛けていたことを知り、楽しみに見に行った。俺はファンだし問題ないよ。味噌汁のようなあったかさを心で感じられた。でも初めて見る作品ではないわ、これ。ドラマを見ていた前提で理解できるエピソードが2つ。わざわざ映画でやる必要はないよな。それこそネットフリックスで短い続編をチョコチョコあげてほしいな。
素材が、強すぎる。
今年のWBCを制した栗山監督率いる侍ジャパンのチーム公式裏側映像。
ベイスターズのヤツも毎年楽しみしているけど、このタイプの普段絶対見られない
ベンチ裏や宿舎などでの選手の表情は本当に興味深い。
しかもそれが、みんな結果を知っている「出来すぎ世界一」なんだから無敵だろう。
もちろん「神がかっている」大谷を中心にした構成なんだけど、印象に残ったのは
ダルビッシュの先輩感と、牧の無条件な朗らかさ。ええやっちゃ。
勝ち進んだチームだし、プレッシャーを乗り越えてきた一流選手たちだから、みんな前向きなんだけど
大谷が仲間をほめる時に必ず「さすが!」をつけているのも記憶しておきたい。
金ではなく、世界一になりたいという純粋な思いで集まり、実現したプロフェッショナル達。
自分たちの生き方も少しでもここに近づきたい。
いつもの是枝節だけど。
カンヌの脚本賞を取ったりと話題だけど、大人が都合よく作り上げた社会の子供が犠牲者になっているという構図はこれまでと同じ。胸は痛むけど、真新しさはない。今回はそれに加え、当事者ごとの視点でミステリーを明らかにしていく手法がとられたが、これも珍しくはない。もちろん、さすがの出来なんだけど、現役時代のイチローが3割打っても改めて騒がないでしょ。
わかるわかる…ではなかった。
11歳の少女がパパと行ったリゾートでのバカンス。今そのパパと同い年になった彼女が当時のビデオを見直して、という話。オトナになりかけの少女のモヤモヤとか、父親の側の気持ちにもなれて、ビデオのほうは共感できた。でも今の描写が情報少なすぎる。あれで観客の想像におまかせしますは、乱暴すぎるだろ。11歳の息子と今のうちに旅行行っとことは思ったけれど。