今日、実家に振り込み詐欺の電話がありました。
実際にあるんですね～。
実際電話で対応したのは母なんですけどね。
被害に会わなかったから言えるんですが、「貴重な経験だよ。」と言っておきました。
で、今回の手口はこんな感じでした。
まず、市役所の健康保険課と名乗り最初の電話がありました。
「あなたの健康保険料が払い戻しとなりますが、本来の期限が過ぎてしまい、返金手続きが本日迄となっていますので、至急手続きをしたいのですが…」
という内容でした。
そこで聞かれたのが振り込み希望銀行でした。
この時点では母も全く疑わなかったので素直に口座のある銀行名を教えてしまいました。
そしたら、「では手続きの方法を銀行の担当者から連絡させます。」といい一旦電話が切れ、5分位したら教えた銀行の担当者を装った奴から、「〇〇銀行の管理センターの△△です。」と電話がかかってきました。
よくある流れですが、お年寄りは信じてしうかもしれません。
その担当者は「その銀行のATMが近くにありますか？」と聞いてきて、母は「Biviが近いです。」と答えたそうです。
そうしたら、「では、銀行のクレジットカードをもってそこに行って下さい。着いたら携帯で手続きの方法を説明しますので、ATMコーナーの外でお待ちください。」と言われたそうです。
段々怪しくなってきてますよね。
さすがに母もに不審に思い、ATMには行かず北口の交番に相談に行ったそうです。
丁度交番に入ったところで、携帯に銀行の担当者と名乗る人間から電話がかかってきて説明を始めたそうですが、途中から「近くに誰かいますか？」とか「誰かと一緒ですか？」とか何か警戒し始め、警官の指示通り母が時間稼ぎをしている間に突然電話が切れてしまい、その後は何も連絡がこなくなったそうです。
残念ながら電話が切れてしまった為、その後どのような手口でお金を騙し取ろうとしたのかは不明となってしまいました。
一体どうやって振り込みさせようとしたのでしょう？
今回の事の顛末をあらためて母から話を聞いてみるといくつかおかしな点に気付きました。
まず、最初の電話の時に「口座に預金はありますか？」と聞いてきたそうです。
普通、市役所の担当でなくてもそんな事聞きませんよね。
それと、手続きの方法をATMのある現地で説明をするというのも変ですし、携帯を持ってATMに行って下さいというのもおかしいです。
それと、携帯で説明を聞くとき、ATMの前ではなくコーナーの外で聞いて下さいとも言われたそうです。
これは、ATMの前で携帯で話しをしていたら廻りにいる人が不審がって事が上手く運ばなくなってしまうのを恐れての事かもしれません。
後から考えると、怪しさムンムンですが、実際に遭遇すると、そうそう不審には思わなくなってしまうのかもしれませんネ。
という事で、沼津市であった振り込み詐欺未遂の内容でした。
みなさん、気を付けましょう。