【ま】マヌカン(まぬかん) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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吾輩の辞書には「不毛」という文字しかない!

特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

マヌカン・・・

フランス語でマネキンのこと、mannequin。

マネキン人形を指すが、店頭において各種商品の宣伝・販売促進にあたる販売員を指すこともある。

 

なお、1980年代によく使用された「ハウスマヌカン」は、「ハウス」(英語)+「マヌカン」(仏語)の和製英語で、海外では使われません。

もっとも、現代の日本でも使いませんが・・・。

 

 

 

 

 

 

平日にお休みを取り、上野の東京国立博物館で法然さんの特別展を見てきましたが、せっかく上野に行ったので・・・

東京都美術館へも行ってきました。

 

そちらで開催されていたのはコチラ・・・

 

デ・キリコ

 
ジョルジョ・デ・キリコ・・・
イタリアの画家・彫刻家で、「形而上絵画」と呼ばれる絵画様式を提唱、のちのシュルレアリスムに大きな影響を与えたそうです。
 
 
 
「形而上絵画」と呼ばれる作品の一つだと思いますが・・・
こういった感じのものが展示されてます。
「形而上絵画」という括りについて、個人的にはよく理解してません。
ニーチェの哲学の影響を受けた作品群らしいのですが・・・やはり分かりません。
でも、シュルレアリスムに大きな影響を与えた・・・そこのところは、よく分かります。
大きな括りではシュルレアリスム系の画家として括られてるようです。
 
 
 
特に、マヌカン(マネキン)をモチーフにしたものが特徴的で・・・
マヌカンが登場する作品が多かった気がします。

よく見ると、謎な感じですが・・・

ついつい こういう絵って見てしまいます。

 

 

 

なお、「形而上絵画」から離れ、古典的な作風に転じた時期もあるそうですが、晩年には幻想的な作風に回帰したそうです。

その変遷も展覧会で見ることができます。

 

 

 

 

 

<オマケ>

 

キリコのマヌカンの作品を見て思ったことですが・・・

 

漫画の「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるスタンドって、このマヌカンに似た形態のものが多いですね。

 

 

ちなみに、キリコの名は、ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)。

「Giorgio」・・・、「r」がなくなると、「Giogio」・・・

 

「Giogio」と言えば・・・

イタリア語で「ジョジョ」って発音させるのには「GioGio」となり・・・

実際にジョジョの第5部はイタリアが舞台で、「JOJO」ではなく「GIOGIO」と使用されいました。

 

 

コジツケですが・・・。