せっかくデッドプールなんやから。
デッドプールシリーズ第3作。1作目はイマイチ、2作目は大好きだった。 そしてXメンの先輩との競演、楽しみにしてたのに…。常識破り、タブーを超えた下品さが魅力だったのに、規模が大きくなったからなのか、まとまった感じになっちゃった。あと茶化しながらも、マーベルのわけわからんマルチバースの世界に巻き込まれてる。シンプルでバカで苦笑いだけで良かったのに。
嘘か真か?
アポロの月面着陸の映像はフェイクだった?という都市伝説をベースに作ったラブコメディ。真実をつきつめる男と、嘘を重ねてつらい境遇をたくましく生き抜いてきた女。広告やテレビで、お客さんをいい意味で騙すフィクションの力と、それを仕切るいやらしさ。考えさせられるポイントも多かった。でも設定はおもろいのにイマイチ乗り切れなかったのは、ヒロインがあまり魅力的じゃなかったからか…。プロデューサーだったらしいから仕方ないけど、ビジュアル的にも性格的にもなぁ。あんな女イヤやろ…山村紅葉じゃないねんから。
そうそう、こういうの!
竜巻に突っ込んで戦う、シンプルな映画。調べたら1作目は30年近く前。牛とか車が巻き上げられて飛んでいくCGに度肝を抜かれたのとノベルティで配られていたスノードームみたいなやつはよく覚えている。あの頃から多分技術はものすごく進化してるんだろうけど、物語はほぼ変わらないのがいい。予測不能な自然災害というモンスターに科学と勇気で立ち向かう。いろいろなもんと一緒に、ボクの憂鬱も吹き飛ばしてくれたら良かったのに…
痛快!
1970年の寒村を舞台に、こんなスカッとするアクション映画を撮れるとは!海が汚れて貝が取れず、生活のため密輸品の受け渡しに手を染める海女のおばちゃんたち。騙し騙されの展開もよかったけど、最後の海中戦での無双さは気持ちよかった。トーンや音楽もレトロな感じで、韓国作品だけど昭和感バリバリ、あの頃の東映の匂いのする映画だった。
そういうのは、他でやってくれ!
元男の子だからだろう。レース映画は好きだ。最近だとRush、フォードvsフェラーリ、グランツーリスモ…ワイルドスピードのヤンチャすぎる感じはいらんけど。これはフェラーリ草創期の物語だが、ノイズが多すぎた。オーナーの隠し子問題、経営の大変さ、マスコミとの戦い、悲劇…なんか不必要な要素を加えて、カラッとしたい観客をどよ~んとさせる。嫌がらせか!もっと気持ちよく劇場をでたかったのに。
これは…
予告編ではちょっと期待してた。奥手な女教師モノ、そしてミステリーっぽい雰囲気。フタを開けてびっくり。登場人物に誰一人共感できる部分がない。風間俊介がやった男が鬼畜なのは置いといて、その周りの女たちの行動が全く理解できない。男とか女とか、昭和とか令和とか、そんなことの前に人間としてそれしか道がないか?周りに相談できる存在はないのか?見ていてひたすら不快だった2時間。なぜこれを映画化したのかが、一番疑問だ。
大人向けだぞ、これ。
ライリーという少女の頭の中にいる、喜びや悲しみといった感情の物語。9年前の1では喜び、悲しみ、怒り、ムカムカ、ビビりと5つの感情だけだったが、中学生になり思春期モードが発動、心配や恥ずかし、ダルい、いいなあ、という感情が追加され、そこに行動を支配される様子が、ピクサーならではの冒険物語に重ねられている。まとめ方はベタでちょっと嫌だったけど、続きを見たいなと思った。大人になり、子供を産み、年寄りになったライリーの中にはどんな感情が生まれてくるのだろう?本編にも出ていたなつかしだけでなく、プライド、いつくしみ…自分に昔なかった感情が芽生えているのを感じた。あと心配にコントロールを奪われて心を亡くしているシーンも印象的だった。忙しくていいことない。心に余裕を持って生きて行きたい
う〜ん。
全く情報なかったけど、公開後のあまりの評判の良さに見に行った作品。60分ちょいの作品だから1700円という特別興行だったけど、自分のような割引チームや学生は普段より高い。まあそれは置いといて、小学生から学級新聞に4コマ漫画を描いていた少女と、それがキッカケでアシスタントをすることになった引きこもりの同級生の二人三脚の物語。漫画を生み出す苦労と続けていく葛藤が描かれていて、知り合いは「漫画家100%落涙」と書いていた。ただ漫画家じゃないし、アニメにも詳しくない自分には響かなかった…というかアニメファンがハードルあげすぎやわ
自分があかんわ。
吉田鋼太郎演じるオヤジが、成人した3人の娘にヤキモキするファミリーコメディ。ドラマがあったそうだが全く知らず、料理と家族の物語という予告を見て楽しみにしていた。キャラ設定や関係性、お決まりの演出など、ドラマを見てたらわかるんだろうという部分は所々あったが、初見でもそれなりに楽しめた。娘はいないけど、思いっきりオヤジな自分には、吉田さんの言動がとてもしっくりくる。ラストの「幸せになってくれてありがとうございます」は染みたけど、こんなストレートな物語で泣けなかったのは今の自分の側に問題があるからだ。幸せを感じるには、心に余裕をもたないといけない。そんなことを気づかせてくれた。
アップダウンの激しい映画や。
原作は買いこそしなかったが、コロナ禍で新聞広告を見て気になっていたので、映画化を聞き、ちょっとだけ楽しみにしていた。AIで過去の偉人たちを再生し、日本を立て直してもらうという力技ファンタジーだけに、粗さは覚悟していたけどそれ以上。メイン3人と龍馬はともかく、他のメンバーの描き方も役割も雑すぎ!見る側を馬鹿にしてんのか?とムカムカする展開に。ただクライマックスの家康の長尺演説はこの手の映画では珍しい強いメッセージに共感した。ただ、伝えたい若者が見てくれるのかは疑問だけど。