【と】虎に翼(とらにつばさ) | 公辞苑(ハムじえん)【第二版】

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特にテーマもなく、徒然なるままに書き綴ってます。

虎に翼・・・

ただでさえ強い力を持つ者にさらに強い力が加わることの例え。

『韓非子』の言葉。

『日本書紀』でも使用されており、大海人皇子(のちの天武天皇)が吉野に下ったことを「或の曰はく、虎に翼を著けて放てりといふ」と記している。

(大海人皇子:手塚治虫『火の鳥 太陽編』より)

 

 

 

 

 

朝ドラの『虎に翼』の由来も、おそらく韓非子の言葉だ思われます。

主人公の寅子が法律に関する知識・経験を身に付け、弁護士・判事として大人物になっていくんでしょうね・・・

通勤中なので見れませんが・・・。

 

 

 

 

さて、「虎に翼」という言葉ですが・・・

ただでさえ強い虎に翼があると、更に強くなる・・・

そんな意味で使われているようです。

 

 

確かに虎に翼があると、空からも攻撃できるので、最強ですね。

でも・・・

通常、空飛ぶ哺乳類であるコウモリや、鳥類、プテラノドンなどの翼竜は、前肢(人間の場合は腕)が翼になっているだけで・・・

基本は四肢を持つ動物です。

上のような生き物は六肢になる訳で・・・

昆虫のような下等な生物では六肢もあるかもしれませんが・・・

高等生物の場合は、ありえないと思います。

 

 

そうすると、こんな感じ?

 

 

しかし、鳥を考えると・・・

体に対して、翼が大きいですよね・・・

こんな感じが、生物学的に正しい姿でしょうか?

 

 

しかし、虎くらいの体の大きさで・・・

飛べるような鳥って・・・

見たことないような・・・

 

 

大きな鳥って言うと・・・

ダチョウとか・・・飛べない鳥・・・

 

 

どうも、虎に翼を持たせても、生物学的には弱くなってしまうような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

「空とぶ虎」と言えば・・・

この場合は「跳ぶ」かもしれませんが・・・。